プライベート・ライアンのレビュー・感想・評価
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映画の音、映画館の音響の魅力を意識するようになった作品
この作品をきっかけに同じ映画を映画館で何度も見る楽しみを知りました。映像が素晴らしいのはもちろんですが、戦場に放り込まれたような臨場感のある音響に魅了され、映画館でしか体験できない音があることを意識するようになりました。逆の言い方をすると、チープな音で本作を見てしまうと魅力が激減してしまうと思います。本作の画期的な音響デザインについては、ドキュメンタリー映画「ようこそ映画音響の世界へ」のなかで取り上げられています。
冒頭15分
伊藤計劃の『虐殺器官』で言われるように冒頭15分が一番おもしろい。
だらだら戦争映画で人が死ぬのをみて楽しめる僕らの世界ってなんなんだろう。
映像表現が凄まじい。
戦闘シーンはハリウッド映画だけあってめちゃくちゃ金がかかってるのが分かる。
おかあさんの木とは対照的
そもそも、息子が10代後半から20代であれば兄弟全員が徴兵対象になることが解っていながら出征させてしまう国家、軍隊に問題があるが、アメリカは気付いてソウルサバイバーポリシーを制定、この映画の題材に、兄弟の話し合いか末弟を1人残す法を制定すれば、戦場へ探しに行った兵士が亡くなる負担は減らせる。日本のように全員を出征させることが誉れとされ、島嶼玉砕、自決強要の国よりはましだが。児童文学とはいえ、おかあさんの木は実態を現している。
ヘルメットはしっかりかぶりましょう‼️
戦争映画というものよりも、映画そのものを永遠に変えてしまった作品‼️「プライベート・ライアン」以前・以後という言葉は確実に存在してると思います‼️物語は4人兄弟のうち3人が戦死したため、生き残っていると思われる最後の一人を故郷へ帰還させよ‼️ヒロイズムや人間性があるのか、結果的にその一人のためにたくさんの兵隊が犠牲になっているわけで、イマイチ胸に響かない‼️戦争の悲惨さというよりは非情さを感じますね‼️やはりこの作品のキモは冒頭のノルマンディー上陸作戦‼️それまで戦闘をこんなにリアルに、生々しく描いた映画はなかった‼️この23分間は衝撃に次ぐ衝撃の連続で、観る者は砲弾ショック状態になり、深い闇の中に引き込まれてしまう‼️ヘルメットを一瞬脱いだ隙に頭を撃ち抜かれたり、内臓が流れ出たり、人間が燃え上がったり、一兵士が切断された腕を探し回ったり、戦争とはこういうものだと思い知らされる‼️ただあまりにもリアルすぎて、この作品以後、いろんな作品で超絶リアル志向が強くなったきらいはありますね‼️リアルに見せるのもいいけど、戦闘シーンやラブシーンに限って言えば、リアルに見せずに観客の想像に訴える手法が映画らしいんじゃないでしょうか⁉️それまでの名作たちはその手法だったと思うし、何よりそのほうが夢がありますよね‼️
色褪せないどころかむしろ新しく感じる
昔、子供の頃に近所のヤマダ電機に行ったらホームシアタースピーカーの展示でこの映画が流れていたことを今も覚えています。あの時の音の臨場感は本当に感動して、映画ってすごいなと思いました。
で、この映画ですが、前述のようにとにかく臨場感がすごい。
本当に戦地に放り出されたかのような感覚を味わう映画は、この映画以外に私は知りません。
やっぱりカメラワークが独特なんだろうな。固定されてるわけでもなく、POVほど揺れない独自の加減が素晴らしいです。
神に祈りを捧げながら敵を仕留めていくスナイパーのジャクソンがかっこいいです。あまりのかっこよさに、子供の時一回はみんな真似したよね?(私だけ?)
でも、この映画を観て戦争だけは絶対に行きたくないなって思いました。あんなの生き残れるかなんてほぼ運じゃん。怖すぎる。
決して戦争を美化することもなく、反戦映画としてもよい出来です。戦争を知らない子供たちにはぜひみていただきたい一本。(ただし、中学生以上な)
【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】 苦手ジャン...
