菊とギロチン

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菊とギロチン
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解説

「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督が、「ヘヴンズ ストーリー」以来8年ぶりとなる自身のオリジナル企画として手がけた青春群像劇。大正末期、人びとが閉塞感にあえぐ関東大震災直後の日本。ある日、東京近郊に女力士たちに交じって、元遊女などワケあり娘が集う女相撲の一座「玉岩興行」がやって来る。新人力士の花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出をして女相撲に加わり、「強くなって自分の力で生きたい」という一心で厳しい練習を重ねていた。興行当日、会場には師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺害され、その復讐を画策するためにこの地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの姿があった。「格差のない平等な社会」を標榜する彼らは、女力士たちの戦いぶりに魅了され、彼女たちと行動を共にするようになる。新人力士・花菊役の木竜麻生のほか、東出昌大、寛一郎、韓英恵らが出演。ナレーションを永瀬正敏が務める。

2018年製作/189分/R15+/日本
配給:トランスフォーマー

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
脚本
相澤虎之助
瀬々敬久
プロデューサー
坂口一直
石毛栄典
浅野博貴
藤川佳三
撮影
鍋島淳裕
照明
かげつよし
美術監修
磯見俊裕
馬場正男
美術
露木恵美子
装飾
中込秀志
持道具
上田耕治
衣装
真柴紀子
ヘアメイク
島田万貴子
録音
高田伸也
編集
早野亮
音楽
安川午朗
ナレーション
永瀬正敏
助監督
海野敦
山嵜晋平
VFXスーパーバイザー
立石勝
サウンドエフェクト
北田雅也
VFXディレクター
内海大輔
CGディレクター
西尾和弘
村松直之
レコーデイングエンジニア
本谷侑紀
ダビングエンジニア
板橋聖志
サウンドエンジニア
宮本明子
田邊萌乃
小笠原良汰
サウンドコーディネート
志田直之
仕上げ
田巻源太
キャスティング
神林理央子
ラインプロデューサー
坂本礼
協力プロデューサー
田所大輔
題字
赤松陽構造
スチール
今井俊裕
夏野苺
メイキング
榎本敏郎
タイトル制作
川口和子
制作主任
山田智也
酒井識人
北川帯寛
制作進行
坂野達哉
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(C)2018「菊とギロチン」合同製作舎

映画レビュー

5.0猥雑さを失う社会に抵抗する映画

2018年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

関東大震災直後の閉塞していく日本社会と、3.11後の日本を重ねて描いた瀬々監督の渾身の一作。全編に強烈なパワーが漲っていて時間を忘れて引きずり込まれる。

言うことだけは立派で観念的な男たちに、地に足のついた女相撲の力士たちが見事な対比。自由を求めて戦う女力士たちの切実さを目の当たりにして、目覚めてゆく男たち。しかし、時代はどんどん自由をうばってゆく。

社会が余裕を失っていく時は、いつの時代もにたようなことが起こるものなのだろう。猥雑なものを排除する権力の姿は、「正しい」ものしか許さない現代の空気にも共通するものがある。猥雑さを排除しそれいつかエスカレートし、日本は暴走した。今世界で何が起きているのか、本作にはたくさんのヒントがあるように思う。正しいものしか残そうとしない社会は、正しくないのだ。

時代と呼応した、奇跡みたいな映画がたまに生まれるが、本作はまさにそれ。脚本の相澤虎之助のアイデアだという、浜辺で踊るシーンは魂が震える。

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杉本穂高

0.5つたない

津次郎さん
2020年7月11日
PCから投稿

時代の表現が拙くて現代人が昔の服を着て時代劇を演じている感じがありました。衣装もまっさらで庶民の底辺感が欠けていたと同時に、あからさまなセット、間に合わせなロケーションにもげんなりしました。

活動家の闘争、その躍動を描き出そうとしていることは判りましたが、粗野なだけの類型的な人々に見えました。野望のある人間は、かならず坂本龍馬型で語られるわけです。

女相撲は痩身ばかりで女郎の集団に見えました。興行の様子に臨場がなく、躍動もなく、観客の囃し立ても学芸会でした。いったい何なのかと思える、長い長い相撲観戦シーンでした。ふんどしを鳥居に干していましたが、いいんでしょうか?

