菊とギロチンのレビュー・感想・評価

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菊とギロチン

劇場公開日 2018年7月7日
39件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

猥雑さを失う社会に抵抗する映画

関東大震災直後の閉塞していく日本社会と、3.11後の日本を重ねて描いた瀬々監督の渾身の一作。全編に強烈なパワーが漲っていて時間を忘れて引きずり込まれる。

言うことだけは立派で観念的な男たちに、地に足のついた女相撲の力士たちが見事な対比。自由を求めて戦う女力士たちの切実さを目の当たりにして、目覚めてゆく男たち。しかし、時代はどんどん自由をうばってゆく。

社会が余裕を失っていく時は、いつの時代もにたようなことが起こるものなのだろう。猥雑なものを排除する権力の姿は、「正しい」ものしか許さない現代の空気にも共通するものがある。猥雑さを排除しそれいつかエスカレートし、日本は暴走した。今世界で何が起きているのか、本作にはたくさんのヒントがあるように思う。正しいものしか残そうとしない社会は、正しくないのだ。

時代と呼応した、奇跡みたいな映画がたまに生まれるが、本作はまさにそれ。脚本の相澤虎之助のアイデアだという、浜辺で踊るシーンは魂が震える。

ローチ
ローチさん / 2018年7月30日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  興奮
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可笑しな権力と放縦な無力 ネタバレ

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体制を破壊することを夢見る無政府主義者組織「ギロチン社」のメンバーも、女相撲興行で生きる人々も、社会の周縁に位置する。だから、彼ら彼女らには、何か惹きつけ合う力が働くのだ。
一方、彼らを取り締まる当局の側は、滑稽なほどの硬直さと紋切型の姿勢を見せる。関東大震災後の朝鮮人虐殺から命からがら逃げ延びた体験を持つ十勝川が、自警団に殺されそうになった中濱を助けるため、屈辱を忍んで「天皇陛下万歳!」を叫ぶシーンがある。すると、在郷軍人や自警団たちも「天皇陛下万歳!」をやり始めるのだ。ニキータ・ミハルコフ監督『太陽に灼かれて』で、コトフ大佐を暴行する秘密警察が、巨大なスターリンの肖像を吊るした気球を見て「スターリン同志!」と敬礼するシーンがある。イデオロギーに励起される「自動機械」なのだ。
また、女相撲の旅興行の地で、当局の人間がやって来て言う文句は「風紀紊乱があれば、即刻中止を命ずる」の馬鹿のひとつ覚え。デタラメな無政府主義者と権力の自動機械と化した当局。そして「見世物」になりながらも女相撲に生きる力士たち。
滑稽な権力につぶされるギロチン社と女相撲一座「玉岩興行」。その瓦解が輝いて見えるのは当然だ。

マユキ
マユキさん / 2018年10月11日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
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風の中にキク ネタバレ

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観終えた後にぐったりときました それだけ衝撃がキタという
身体を張って生きてゆく女性達の強さと権力に抗うアナキスト集団 両者とも先進的な人々であって見据えた先に自由を夢みました
「天皇陛下万歳」が呪縛のように力を持っていた頃 この言葉がこんなにも悲しく虚しく聞こえたのはある意味 従属という重しにも似ているから とてつもなく悲しい気持ちになりました
軍の上層部の考えも弱者の想いもより良い日本の為 でもこの二つ根本的に接点が繋がらない 全てを否定するわけではないけれど前者はひとつ間違えると天皇の名を借りた危うい新興宗教にもなりかねない
大事なこと "まず人がいて国があるということ 国があって人がいるわけではない" これは似ているようでいて180度全く違います 日本がこのことに気づくまでに一体どれだけの血が流れていったことでしょう···
アナーキスト達の抵抗は決してスマートなやり方ではないけれど崇高で透明感すら感じさせるものでした
気持ちが奮い立つどころか重たい話でどんどん気が滅入っていく中 純朴な恋慕がなんとも優しく健気で丁重でありました

