ゴールデングローブ賞ノミネート発表もセレブは無反応 Netflixが最多17ノミネート
2021年12月15日 11:30

ハリウッド外国人記者協会(HFPA)が12月13日(現地時間)、第79回ゴールデングローブ賞のノミネートを発表した。
映画部門ではケネス・ブラナー監督の「ベルファスト」と、ジェーン・カンピオン監督の「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が最多7ノミネート。スタジオ別では、Netflixが映画部門、テレビ部門全体で最多17ノミネートを獲得している。
ゴールデングローブ賞は、米アカデミー賞の前哨戦として世界的にもっとも注目される華やかな映画賞として知られている。例年ノミネート発表はセレブリティが行っていたが、今回のノミネートを読み上げたのは、映画とはあまり関係のないラッパーのスヌープドッグとHFPA会長のみ。また、例年であれば、ノミネートされたセレブリティは喜びのコメントをSNSなどで発表するのが慣例となっているが、今年は現時点で誰ひとり投稿していない。

その原因は、HFPAとセレブリティの広報たちがいまだに対立していることにある。きっかけは、米ロサンゼルス・タイムズ紙が2月、HFPAに黒人会員がひとりもいないことを指摘した記事を掲載したことだ。NetflixやAmazon Prime Videoといったプラットフォームやセレブリティの広報たちがボイコットを呼びかけ、その結果、5月にはゴールデングローブ賞の全米放映権を持つ米NBCが、2022年の同賞授賞式中継の放送を取り止めることを決定している。
その後、セレブリティの広報らから要求された改善案を実現させるために、HFPAは外部の専門家を招聘し、半年間をかけて内規の抜本改革を実施。そして、黒人を含む史上最多となる21人の新会員を受け入れるに至った。その後、広報らが新たな条件を追加要求したが、HFPAは現状で例年通りゴールデングローブ賞を開催することを決定した。
なお、第79回ゴールデングローブ賞授賞式は22年1月9日(現地時間)に実施される予定だが、テレビ中継はされず、ネット配信のみになるとみられている。
第79回ゴールデングローブ賞の主なノミネートは以下の通り。
マハーシャラ・アリ「スワン・ソング」
ハビエル・バルデム「パラレル・マザーズ(原題)」
ベネディクト・カンバーバッチ「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
ウィル・スミス「ドリームプラン」
デンゼル・ワシントン「マクベス」
ジェシカ・チャステイン「タミー・フェイの瞳」
オリビア・コールマン「ロスト・ドーター」
ニコール・キッドマン「愛すべき夫妻の秘密」
レディー・ガガ「ハウス・オブ・グッチ」
クリステン・スチュワート「スペンサー」
「シラノ」
「ドント・ルック・アップ」
「Licorice Pizza(原題)」
「tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!」
「ウエスト・サイド・ストーリー」
レオナルド・ディカプリオ「ドント・ルック・アップ」
ピーター・ディンクレイジ「シラノ」
アンドリュー・ガーフィールド「tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!」
クーパー・ホフマン「Licorice Pizza(原題)」
アンソニー・ラモス「イン・ザ・ハイツ」
マリオン・コティヤール「アネット」
アラナ・ハイム「Licorice Pizza(原題)」
ジェニファー・ローレンス「ドント・ルック・アップ」
エマ・ストーン「クルエラ」
レイチェル・ゼグラー「ウエスト・サイド・ストーリー」
ベン・アフレック「The Tender Bar(原題)」
ジェイミー・ドーナン「ベルファスト」
キアラン・ハインズ「ベルファスト」
トロイ・コッツァー「コーダ あいのうた」
コディ・スミット=マクフィー「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
カトリーナ・バルフ「ベルファスト」
アリアナ・デボーズ「ウエスト・サイド・ストーリー」
キルステン・ダンスト「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
アーンジャニュー・エリス「ドリームプラン」
ルース・ネッガ 「PASSING 白い黒人」
「Hytti Nro 6」(フィンランド/ドイツ/エストニア/ロシア)
「ドライブ・マイ・カー」(日本)
「The Hand of God」(イタリア)
「A Hero(原題)」(フランス/イラン)
「パラレル・マザーズ(原題)」(スペイン)
ケネス・ブラナー「ベルファスト」
ジェーン・カンピオン「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
マギー・ギレンホール「ロスト・ドーター」
スティーブン・スピルバーグ「ウエスト・サイド・ストーリー」
ドゥニ・ビルヌーブ「DUNE デューン 砂の惑星」
ポール・トーマス・アンダーソン「Licorice Pizza(原題)」
ケネス・ブラナー「ベルファスト」
ジェーン・カンピオン「パワー・オブ・ザ・ドッグ」
アダム・マッケイ「ドント・ルック・アップ」
アーロン・ソーキン「愛すべき夫妻の秘密」
ブライアン・コックス「サクセッション」
イ・ジョンジェ「イカゲーム」
ビリー・ポーター「POSE ポーズ」
ジェレミー・ストロング「サクセッション」
オマール・シー「Lupin ルパン」
ウゾ・アドゥバ「イン・トリートメント セラピスト ブルック・テイラー」
ジェニファー・アニストン「ザ・モーニングショー」
クリスティーン・バランスキー「The Good Fight ザ・グッド・ファイト」
エリザベス・モス「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」
MJ・ロドリゲス「POSE ポーズ」
「THE GREAT エカチェリーナの時々真実の物語」
「Hacks」
「マーダーズ・イン・ビルディング」
「レザベーション・ドックス」
「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」
アンソニー・アンダーソン「ブラッキッシュ」
ニコラス・ホルト「THE GREAT エカチェリーナの時々真実の物語」
スティーブ・マーティン「マーダーズ・イン・ビルディング」
マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」
ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく」
ハンナ・エインバインダー「Hacks」
エル・ファニング「THE GREAT エカチェリーナの時々真実の物語」
イッサ・レイ「インセキュア」
トレイシー・エリス・ロス「ブラッキッシュ」
ジーン・スマート「Hacks」
「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
「Impeachment: American Crime Story(原題)」
「メイドの手帖」
「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」
「The Underground Railroad(原題)」
ポール・ベタニー「ワンダヴィジョン」
オスカー・アイザック「ある結婚の風景」
マイケル・キートン「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」
ユアン・マクレガー「Halston ホルストン」
タハール・ラヒム「ザ・サーペント」
ジェシカ・チャステイン「ある結婚の風景」
シンシア・エリボ「ジーニアス アレサ」
エリザベス・オルセン「ワンダヴィジョン」
マーガレット・クアリー「メイドの手帖」
ケイト・ウィンスレット「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」
ビリー・クラダップ「ザ・モーニングショー」
キーラン・カルキン「サクセッション」
マーク・デュプラス「ザ・モーニングショー」
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