「キック・アス」から「マッドマックス」まで! 五月病を吹き飛ばす映画5選 【映画.comシネマStyle】
2021年5月16日 16:00
毎週テーマにそったおすすめ映画をご紹介する【映画.comシネマStyle】。入学、入社、部署異動、引っ越しなどで、4月に新しい環境での生活がスタートした方は、5月に入り、新年度のバタバタが落ち着いたのではないでしょうか。しかしそこで待ち受けるのは、どこか不安な気持ちになったり、無力感に襲われてしまったりする五月病という罠! そこで今週は、「五月病を吹き飛ばす映画」を紹介します。
今回も映画.comの公式Twitterで皆様から候補作を募集しました。皆様から頂いた意見を参考に、スカッとする大逆転系から、疲れた心を癒すものまで、五月病対策ができそうな映画5本を集めてみました。
人気コミック作家マーク・ミラーの同名コミックを、「キングスマン」シリーズの鬼才マシュー・ボーンが映画化した、痛快ヒーローアクションです。
主人公は、スーパーヒーローに憧れる冴えないコミックオタクの少年デイブ(アーロン・テイラー=ジョンソン)。そんな彼が「みんながスーパーヒーローを好きなのに、どうして誰もなりたがらない? それなら自分がなってしまおう!」と思い立ち、自作のマスクとコスチュームで、なりきりヒーロー、キック・アスとして街に繰り出す……、というのが物語の始まり。
なんの特殊能力も持たない一般人が、ただただ「困っている人を助けたい」という一心で活動を始めますが、ある時、リンチに遭う男性をボロボロになりながらも助け、その様子がネットで拡散されたことで一躍人気者に。
そんな彼の前に、同じくなりきりヒーローとして活動し、その超人的なスキルで悪人たちを情け容赦なく殺しまくるビッグ・ダディ(本物のアメコミオタクのニコラス・ケイジ!)とヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)が現れ、街を牛耳る犯罪王との壮絶な戦いが始まる!
何より注目してほしいのは、撮影当時11歳だったモレッツ演じる最強のバイオレンス・ヒロイン、ヒット・ガール! いたいけな少女が、悪人を文字通りバッサバッサと切り倒していく姿は、悪趣味を通り越して、気分がスカッとすること間違いなし!! また、「スパイダーマン」の「大いなる力には大いなる責任が伴う」という名言を受けてキック・アスが、「力がなければ、責任は伴わない? それは違う」と自分を鼓舞し、周囲の人に認められながら成長していく様子は、胸がアツくなること必至です。
また、全編を彩る楽曲の数々も本作の欠かせない魅力のひとつ。気分がアガる名曲たちは公開当時大きな話題となり、連日、テレビやラジオから流れ、サントラも爆発的に売れました。映画を見終えたら、きっとあなたもサントラが欲しくなるはずです!
主演のリース・ウィザースプーンがブレイクし、スター女優として羽ばたいていくきっかけとなった大ヒットラブコメ。
おしゃれで成績優秀のブロンド美人エル・ウッズ(ウィザースプーン)は、政治家を目指す恋人に「ブロンドは官僚夫人に不向き」と振られ、彼を追って難関ハーバード・ロー・スクールに進学。周囲の「ブロンドはおバカ」という偏見のなか、弁護士を目指して奮闘する。
「キューティ・ブロンド」は、筆者に生まれて初めて、「エンタテインメントにおける大逆転」の爽快感を教えてくれた映画です。読者の皆様も、「金曜ロードショー」で見たという方が多いかもしれませんが、私もまさにその一人。おしゃれにも恋にも一生懸命だけれど、決して勉強の手も抜かない、オールマイティなエルが本当にかっこいいんですよね。周囲からどんな目で見られても、信念を貫く強さも魅力です。
そんなわけで、学生時代に勉強のやる気が落ちてしまったときは、本作を見直していました。そして忘れもしない高校1年生の夏頃、影響を受けまくっていた私は、初めての「進路希望調査」で「ハーバード大学」と書き、学校中、ひいては保護者までもざわつかせることに。すぐさま校内では、調査結果の資料にある「ハーバード大学 1名」をめぐり、様々な憶測が飛び交うのですが……、すぐに特定され、爆笑をかっさらった(嘲笑の的になった!?)のも、いまでは良い思い出です。また本作をきっかけに、「デンジャラス・ビューティー」「プリティ・プリンセス」など、「大逆転×ラブコメ」の系譜にはまっていきました。
ちなみに続編「キューティ・ブロンド ハッピーMAX」(03)では、大手法律事務所に就職し、企業による動物実験を阻止するために闘うエルの姿が描かれています。そして嬉しいことに、20年近くの時を経て、第3弾「キューティ・ブロンド3(仮題)」が22年に全米で公開予定。見る者のモチベーションをあげてくれる、最高にパワフルなエルにまた会えるかと思うと、公開が待ちきれないですね。