【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】
苦手ジャンルにも挑戦してみようと思って観た。
やっぱり食わず嫌いは良くないわと実感した一本。
冒頭20分のノルマンディ上陸作戦シーン、長い。終わらない。恐い。
怯え方や死にざまで人柄を描き分けるという発想が鬼だな監督。
戦争に臨むスタンスや意気込み、家族愛の由来が兵士ごとに違うね。
訃報をタイプする女性たちが、他人ん家のことにドライなの辛辣。
【・・・あれ?わりと良い話?】
大前提として、戦争に参加し理不尽な命令に命を掛けさせられる状況は悲劇だ。
本作でもその観点は強く感じたし、凄惨な場面をたんたんと見せてくる構造は殺し合いへの嫌悪を呼び起こす。
死地を掻い潜り生き延びて、これから敵軍殲滅に赴くと思った矢先、生死不明の二等兵を敵地のど真ん中で探して保護しろという特命。異議申し立ては許されず、命を懸けて任務に赴く8名の胸中たるや。。。
ただその一方、この"フィクション"において。
ミラー中尉たちは命令に捕らわれすぎず、結構自由に振る舞うので、二等兵ライアンを助けるために命を落としたわけではないように見受けられる。
人間性を損なわれない兵士たちの描写が迫真である反面、戦争の不条理性を削いでいるように感じた。
カパーゾは命令無視で油断したことで撃たれるし、
ウェイドは任務内容にない作戦のせいで死ぬ。
「ライアンを助ける任務のために2人死んだ」と鬱憤を溜めるのはお門違いでは?と疑問に思った。
終盤。
ライアンは命令無視して最前線に残る。ミラー中隊も独断で参戦する。
私には、登場人物それぞれが思いのままに生き、その結果として死んでゆくように見えた為、
ミラーがライアンに託すメッセージの重みがあまり感じられず、
生存し、子孫を成したライアンがそこまで責任を感じる理由になるか?腑に落ちなかった。
字幕がノイズすぎて台詞があんま入ってこなかったので(^^;)理解し切れてないかも(おぉ、なっちゃん・・・)。
ミラーが自分の来歴を明かす意図もつかみかねた。
どの人物にもあまり感情移入できなかったしな。
私にとっては戦禍の惨たらしさに共感する映画というより、そのさ中でも損なわれない人間賛歌の映画だった。
逃げられない怖さや理不尽な任務に当たらされる中で命を落とす悲惨さは潜水艦モノの方が強いか。K-19とか。
戦争恐いです。関わらせたくない。
ミラー大尉の生き方の美学を感じる
主人公のミラー大尉はただ命令をこなすだけの軍人では無い。彼は生き方について自分なりの美学を持っており、大局を理解している。敵を避けて通れるにも関わらず、それでは後から来る味方が困るからと、敵を排除するために戦う。本来のライアン捜索の任務を完了しても、あえて現地に残って命がけでドイツ軍と戦う。それは、ミラー大尉が、自分達軍人の役割は戦争を終わらせることにあるという本質を深く理解しているからだ。軍人の役割は戦争を終わらせることにあると頭で分かっていても、実際の戦争は命がけなので中々有言実行できることでは無いはずだ。綺麗事に終わらないのが彼の凄いところで、考えから行動まで筋が通っていて、人としての厚みを感じる。
冒頭のノルマンディー上陸作戦の凄惨な描写は、他の戦争映画ではあまり見られないほど作り込まれていて見事。大軍が衝突し、銃弾が飛び交い、火炎放射でトーチカの中に居る兵士を焼き殺す。戦う前に撃たれてあっけなく死んでしまう兵士も数多く居る。それが戦争の惨さを伝えると同時に、迫力があり観ていて面白い。ただ、それ以降のストーリーは冗長な印象。2時半超えは長すぎて内容に見合っておらず、もっと短縮できたはず。そのためミラー大尉の人間的な魅力と、冒頭のノルマンディー上陸作戦が今作の見どころという印象になった。
私もこのような生き方をしたい
臨場感のある映像もさることながら、戦争と言う絶望的な状況の中で、兵士のひとりとして戦う意味を見いだそうとしたところに感動。私達も日々、現実という厳しい状況の中で生きている。やがて死が訪れた時、せめて胸を張って言えることを一つでもしたい。それは紛れもなく人に対してであり、愛ではないだろうか?私は誰のために生きているんだろう?そんなことを考えてしまった映画。
ここまでの臨場感とは
近年のリアルな戦争映画や戦闘シーンを観てきましたが、90年代の映画でここまでの臨場感を味わえるとは思いませんでした。
遠いアングルで火だるまになってあっさりやられる人、まだ戦ってもないのに海中から上がる前に撃ち抜かれる人がわんさかです。
地面にうつ伏せで隠れてる兵士の前を戦車が通ったら、土が震える描写など、細かいところもリアルです。
なぜそこまでしてライアンを助けるのかが謎でしたが、ソウル・サバイバー・ポリシーというのがあるんですね。日本人にとっては説明不足でしょうが、ググればすぐ分かったのでまあいいでしょう。
戦争のキツさと兄弟を探すミステリーさのようなものが合わさってる 針...