相撲の神様がいると言われたらそのまんま信じていた自分 何でもかんでも鵜呑みにするといけないなと思いました
映画の中でも朝鮮人が悪く仕立てあげられていたけれどそんな風にして事実とは違う洗脳操作なんてのは現代の方がもっとスピードが早く危険 冷静に自分で考えることの大切さを感じました

この時代の男尊女卑についてはもう度合いが凄すぎてついていけません 解決なんてできない気がします 補い合うのが理想でしょうか お茶くらいは女性が入れたらいいんじゃないかと思うタイプでしたけど違うかも···と ぐらつきはじめています
私が花菊だったらこんなに前向きに生きることはできず古田さんと一緒にどこかに逃げるだろうなと思いました(苦笑)

先進的な人々は泥沼の中でも美しく咲いていました

ラスト 中濱鐵の朗読が力強くいつまでも耳に残ります その言葉たちは今も風に吹かれているに違いない
自由に忍び寄る不穏な足音が聞こえたら立ち上がるんだぜ諸君!
その声 確と頂戴いたしました

atararui
atararuiさん / 2018年9月29日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 興奮 知的
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まあまあだった ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 女相撲の面々がみな似た服装と頭で見分けができないし、ギロチン社の連中もキャラが薄くてよくわからない。そしてセリフが聞き取りづらく、物語のポイントが不明瞭で、運命にただ流されていく人々を眺めている感じで没頭できなかった。長々とした主張が被害者意識からくる正義感のようなものに感じられて好みではなかった。

 あまり馴染みのない時代だったが、自虐史観的な側面があり、あまり鵜呑みにするのはよくない気がする。

 クライマックスで警官隊を、怒り狂った女相撲が相撲技で次々やっつけて警官はまるで歯が立たないという場面を期待したら、すごく普通に警官に負けていた。主人公だけがちょっと頑張っていた。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2018年9月21日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい
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菊と何???

多言が過ぎてブレる主題に頭を抱える観客が、185分目にして、これは大正アナキストへの鎮魂歌であったことに気付かされる昭和演劇。

時折出て来る字幕から推測するに、「理念(その是非はさておき)に生きた男と信念に従って行動した女の物語」の様なんだが、何かが違う感がハンパ無い。

笑い無し、涙無し、感動無し。所々にココロに刺さる台詞が出るが数分で霧散し違う話しになっている、置いてけぼり感。局面局面の役者さんの演技が一々すばらしく、無下にもできない申し訳なさ。

もうどう言えば良いのやら。。。

韓英恵の美しさは記憶に残りますが、途中、観てるこちら側の気が散ってしまって、思考発散するのには参った。そう、集中出来ないんです、色んなことが気になって。時代考証と史実の問題、セットや衣装のリアリティ、聞き取れなかったセリフ、揺れる画面。

最近、水曜日に観る映画に当たりが出ないのは個人的な話。。。

bloodtrail
bloodtrailさん / 2018年9月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  -
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生きる情熱

関東大震災後の若者たちが、貧しく食い物にも困っている中で必死に生きていく生き様に魅せられました。
男は男で、革命とか大きなことや、立派なことを言うだけで埋もれている中でも、頑張って這い上がっていく姿や、女は女で、女相撲という一見エロにも取られかねないが、見世物としての力士という職業を選び、自由を求めて誠実に戦っている姿に熱いものを感じました。

現代もなかなか生きづらい世の中だと感じますが、それでも頑張っていかないとな、という生きる活力をもらえました。

なんくるないさー
なんくるないさーさん / 2018年9月12日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
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内無双(うちむそう) ネタバレ