山口県で開催されている周南「絆」映画祭で2012年に新設された脚本賞「松田優作賞」の第1回グランプリ脚本を、「アンダードッグ」「嘘八百」の武正晴監督が映画化。32歳でどん底の生活を送っている一子(安藤サクラ)がボクシングを通じて変わっていく姿が描かれています。
32歳の一子は、実家の弁当屋でただただ自堕落な日々を送っていたが、出戻ってきた妹と喧嘩し、やむなく一人暮らしを始める。今までまともに就職もしたことがなかった一子だが、なんとか100円ショップのアルバイトを始めることに。ある日、バイト帰りにいつも通るボクシングジムで、中年ボクサー・狩野(新井浩文)を見かる。職場の100円ショップの常連でもある狩野に誘われ、初めてボクシングの試合を見に行き、心を動かされた一子。その後、同僚とのトラブル、狩野との恋と別れなど、苦悩や挫折が心を覆うなか、ボクシングをすることを決心した一子は、見えない敵=自分自身を相手にするように、ひたすら練習に励む。そして、一子は始めての試合に挑むことになる。
この映画で何よりも衝撃的なのが、一子の変ぼうです。初めに甥っ子と一緒にテレビゲームをする一子は、だらしない部屋着に、地毛が伸び切ったプリン頭、はみ出す腹肉をかく姿は、全くと言っていいほど好感がもてません。一人暮らしを始めてからも「ブス」と罵られ、デートで着たワンピースもどこかちぐはぐの印象で、彼女の惨めさが強調されるようでした。ボクシングを始めた当初も姿勢が悪く、放つパンチにも覇気がなく、本当に大丈夫なんだろうかと、見る者に不安を抱かせます。しかし、そこから必死にボクシングに打ちこむ一子は、体型はもちろんシェイプアップされ、筋肉質になっていくのですが、何よりも目が変わります。もともとやや虚ろだった目つきが、強い意志を感じられる目になっていくのです。
彼女がボクシングジムに入会するときに聞いたのは、「試合ができますか?」。プロボクシングの資格は32歳までであり、周りから遅すぎると言われるなか、一子はただひたすら試合に出ることを目標に、練習に打ち込んでいきます。それはただただ執着のような、なにかに取り憑かれているような、鬼気迫るものすら感じられるのです。
人には自分で自分を諦めてしまうときがあると思います。もうこんな歳だし、今更頑張っても……、今までできなかったんだから、これからもきっとできない。でも何かを打破したいから、頑張りたいときもある。結果がどうあれ、その頑張ったということ自体が、きっと自分を少し変えてくれる、好きになれる、そんな勇気をもらえる映画です。いまは頑張れなくても、またいつか頑張るための英気も、この映画が与えてくれることでしょう。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「コーヒー&シガレッツ」など、米インディペンデント界を代表するジム・ジャームッシュ監督が、バス運転手パターソン(アダム・ドライバー)の何気ない日常を切り取った7日間の物語。
ニュージャージー・パターソンで暮らすパターソンの1日は、隣で眠る妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)へのキスで始まる。いつものように仕事に向かい、バスを走らせ、帰宅後には妻と夕食をとり、愛犬マービンと夜の散歩へ。立ち寄ったバーで1杯だけビールを飲み、ローラの隣で眠りにつく。代わりばえのしない単調な毎日に見えるが、詩人でもある彼の目には、ありふれた瞬間のすべてが美しく見えていた。
著名なアートディレクター・大島依提亜氏によるポスターが、「パターソン」のすべてを物語っているように感じます。パターソンの1日の始まりを告げる、ローラとベッドのなかで寄り添う俯瞰ショットが3枚(3日分)並べられていて、「平凡な毎日でも、同じ日は1日としてない」という、当たり前だけれど忘れがちなことを教えてくれます。
慌ただしい4月が過ぎ、5月に入ってなぜか気力を失ってしまった方。日々を「同じことの繰り返し」だと感じている方。是非本作を見て、改めて日常に目を向け、さらりと流れていく出来事や会話に目を留めてみてください。
荒廃した近未来を舞台に、妻子を殺された男マックスの復讐劇を描いた「マッドマックス」(1979)から始まるシリーズ第4作。1985年の「マッドマックス サンダードーム」以来30年ぶりの新作となり、監督・脚本は過去3作同様に、ジョージ・ミラーが担当しました。
ここまで聞いて、「前3作見てないから見るハードルが高いなぁ」と思ったそこのあなた。大丈夫です!! 何も知らずに見ても最高に楽しくて、最高に気持ちがぶち上がるのは、その感情を経験した私が保証します!
