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英誌&タランティーノ監督が選んだ「第2次世界大戦映画ベスト50」

2014年12月8日 12:50

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1位の「炎628」
1位の「炎628」
写真提供:アマナイメージズ

[映画.com ニュース] 第2次世界大戦を舞台にしたブラッド・ピット主演の戦争映画「フューリー」が公開中だが、情報誌Time Outロンドン版が、「第2次世界大戦映画ベスト50(The 50 best World War II movies)」を発表した。

同誌編集部と、戦争映画オタクでもあるゲストエディターのクエンティン・タランティーノ監督が選出したもの。なお、同監督の「イングロリアス・バスターズ」の下敷きとなった「地獄のバスターズ」(78)は40位にランクインしている。

第1位に選ばれたのは、1985年のロシア映画「炎628」(エレム・クリモフ監督)。ドイツ占領下のベラルーシ(旧白ロシア)の村におけるナチス親衛隊の凶行を、“感動的なヒューマンドラマ”や“派手なアクション”などの要素を一切排してリアルに描いた戦争映画。本作に比べたら、ハリウッド映画としては凄惨な描写で知られる「プライベート・ライアン」(20位にランクイン)の冒頭のオマハ・ビーチのシーンなど、「日曜の午後の浜辺の散歩のようなものだ」と同サイトは評している。

なお、日本映画は唯一「火垂るの墓(1988)」が10位にランクインした。

ベスト30までは以下の通り。

1.「炎628」(1985)
2.「シン・レッド・ライン」(1998)
3.「U・ボート」(1981)
4.「最前線物語」(1980)
5.「Went The Day Well?」(1942/イギリス映画・日本未公開)
6.「地下水道」(1956)
7.「戦争のはらわた」(1976)
8.「無防備都市」(1945)
9.「天国への階段」(1946)
10.「火垂るの墓(1988)
11.「太平洋の地獄」(1968)
12.「特攻大作戦」(1967)
13.「生きるべきか死ぬべきか」(1942)
14.「死刑執行人もまた死す」(1943)
15.「SHOAH ショア」(1985)
16.「英国に聞け Listen to Britain」(1942)「Fires Were Started」(1943)
17.「攻撃」(1956)
18.「影の軍隊」(1969)
19.「戦場にかける橋」(1957)
20.「プライベート・ライアン」(1998)
21.「空挺肉弾部隊」(1955)
22.「空軍大戦略」(1969)
23.「シンドラーのリスト」(1993)
24.「戦略大作戦」(1970)
25.「夜と霧」(1955)
26.「女王陛下の戦士」(1977)
27.「カサブランカ」(1942)
28.「メフィスト」(1981)
29.「大脱走」(1963)
30.「恐怖の砂」(1958)

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