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自分の上手で相手の足の膝の内側を掬い上げ、体を捻って相手を倒す技。劇中で主人公の女力士が好きだった決まり手である。身体の捻りがポイントとのことだが、結局、アナーキストも女相撲も、時代に巧く捻り入れることができず、木っ端微塵に爆弾のように吹き飛ばされてしまったという皮肉を込めてなのだろうか。
暴力の反対は平和ではなく『対話』というのをネットで観たが、確かに対話が欠如してるそれぞれの陣営である。ギロチン社、女相撲巡業一座、そして村の急進的右翼と、警察。それぞれが自分の正義を振りかざすだけで相手の意見を聞かない。そして徹底的に相手を殲滅せんとその情熱がピークに達したとき、当たり前のように暴力がそこに支配をする。負けた者、力なき者は差別により虐げられ、力の支配がまかり通る。結局、人間も猿も同じ。『叡智』なんてものは、イマジネーションさえ当てはまらない。
ジェノサイドは常に人間の心の深淵に潜んでいて、容易に顔を出し、悪魔や鬼へと変貌を遂げさせる。
今作品の最大のテーマ、『暴力』というメカニズムの一端が隠すことなくまざまざと我々に見せつけられる。痛々しいまでに、そして、人間を支配せんと常にタイミングを見計らって・・・ 暴力の連鎖は、イコール人間の歴史と言わんばかりに・・・
もし、新しいイデオロギーとしてカウントできるならば『厭世主義』を入れて欲しい・・・

いぱねま
いぱねまさん / 2018年9月9日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
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女相撲の面々がよかった

女相撲サイドはよかった!凄く良かった!
当時の女性を取り巻く環境と、それにあがく女性達がよかった。

自分を変えようとあがく女性達に対して、ギロチン社には共感できなかった。
ギロチン社いらなくない?
逆に、共感できないのが正解なのかな?
でも、東出さんの演技は凄かった。

しんげん
しんげんさん / 2018年9月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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監督を評価したい!

瀬々監督が30年来温めた企画を実現した作品という。それを果たしたというのは実に立派だ。

毎度、事前知識はほとんどなしに映画館に行くのだが、行ってみて尺の長さに驚いた。
東京テアトルの株主優待券でタダで見ようと思ったのが、「特別興行」ということで、2000円が1500円の割引になっただけだった。
上映時間189分って…。予告編も入れたら3時間半だ。「休憩ないの?」とスタッフに聞いたほどだ。
果たして耐えられるか?!

作品的には、粗いなあ、と思う描写や役者の演技力にも疑問符が付くところがないでもなかったが、この内容でおそらく低予算で最後まで完成させたのは評価したい。
長さも気にならず、最後までスクリーンに集中できた。

大正当時なら、「中国ではなく、支那(変換もできないくらいのNGワードなのか?)と言ったはず」とかの突っ込みもしたくなるし、女力士やアナキストらも、朝シャンしてきたようなきれいな顔してたりしたし、同時録音のセリフもやや聞き取りにくく、前半はなかなか気持ちが入りにくかった。
しかし、終盤からは役者の演技も力があったし、ラストの場面にも感情移入ができた。
1500円の価値は十分あったよ。

長いし、テーマも俗人受けするものではないが、こういう題材を選び、予算含めてさまざまな制約がある中で作品にした監督はじめ関係者の努力を評価したい。

映画や演劇人らには、左寄りの人は多いだろうが、口先だけでその「思想」を作品化した人は少ないだろう。
本作のパンフレットに感想を寄せている長谷川和彦なんか、結局何も撮らないままのヒモ生活してるし…。
その点でも、監督は立派だと思うよ。

もうひとつ、どんなに面白い作品でも他人のアイデアにただ乗りしてしまった「カメラを止めるな!」の関係者は、この映画を見て、ちょっと反省してほしい。

トコマトマト
トコマトマトさん / 2018年8月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
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日本映画人のプライドを刻む渾身の傑作

「ヘブンズストーリー」から7年が経ちましたか。名古屋では今回もシネマテークでの単館上映。

関東大震災、男に虐げられ強くなりたいと願う女相撲一座の女たち、無為かつ無謀な行動を繰り返し崩壊するアナーキーなギロチン社…自由を失っていくあの時代を軽妙に描くも、観終わってずっしりと腹に響く群像劇の傑作となつた。

新たなマイルストーンを刻んだ瀬々監督、そしてこの作品に関わったすべての映画人に敬意を表したい。

堂々のベストワン候補である。

まっくん a.k.a. エロくそチキン
まっくん a.k.a. エロくそチキンさん / 2018年8月26日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
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傑作