戦争のキツさと兄弟を探すミステリーさのようなものが合わさってる
針の穴を通すような作戦だがこれが映画ってところと映像からくる戦場の臨場感がいい感じ
圧倒的な臨場感
bsでみました
見てて怖い
臨場感ものすごい
この世の地獄がよくわかる
プラトーンも好きだけどこっちもいいね
ヒーローも何も居ない
ただの絶望感しかないな
しばらくbsいいのやるみたいなので色々みていきたい
privateって軍隊のランク名称だったのかー
生々しい戦いのシーンが多かった。
日本軍ならそもそもこんなミッションはなかっただろうからストーリーが成立しないと思った。
戦争が実際にどんなものかはほんと分からないなと戦争ものを観るたびに思う。いつの時代もどこかで人が殺し合ってて、人間は知能を与えられているのに本当に愚かだなと思う。世界がAIに乗っ取られても永遠に戦争してるんじゃないかな。
最後の作戦は隊員がどんどんやられてハードだった。しかもやられっぱなし。看取る場面でそれまで接点の少なかったライアンが主体になってたのはストーリー上仕方ないとはいえちょっと気持ちが入りにくかった。
死ぬほど生きろ
たしか劇場で観たときは中学生だった。
どうしても冒頭シーンの凄惨さに目が行きがちだけど
改めて感じたのは「生きることの尊さ」だった。
国や立場が違っても、戦争に限らなくても
今を生きているということは先人の犠牲があってこそ。
自分も少しでも有意義な何かを後世に残せるといいな。
分界点
壮絶な戦闘描写や音響効果はそれまでの表現から大いに飛躍。戦争の悲惨さはその前のベトナム戦争映画でも取り扱われていたが、生肉を扱うような表現は戦争の人間性のなさを感じさせるもの。呆然とした冒頭の30分。
ストーリー自体はわかりやすい。橋の攻防戦では、作戦解説もしっかりつけて丁寧。スピルバーグらしいところ。
無名のマットデイモンの存在感にも感心。
冒頭のノルマンディー上陸作戦など戦闘シーンはとてもリアルに描写され...
冒頭のノルマンディー上陸作戦など戦闘シーンはとてもリアルに描写されている。戦争の恐ろしさ、虚しさ、悲しさ、恐怖、人間の極限、この映像は観る価値のある映画だと思う。
昔観た時は冒頭の映像に大きな衝撃を受けたけど、今観返してみると多くの犠牲の上で今の現実があるということを知るべきだし、だからこそしっかりと生きなければというメッセージもあるのだなと感じました。
戦争こわい!死ぬのはそんな怖くないけど、あんな死に方は絶対ヤだ!
ライアンさんと全く関係ないんですが、どうしても先にお詫びして訂正しておきたいことがあります。
『大怪獣のあとしまつ』の腐れレビューの中で、こともあろうに役者さんのお名前間違えていました。
“重松”豊じゃなくて“松重”豊さんでしたよね。松重さん、本当にごめんなさい。
アノ映画の評価に関しては謝らないよ!
