特攻大作戦
劇場公開日:1967年10月6日
解説
1944年、ヨーロッパ大陸侵攻直前のこと。米軍のライスマン少佐は、死刑、または無期懲役を宣告された凶悪な囚人たちによる部隊を編成し、敵軍のかく乱を行なうという特別作戦の指揮を命ぜられる。選ばれた12人はいずれも一筋縄ではいかない荒くれ者ばかり。そんな囚人部隊も、ライスマンの厳しい特訓のもと、次第に結束していく。そしてついに出撃の時が……。ロバート・アルドリッチ監督の代表作として知られる豪快な戦争アクション。リー・マービン以下、個性的なキャストが集結。
1967年製作/145分/アメリカ・イギリス合作
原題:The Dirty Dozen
スタッフ・キャスト
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当時の泣く子も黙るツラ構え男優勢ぞろいです。
戦闘そのものよりも、そこに至る傭兵集めや訓練のシーンに力点が置かれているので戦争映画というより群像劇の趣向です。各人の描写を更に深く追うと七人の侍に近付きます。
AFIのスリル映画100に選ばれただけに良質の娯楽作でした。
2021年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
・選ばれた12人の囚人に対し一人ずつ説明する場面は退屈だが、顔を覚える意味では必要な場面である。
・ロープでよじ登る訓練では、弱音を吐いた囚人に対し脅しの意味で銃を乱射し、ロープが少なくなっていくことに焦って登れちゃう「火事場の馬鹿力」
・一人でも反したら全員殺すという決まり事から、道具を使って脱走しようとした囚人仲間を止めに入る「妙な団結力」
・水で髭剃りされ激怒 → いや、これは大したことではないぞ!(私も時々やるぞ!苦笑)
・訓練に耐えた褒美として娼婦と一日過ごすプレゼント → 実際にあるのだろうか?
訓練中のシーンは総じて緊張感が薄く「やる気」が伝わりにくい。鍛えたところで助かる保証ないし、どうせ死刑やら終身刑やら人生が終わってるから「どうにでもなれ」という目標の無さが原因かもしれない。基本コメディで猛練習みたいな場面はなく半端に進んでいった印象。L.マーヴィンとR.ライアンの仲の悪さ・やり方に振り回されて進んでいく展開なので、戦争の重みは頭から外して観ましょう。個人的にはもっとドジで間抜けな路線にした方が笑えたかな。
実戦は100分過ぎてからですが、ギャグ的な部分はL.マーヴィンが作戦の途中、階段でコケるくらいなので前半のコメディ要素は消えてしまう。何か観てて緊張感があるのかないのか、やっぱり半端に思えてしまったけど、ラストに近付くにつれ銃の乱射や爆破シーンが増えていくので、最後の最後に緊張感が出て終わった流れでした。なので、実戦になったら頭を切り替えて観るべきでしょう。
2018年9月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
いやはやこれ程面白いとは!
中盤の演習シーンでの将軍の顔が素晴らしい演技
いけすかないゴマスリ大佐の鼻をあかすところは痛快そのもの
そしてクライマックスの緊迫感
入念に練られた作戦が危惧した通りある人物の行動で無茶苦茶になってからの手に汗握る展開
とにかくリー・マービンが格好いい
そしてテリー・サバラスの怪演、ブロンソンの存在感は心に残った
素晴らしい戦争アクション映画だ!
2017年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
前半の訓練・中編の演習の参加・後半の実戦の三つに分かれる。段々と面白くなるが、前半は間延び感が否めない。もっとここを充実させないと退屈を感じるし時間が長いのでちょっと辛い。中編になると多少の緩さの中に面白みがある。
そして後半はかなり緊迫感がある。特に建物への侵入の場面は手に汗握る展開になって楽しめる。後半だけならばけっこう高得点をつけられらるが、全体としてみると標準的な点数になるる