舞台は近未来、資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。砂漠を放浪するマックス(トム・ハーディ)は、資源を独占し、恐怖と暴力で人々を支配する凶悪なイモータン・ジョー(故ヒュー・キース=バーンさん)率いるウォーボーイズの集団に捕まってしまう。そんななか、ジョーの配下の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が反乱を計画、ジョーの女たちを連れて砦を抜け出す。フュリオサを捕まえるため、ウォーボーイズの一人ニュークス(ニコラス・ホルト)に連れられて、マックスは車で追うことになる。フュリオサたちに追いつき、ニュークスからも逃れたマックスは一人で逃げようとするも、いつしか彼女らと共闘し、自由への闘争を開始する。
あらすじを見てもややピンとこない方。「正直、ビジュアルがいかつすぎて苦手なんだよね」と思った方。わかります。正直私もそうでした。
この映画が公開された2015年。20代最後の年で、仕事やプライベート、将来の不安で頭がいっぱいの時期でした。そんなとき、知人からこの作品を薦められたのです。正直、あらすじや予告編を見てもそんなに好みじゃなさそうだな、グロいのも苦手だし……、と初めは敬遠していました。
しかし、あまりの熱量でおすすめされるので、ちょっと時間の空いた仕事帰りに見に行くことにしたのです。もうその2時間は衝撃そのもの。初めのうちは、世界観や、様々な見たことのない乗り物や人々の格好に理解が追いついていかなかったのですが、そんなことは開始10分でなくなりました。繰り広げられるカーチェイス、魅力的なキャラクター、息もつかせぬ攻防戦に、気づいたら前のめりで手を強く握りしめながら見ていました。鑑賞後は心地よい疲れとともに、なんともいえない高揚感で、私はそのときありったけの人にLINEでこの思いを伝えていました……。ですが、見終わったあとは私の語彙力はどこかにいってしまって、「やばい」「最高かよ」「明日も見る」くらいしか書けていませんでした。
さらにこの映画を体感するのに最高だったのが、4DX上映でした。マックスたちの乗るトラックの動きに合わせて揺れる座席、浴びせられる水しぶき、炎とともに吹いてくる熱風。もはやそこはテーマパークのように、私を全身全霊で楽しませてくれる120分がありました。そうなると、私はもはやこの映画の虜です。気づいたら劇場に7回足を運んでいました。
ただただアクションが最高というだけでなく、キャラクターの魅力が強く心をひきつけてくれると思います。絶対に逃げられないと思っていたジョーの支配から希望を求めて動き出すフュリオサ、死をも覚悟してジョーに尽くすも一人の女性との出会いで個を取り戻すニュークス、過去の亡霊に囚われつつもフュリオサたちの思いを感じ、ともに戦うことを決めるマックス。それぞれの思いが伝わってきます。
話が長くなってきましたが、何が言いたいかというと、この作品はとりあえず見るだけでアドレナリンが全開になる映画です。120分間ただただ不安を忘れ、マックスたちの世界に身を委ねてみてください。見終わったあと、どこか清々しい興奮で、少しでもあなたの気分が晴れてくれるはずです。
最後に、劇場の皆さん、お願いです。ぜひ、再び「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を4DXで上映してください!! 再びあの興奮を感じたい、まだ未体験の方に感じてほしい!!
“五月病の特効薬”となる映画セレクト、いかがだったでしょうか。仕事に疲れてしまったとき、何だかモヤモヤ気分のときは、頭を空っぽにして、映画の世界に身を任せてみましょう!
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