そうよ、役者さんのお名前を記す時に“さん”くれろ、なのかどうかいつも悩むです。
調べてみたところ、役者さんなどの著名人に関しては“さん”は不要とのことみたい。
(存命中の方についてはグレーゾーンのようだけれど。“さん”付けると却って慣れ慣れしすぎるとの見解もあるようで)
呼び捨てってなんかしっくりこないですけれど。
で、とうとう「超一級映画」のレビューに挑戦です。
私のレビュースタイルと、こういう「真面目な超一級映画」って、すこぶる相性が悪いです。
いつもふざけまくった「おちゃらけレビュー」しか書いてないですから。
ライアンさん…困ったね。どう書こう。
まず、なんでこの映画のDVD買ったかというと、ふとした思いつきでサブウーファー付きのPCスピーカー買ったんですね。推して知るべしの超安物を…(⌒-⌒; )
で…一応はウーファーですから、なんか音響的に迫力のある映画って何かないかなーと考えた時に、瞬時にこの映画を思いついたわけです。
で、視聴始めました。DISC・イーン!(ちなみにDISCは光学メディアで、DISKは磁気メディアとのことでした。英語ややこしい!)←豆知識←どうでもいい!
やはり冒頭30分の上陸作戦の描写と音響は圧巻の一言に尽きますね。スピーカーの音質はともかく…(⌒-⌒; )
じゃぁ、レビュー終わり。
というのも、ふざけまくっているので、ちょこっと書いてみようかな。
本当にね、戦争の悲惨さだとか、不条理さだとか、悲しさだとか、やっぱり冒頭のインパクトが強すぎて、テーマが何やらわからんのです。
『沈黙~サイレンス~』観た時にも思ったですけれど、作り物の映画よりもリアル現実の方が、遥かに何倍も凄惨だったんだろうな…と思いが至るわけです。
だから、あまり感情移入しすぎて深く考えたくないな…ってのが、正直な感想なんです。
チェスの駒よりも、もっともっと軽んじられる“蠅や蚊”扱い命の散り方って、やっぱりヤだもん。
千切れ落ちた自分の片腕や、ブチャ…っとはみ出した臓物を探し回りながら、撃たれまくって死ぬなんて絶対にヤだもん。
やっぱり冒頭の描写みたいな死に方って絶対にヤだもん。実際あの場にいたならゲロまみれになって、とにかく身を隠す場所求めて逃げ出しちゃうもん。それでも無慈悲に手足を銃弾や爆弾で、もぎ取られちゃうんだろうなぁ。臓物撒き散らしちゃうんだろうなぁ。
絶対にヤだ!戦争こわい!絶対行きたくない!我が国、お願いだから、もう戦争しないで!
このシンプルな感想を導き出しただけで、この映画って成功なんだろうなぁ。
クソみたいなレビューを書き散らしているくせに、映画には本当に疎いので、監督や役者の経歴や功績については、全く知らないです。
そういや、トム・ハンクスの『フォレストガンプ~一期一会~』が大変面白くてかなり感動したなぁ。と思ったくらい。レビュー書かないよ!多分…
そうそう、外国人のカタカナ表記にも“さん”は不要みたい。
(このあたりもグレーゾーンみたい…日本語ややこしい!)
でも、どうもしっくりこないなぁ。やっぱりトム・ハンクスさんって書きたいの!
なんなん…このクソレビュー…やっぱ書かなきゃよかった…(^_^;
なのに、次回視聴リストに入っているのは、また超一級映画の『パッション』なんだよなぁ。
『マッドマックス』のメル・ギブソンさ…監督の。(これくらいは知ってるもん!)
危険!この先臓物あり!
劇場公開時鑑賞。
スピルバーグが監督、というだけで安易に観に行くと冒頭で皆殺しにされる観客ジェノサイドムービー。
臓物です。
臓物です。
スピルバーグ見直した(チョロい)。映画の作りとしては、歪だし、もうライアン助けるとかどうでもよくなっちゃう気もするが、本気出したスピルバーグが垣間見れたようで支持。
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