プライベート・ライアン
劇場公開日:1998年9月26日
解説
スティーブン・スピルバーグ監督が、第2次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を題材に、極限状態に置かれた兵士たちの絆と生きざまを描いた戦争ドラマ。凄惨な戦場を徹底したリアリズムで描き、1999年・第71回アカデミー賞で監督賞、撮影賞など5部門を受賞した。1944年。連合軍はフランスのノルマンディー海岸に上陸するが、多くの兵士たちが命を落とした。激戦を生き延びたミラー大尉は、最前線で行方不明になった落下傘兵ジェームズ・ライアン二等兵の救出を命じられる。ライアン家は4人の息子のうち3人が相次いで戦死しており、軍上層部は末っ子のジェームズだけでも故郷の母親の元へ帰還させようと考えたのだ。ミラー大尉と彼が選んだ7人の兵士たちは、1人を救うために8人の命が危険にさらされることに疑問を抱きながらも戦場へと向かうが……。トム・ハンクスが主演を務め、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、バリー・ペッパー、ビン・ディーゼルらが共演。ライアン二等兵役はマット・デイモンが務めた。
1998年製作/170分/アメリカ
原題:Saving Private Ryan
配給:UIP
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
この作品をきっかけに同じ映画を映画館で何度も見る楽しみを知りました。映像が素晴らしいのはもちろんですが、戦場に放り込まれたような臨場感のある音響に魅了され、映画館でしか体験できない音があることを意識するようになりました。逆の言い方をすると、チープな音で本作を見てしまうと魅力が激減してしまうと思います。本作の画期的な音響デザインについては、ドキュメンタリー映画「ようこそ映画音響の世界へ」のなかで取り上げられています。
2022年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
近年のリアルな戦争映画や戦闘シーンを観てきましたが、90年代の映画でここまでの臨場感を味わえるとは思いませんでした。
遠いアングルで火だるまになってあっさりやられる人、まだ戦ってもないのに海中から上がる前に撃ち抜かれる人がわんさかです。
地面にうつ伏せで隠れてる兵士の前を戦車が通ったら、土が震える描写など、細かいところもリアルです。
なぜそこまでしてライアンを助けるのかが謎でしたが、ソウル・サバイバー・ポリシーというのがあるんですね。日本人にとっては説明不足でしょうが、ググればすぐ分かったのでまあいいでしょう。
2022年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
戦争のキツさと兄弟を探すミステリーさのようなものが合わさってる
針の穴を通すような作戦だがこれが映画ってところと映像からくる戦場の臨場感がいい感じ
2022年11月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
オマハビーチの戦略は絶対に間違っている。
少なくとも、上陸用戦車が先行しなければならない。
ドイツ軍の結束がどのくらいなのか分からないが、ますは、ビラを投下して、投降を促し、オマハの海岸と塹壕へ絨毯爆撃を行い、地雷とトーチカを排除すれば、上陸の際の犠牲者は最小限に食い止められる。対戦車の地雷は、海岸に埋める程の余裕が、敗戦濃厚のドイツには無い。
勿論、このライアン救出作戦も兵站を無視している。また、狙撃手の言う様に、敵の結束を崩す目的に、狙撃兵を後方から使うべきだ。例え、侵略する戦闘であっても、兵站を熟知した冷静な判断で無ければ、死ねことになる。
モデルがいたらしいが、商業的プロパガンダ映画。
橋を守る為にみんな残るが、あとから、援軍が来たのでは、それまで戦死した者は犬死。命令系統が壊れているのだから、先ずは撤退すべきだと思う。
見た事が無いと思っていたら、2回目だった。餌にされたケッテンクラートが可哀想。しかし、なんで、ドイツ軍って弱っちの?
僕がドイツ軍なら、戦車を前進させないで、一番高い塔を狙って打ち込み、あくまで後方で、狙い撃ち。歩兵も前進しない。あの廃墟だと、隠れるアメリカ兵に迫撃戦ではかなわない。
逃したドイツ兵が積極的に戦闘に参加しているが、一旦捕まった兵士が戦闘に参加出来る訳が無い。スパイ容疑がかけられるはずだ。だから、演出が間違っているし、プロパガンダになっている。
結果論だが、ドイツ軍の最良の選択は、白旗を上げて、投降するべきだ。商業的映画であれ、白旗を上げる場面が欲しい。
最後まで、作家先生には銃を撃ってもらいたくてなかった。
面白かったが、共感出来る代物ではない。こうやって!今のアメリカの栄光が保たれているとこの映画は語っている。このパターンでアメリカは自由と民主主義の国だと言い続けて来た。アメリカにとっての仮想敵国が変わるだけ。
ロンゲスト・デイとフルメタル・ジャケットのリスペクト。