荒井晴彦が指摘していたように歴史認識の甘さは否めないがエネルギーに充ち溢れている。ギロチン社の2人の「ダメさ」にこそそれが若いそしてアナーキーの特権のようなものが存在するのだが、その2人が社会的に逃げ込み寺のような存在である女子相撲団体と出会ったときに化学反応が起き、更なる高みへと進んでいく。一見すると高みには見えないが彼らにとっては完全な高みであり正しい道なのだ。

くすり
くすりさん / 2018年8月21日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
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最終的にはバトルオブザセクシーズ

女相撲と聞いて思い出すのは倒れた人を助けようと女の人が土俵に上がったら下がってくださいと言われたニュース。
.
あの時女は土俵から追い出されたけど、この映画最後の最後に神聖な場所だからと男(警察)を追い出すシーンが印象的。
.
主演の女の子が警察の男達をなぎ倒してくシーンはスカッとしましたね(笑).

せつこん
せつこんさん / 2018年8月12日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
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熱量感じた

女優さんたちが素晴らしい
すごい熱量
他のレビューにもあったけど、ほんと男って愚かとつくづく。
3時間長くて途中で寝ちゃったけど特に問題なし。脚本に相澤虎之助さんが参加しているのを知って納得。脚本素晴らしいとおもう。長いと批判してる人もいたけど、あの三時間、あの世界に没入するのは、私は全然よかった。2時間だと綺麗にまとまりすぎちゃってあの猥雑さは伝わらないかも。

大正時代、言葉もまだ未分化でコミュニケーションもろくに成立せず、平気で人が人を虐げていたのだと思い知らされるけど、現代だって夫のパワハラで仕事に行かせてもらえないとかそんなことも横行しているから人と人との力関係の本質は変わらず、そこにどれだけ対話や良心や理性が介入できるかだと思った。

Rubysparks
Rubysparksさん / 2018年8月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
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女性を励ましてくれる映画です。

女相撲興行一座中心のロードムービーが浮かぶよう。

おぎゃん
おぎゃんさん / 2018年8月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
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熱量の素晴らしい青春群像劇の傑作

アナキスト集団(というよりテロリスト集団の方が適切か)と女相撲とを結びつけた発想が凄い。実際には全く関わりなかったそうなのだが、こんな繋がりが史実でもあったかも、そう思わせるリアリティが素晴らしい。

関東大震災の混乱に乗じて朝鮮人や左翼活動家が虐殺されつつも微罪に付された大正時代に比べ、SNSを含めたメディアが力を持ちペンは剣より強しを地で行く現代はなんと平和な世の中になったことか。
一方で、自分とは相容れない異質物を暴力を以って断固排除する。そういう社会の空気はまさに現代と同じ。結局、暴力の種類が拳や拳銃による肉体的な暴力からペンやメディアによる精神的な暴力に変わった、それだけなのだ。

3時間を超える大作ながらもその長さを感じさせない熱量が圧巻だ。纏まりは無いがだからこそ余韻が残る、それこそがリアリティを追求した群像劇の真骨頂だと思う。
時代にドンピシャでマッチした、数年に一度の傑作に出会えた。

あいわた
あいわたさん / 2018年8月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
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情熱的!!

フェミニズムとアナーキズムが絡み合うなんて実に複雑で、見終わった後、なんて形容していいのか分からない感情で劇場を後にしました。色々なエピソードが組んず解れつ、絡み合っては、またほどけ、本当に暑苦しいくらい、情熱的で凄まじい作品でした。

ただ私はどちらかというと、フェミニズムを応援したいので、大正時代に生きる女性たちの、自分らしく自由に生きたいと思えば思うほど、男性優位の権力や力に絡め取られて底辺に押し戻されるもどかしさに共感し、心の底から悔しくて「負けないで!」と思わされました。だからヒロインの花菊が「おら、強くなりてぇ!」と何度も何度も立ち上がっていく姿は、印象強くて良かったでした。

エミさん
エミさんさん / 2018年7月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
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まあまあの映画

