The Hand of God
劇場公開日:2021年12月3日
解説
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」などで知られるイタリアの名匠パオロ・ソレンティーノが、故郷ナポリを舞台に、運命と家族、スポーツと映画、愛と喪失のエッセンスを散りばめながら1人の少年の成長を描いた自伝的作品。1980年代。少年ファビエット・スキーザが暮らすナポリの街に、伝説のサッカー選手ディエゴ・マラドーナがやって来る。思わぬ出来事に喜ぶファビエットだったが、予想外の悲劇が彼を襲う。激動の時代の中で数奇な運命に導かれ、ファビエットはもがき苦しみながらも人々との交流を通して成長していく。2021年・第78回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)、主演のフィリッポ・スコッティがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。2022年・第94回アカデミー国際長編映画賞ノミネート。Netflixで2021年12月15日から配信。それに先立つ12月3日から一部劇場で公開。
2021年製作/129分/PG12/イタリア
原題:E stata la mano di Dio
スタッフ・キャスト
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イタリア映画界の奇才、パオロ・ソレンティーノが生まれ故郷のナポリを舞台に自らの少年時代に思いを馳せる。そう来たか!?と画面を凝視していると、やっぱり冒頭からぶっ飛んでいる。ナポリ湾上を陸地に向かって進んでいたカメラが、途中でターンして再び大海原へと方向を変えるのだ。
それが、監督の分身である少年、ファビエットの決断を意味することが次第にわかってくる。また、ファビエットが憧れていた叔母が辿る悲しい運命、互いに深く愛し合っていた両親を襲った突然の出来事、同時代夢中になっていたディエゴ・マラドーナの存在、そして、俳優を目指していた兄から教えられた映画の魅力、等々が、印象的なショットの積み重ねによって描かれる。
親戚一同で出かけたクルージングでの奇妙な静寂、サッカー観戦する部屋に差し込む太陽と心地よい風、高速ボートの船底が海面をかすめる音。それらはソレンティーノが自らの記憶を画面に再現したものだが、観客もある思いに駆られる。記憶とは概ねあやふやで、時々リアルなものだと。
だから、本作はソレンティーノが説明しているように、人々と思い出を共有するための作品。そして、旅立つファビエットを通して今の若者たちを勇気づけるための作品。繰り出されるショットはとんがっていても、監督が差し出すHandは温かいのだ。
2023年5月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2023年5月11日
映画 The Hand of God 神の手が触れた日(2021年)鑑賞
マラドーナの1986年ワールドカップのイングランド戦での神の手ゴールにちなんだ題名
舞台はナポリで、マラドーナはセリエAのSSCナポリに7年間在籍し、ナポリの王と呼ばれていたそう
イタリア青年の成長を描く抒情詩です
2022年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
観賞…と言っていいか。
我慢して最後まで、とも思ったが。
どーにもギブ。
飽きた自分がいけないのです。汗
とりあえず、記録。
2022年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
主人公家族がぶっとんでいるけど家族愛満載の内容。
僅かの間だけど船乗りとの邂逅のシーンが良かった。
扇風機だらけの部屋が美しい。
何故か「マイライフ アズ ア ドッグ」を思い出した。