「それボク」の加瀬亮、伊坂幸太郎「重力ピエロ」に主演決定!
2008年3月24日 12:00

[映画.com ニュース] 加瀬亮が、大ベストセラーとなった人気作家・伊坂幸太郎の直木賞候補作「重力ピエロ」の映画化作品(森淳一監督)に主演することが、3月23日、配給のアスミック・エースから発表された。加瀬は、昨年の映画賞を総なめにした周防正行監督の「それでもボクはやってない」以来の主演を務める。
原作は、連続放火事件をきっかけに徐々に浮き彫りになる家族の絆を描く感動作。放火、レイプ、落書き(グラフィックアート)といった犯罪行為をモチーフとした作品であることから、伊坂流「罪と罰」ともたとえられる伊坂文学の最高峰で、「陽気なギャングが地球を回す」「チルドレン」「アヒルと鴨のコインロッカー」「Sweet Rain 死神の精度」と続々と映画化される伊坂文学の中でも待望久しかった作品で、ファンの間で配役のゆくえに注目が集まっていた。
主人公の“私”を演じる加瀬は、「兄として物語の中心となる弟を出来る限り見守っていきたい。出演者をはじめ、監督、スタッフと共に。勢いのある映画を届けられるように頑張ります」と抱負を述べた。
加瀬は、俳優の浅野忠信に憧れて、彼の付き人を経て、00年石井聰互監督の「五条霊戦記」で俳優デビュー。昨年だけでも「それでもボクはやってない」「めがね」「オリヲン座からの招待状」に出演。ここ2、3年だけでも「硫黄島からの手紙」のクリント・イーストウッド監督、周防正行監督、是枝裕和監督、井筒和幸監督、李相日監督の作品に起用され、今年も「犬と私の10の約束」(公開中)、石井克人監督の草なぎ剛(SMAP)主演作「山のあなた 徳市の恋」(5月24日公開)、犬童一心監督の小泉今日子主演作「グーグーだって猫である」(秋公開)、中島哲也監督作「パコと魔法の絵本」(秋公開)、オムニバス映画のミシェル・ゴンドリー監督編に出演する「TOKYO!」(夏公開)など8本が控える超売れっ子状態だ。
注目の家族のキャスティングは、半分しか血のつながりのない弟“春”役はフジテレビ系ドラマ「花さかりの君たち」で注目された岡田将生(18)、ガンに冒されながらも春を守り切る父役は小日向文世(54)、レイプによって春を身籠もる母役は鈴木京香(39)。他に、渡部篤郎、吉高由里子(「蛇とピアス」主演)が出演する。09年公開予定。
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