英国アカデミー賞のノミネート発表！「つぐない」が最多14部門
2008年1月18日 12:00
［映画.com ニュース］ 英国映画テレビ芸術アカデミー（BAFTA）に所属する映画関係者が選ぶBAFTA賞のノミネートが、1月16日に発表された。
最多14部門でノミネートされたのは、米ゴールデン・グローブ作品賞（ドラマ部門）を受賞しているイギリス映画「つぐない」だった。作品賞をはじめ、監督賞、脚色賞、主演男優賞（ジェームズ・マカボイ）、主演女優賞（キーラ・ナイトレイ）など主要部門全てで候補となった。「プライドと偏見」のジョー・ライト監督がイアン・マキューアンの長編ロマン小説「贖罪」を映画化した同作は、アメリカの批評家賞では受賞ゼロで、しかも米俳優組合（SAG）賞、米脚本家組合（WGA）賞、米監督組合（DGA）賞、米製作者組合（PGA）賞などのギルド賞ではノミネートすらされておらず、非常に対照的な結果となった。
作品賞部門で「つぐない」と争うことになるのは、「アメリカン・ギャングスター」「善き人のためのソナタ」「ノーカントリー」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の4作品。
授賞式は2月10日に行われる。なお、主なノミネート（英国作品のみ対象部門除く）は以下の通り。
ジョー・ライト（「つぐない」）
ポール・グリーングラス（「ボーン・アルティメイタム」）
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク（「善き人のためのソナタ」）
ジョエル＆イーサン・コーエン（「ノーカントリー」）
ポール・トーマス・アンダーソン（「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」）
ダニエル・デイ＝ルイス（「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」）
ジョージ・クルーニー（「フィクサー」）
ジェームズ・マカボイ（「つぐない」）
ウルリッヒ・ミューエ（「善き人のためのソナタ」）
ビゴ・モーテンセン（「イースタン・プロミセズ」）
ケイト・ブランシェット（「エリザベス／ゴールデン・エイジ」）
エレン・ページ（「JUNO／ジュノ」）
ジュリー・クリスティ（「アウェイ・フロム・ハー／君を想う」）
キーラ・ナイトレイ（「つぐない」）
マリオン・コティヤール（「エディット・ピアフ／愛の讃歌」）
ハビエル・バルデム（「ノーカントリー」）
ポール・ダノ（「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」）
フィリップ・シーモア・ホフマン（「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」）
トム・ウィルキンソン（「フィクサー」）
トミー・リー・ジョーンズ（「ノーカントリー」）
ケイト・ブランシェット（「アイム・ノット・ゼア」）
ケリー・マクドナルド（「ノーカントリー」）
サマンサ・モートン（「コントロール」）
シアーシャ・ローナン（「つぐない」）
ティルダ・スウィントン（「フィクサー」）
「エディット・ピアフ／愛の讃歌」（フランス）
「善き人のためのソナタ」（ドイツ）
「君のためなら千回でも」（アフガニスタン）
「潜水服は蝶の夢を見る」（フランス）
「ラスト、コーション」（台湾）
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