台詞は情感過多ですが、話はたいへん解りにくいものでした。編集もかなり入り組んでおり、前後の脈略が見えず、かれらがなぜ、なにを怒っているのかが掴みにくかったと思います。また、カメラもやたら動きます。手持ちもありました。ベテランにしてこの素人っぽさ、わざとなのでしょうか?

愁嘆場が、何度も出てきます。
朝鮮人女相撲が受けてきた差別を披瀝する、ヒロインが辛酸と理想をぶちまける、東出昌大が満州国の夢を語る──「貧乏人も金持ちもいねえ」とかなんとか、官憲が朝鮮人女相撲を叩きまくる、書生が夫から花菊を取り戻そうと殴り合う、東出昌大の獄中の絶叫、死んだ女相撲の骨を砕く頭領、憲兵に襲撃される女相撲、エピローグの「その後」等々。

いずれも、おぞましいほどイキっていて、無理無理にペーソスを現出させようとしていました。熱い人が、承認欲求に駆られながら撮っている、という感じだけは、ひしひし伝わってきました。
話を解っておらず、心を動かされてもいないので、愁嘆が早すぎるのですが、それは終局でも同じことでした。
総じて映画に認めたのは、押しつけがましい自己弁護、お涙頂戴、エクスキューズ、Abused womanなどでした。

女相撲が死霊の盆踊りの踊り子であるというなら、あるいは、活動家がDolemiteであるというなら、私もこの拙さを解せるのですが、映画は志の高そうな気配を持ち、役者達は激動の時代を熱演で表現しようとしていました。

映画が、志の高そうな雰囲気を持ち、且つ役者が熱演で応えているばあい、親切な観衆が、勝手に寓意やシンボライズや熱情を汲み取ってくれるばあいがあります。すると周囲も感化され、あながち冷評を下すわけにはいかないという気分にもなってくるわけです。

すなわちクリエイターは、主題やシリアスな空気感やポリティカルスタンスによって、大衆の批判を免れる立脚点を持ってしまうことがある、と思います。たとえば若松孝二監督には意外にいい映画がありませんが、パトスみたいな無形のもので地位が確立されているわけです。いうなれば根性も評価されるのが日本映画の伝統だと思います。

また、この映画は活動家の高い志を執拗に強調しているにもかかわらず、一方で木竜麻生や女相撲の女優陣や遊女にエロチズムを付帯させています。こういう二律背反をする演出は居心地がよくありません。活動家の野望を主題にしながら、裸も楽しんでね──ってのは秘宝館みたいな田舎くさい娯楽性だと思いました。
いずれにしても、革命は何を目論んでいるのか、なぜ女相撲と権謀が関わっているのか、なぜ菅田俊の憲兵がどこにでも現われるのか・・・まったく理解不能──個人の感想ですが、ほんとに酷い映画でした。

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津次郎

3.0異端児的かつ対称的な男女

2020年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

女相撲の一座「玉岩興行」とアナキスト・グループ「ギロチン社」による大正末期の物語。3時間に及ぶ長時間作品である。

長時間である理由も納得。内容をぶつ切りにせず、とことん映像化しようと言う試み。悪くないです。

登場する男性達は思想や革命心ある若者達、訳あり元軍人自警団みたいな集団もいる。何だか思想や理想が空回りし頼り甲斐が無い。

対象的に頼り甲斐がありそうな相撲興行の女達。
訳ありの女性達が集い、たまにはお互い争いもする。
この女達の強さは心強い。

時代背景を異端児的視点で描き、また対称的な男女の生き辛さを描いた作品。
シナリオ勝ちの様な作品でした。
特に絶賛する訳でも無く、反発する訳でも無く。

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巫女雷男

3.0熱量の空焚き

2020年4月25日
iPhoneアプリから投稿

とにかく熱い、みんな叫んでる。でもセリフ聞き取りづらくて展開も鈍く怠いから、熱量の空回りのようでだんだん内容がどうでもよくなってくる。

実在の人物、大正のアナーキズムを描くという意味で、本末転倒だが相撲要素そんなに必要だったのかな。逆も然り。相撲とアナーキズムという熱量のベクトルの矢印はそれぞれ大きいんだけど、合計でゼロみたいな。

休日の三時間を貢ぐ作品ではないように思いました。

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共感した! (共感した人 1 件)
やべっち
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