3時間越しの力作であったが、やや冗長であり、時代設定の割にはあまり緊張感も無く、正直あまり面白いストーリーでも無かった。各登場人物にキャラクター付けはしてあるが、思いの外、印象に残らない。女相撲を描いたという点では、面白い作品であったかも知れない。

*とにかく、映画初っ端からセリフが聞き取りづらい!しかも、大正〜昭和初期の言葉であるし、また方言や韓国語訛りの日本語も出て来る。オフィシャルHPに人物相関図などが出ているので、ストーリーを追うのが不安な方は、目を通しておいても良いかも知れない。

stoneage
stoneageさん / 2018年7月30日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 3.0
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画きたい事が多かったのでしょうね

出来事が簡略して押し込まれてる感じがして長いと思ったら3時間ものでした(^∀^;)

asgy213
asgy213さん / 2018年7月30日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
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どうしても女目線だけど〜〜

町山智浩氏がラジオ番組で、さらに
映画メルマガ「僕らのモテるための映画聖典」で
かなり強めに押していたので、
ちょっと興味を持って観にいきました。

う〜〜ん、
今の時代や体制への批判や警告を含んだ
中身の濃い映画であり、今だけでは無く、
過去に同じような時代があって
その時の人々が長いものに巻かれてしまったがために
戦争が起きてしまった!と言うか
戦争に突っ込んでしまったと言うか〜

社会が個人の自由を奪う行為がエスカレートすると
本当に間違った方向に動いてしまう恐ろしさ〜〜

ゾッとするわ!!

で、月に8本ほど映画館へ通う中途半端な映画好き的には

私はフェニミニスト的思想が強い方なので
結局どうしても女目線になるのだけど〜〜

男って、ほんと下らね〜〜!!
男って、ほんと出来損ないだわ〜〜!!

ここで言う「男」とはギロチン社の若者たちだけでなく、
女相撲の女たちに交言いよる
今風に言うとアイドルのストーカーだったり
別れた夫だったり
それから、元軍人や警官や役人や
とにかく、自分たちだけで世界を動かしてる気になってる
アホなやつら全部です!!

と、つくづくここで福岡伸一氏の著書
「できそこないの男たち」を思い出してしまう。(笑)

その反面、女相撲の一座の面々のカッコ良さったら!!
どうしてもそこに行くのよ、私的には(笑)

個人の自由には、
もちろん女性の自由が含まれていて
女性が自由に生きていけない社会は
女性だけの問題で無く
やがて全ての人々が自由に生きられない社会になって行く。

怖い話ですよ!!

いつまでも有ると思うな男の優位と自由な世界!!

映画館で観ないとなかなか没頭出来ない作品だと思うので
頑張って観て欲しい。

@もう一度観るなら?
「後で誰かと濃い〜映画談義をするためなら、もう一度観ても良い」

星のナターシャ
星のナターシャさん / 2018年7月29日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  怖い 知的
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木竜麻生、韓英恵、嘉門洋子他女相撲一座が光る

東出昌大が女郎と騎乗位で激しくやる姿に加え梅毒性膀胱炎で悶え苦しむ姿を披露するとは意外。
こんなに悲しい「天皇陛下万歳!」を聞かさせると評価し辛い。
自主製作映画とは思えない大正時代後期を感じるロケーション(滋賀県と舞鶴だとか)に衣装、暗くてもちゃんと映ってるカメラといい特別料金興行でも納得いく出来。これは長くても1本で観るべきだと感じた。
所詮アナーキストだな、と思う男の情けなさに比べ虐げられても挫けない女の強さが際立つ。女相撲も予想以上に画にな
ってる。見知らぬ主演女優の頑張りと女優のイメージがなかった嘉門洋子の貫禄が出色。
在郷軍人が話すシベリアの話は、日露戦争ではなくその後の第一次世界大戦後の「シベリア出兵」の話。日本史をちゃんと理解していない上に虎ノ門事件の事も知らなかったのが恥ずかしい。

e
eさん / 2018年7月26日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
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