石橋静河、日本映画批評家大賞・主演女優賞に「育ててくれた両親に感謝したい」
2019年5月30日 22:26

[映画.com ニュース] 第28回日本映画批評家大賞の授賞式が5月30日、都内のホールで行われた。
作品賞は、鄭義信監督が自身の戯曲を映画化した初監督作品「焼肉ドラゴン」が受賞。「日韓関係が日々悪くなり、ヘイトスピーチが蔓延する中、愛と勇気を持って賞をくれた皆さんに感謝します。在日の家族の小さな話を愛してくれた皆さん、関わってくれたすべての皆さんに感謝の言葉を送ります」と満面の笑みを浮かべた。
主演男優賞は、異端の編集者・末井昭氏の半生を描いた「素敵なダイナマイトスキャンダル」の柄本佑が選ばれ、「末井さんが自主規制なく編集されていた精神は継がなければいけない。規制することなく作ろうと、皆が悪い顔をしながら企んだ作品。ここに立っていられるのがうれしい」と感慨深げだ。

柄本も出演した「きみの鳥はうたえる」で主演女優賞に輝いた石橋静河は、「うれしい半面、責任がよりかかると感じざるをえない。これからも誠実にひとつひとつの役と向き合って演じていきたい」と新たな意欲。さらに、「私は気難しい、手のかかる子どもでした。喜びを分かち合いながら、ちゃんと仕事ができるまでに育ててくれた両親に感謝したい」と話した。
助演男優賞は「菊とギロチン」の寛一郎で、昨年の新人男優賞に続く連続受賞となり「ある種の期待値だと思うので、これからもいい作品を残していくことが賞や作品への恩返しだと思う」と真摯な表情。「嘘八百」で助演男優賞を射止めた友近は、「佐々木蔵之介さんの嫁というだけでOKしたので、まさか賞が獲れるとは」と驚く。既にパート2の撮影も終え、「恋敵が現れますが、広末涼子さんなのでそん色のない相手。いい感じでバトルが繰り広げられています」とアピールした。
新人賞は男女2人ずつを選出。「ちはやふる 結び」で新人男優賞の佐野勇斗は、「同世代のプロ意識に、肩を並べられるよう頑張ろうと強く思った。ひとつの自信にして、佐野勇斗の名を全国にとどろかせられるよう頑張ります」と宣言。同じく「カメラを止めるな!」の濱津隆之は、「皆が横一線で作った作品なので、代表としていただきます」と謙虚に語った。

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で新人女優賞の南沙良は、「映画が大好きなので、微力ですがその素晴らしさを1人でも多くの人に広めていけるよう精進していきます」と決意。映画初出演で主演を務めた「響 HIBIKI」で受賞した「欅坂46」の平手友梨奈は、「撮影から約1年がたち、改めて関係者の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」と喜びをかみしめていた。
その他の受賞は以下の通り。
アニメーション映画賞:「若おかみは小学生!」
ドキュメンタリー賞:「築地ワンダーランド」
シルバー賞:小川欽也監督
松永武賞:TAMA映画フォーラム実行委員会
監督賞:白石和彌「孤狼の血」
特別作品賞:「スティルライフオブメモリーズ」
編集賞:川瀬功「空飛ぶタイヤ」
新人監督賞:枝優花「少女邂逅」
特別新人賞:滝川広志(コロッケ)「ゆずりは」
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