チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
劇場公開日:2008年5月17日
解説
79年のソ連軍によるアフガン侵攻に対するゲリラ組織の支援を行った米下院議員チャーリー・ウィルソンの奮闘をシニカルな視点で描いた戦争風刺ドラマ。出演はトム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンら3人のオスカー俳優の他にエイミー・アダムス。脚色は「アメリカン・プレジデント」「ア・フュー・グッドメン」のアーロン・ソーキン。監督は「卒業」「パーフェクト・カップル」のマイク・ニコルズ。
2007年製作/101分/アメリカ
原題:Charlie Wilson's War
配給:東宝東和
スタッフ・キャスト
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CMは詐欺だな。
こってこての政治映画です。
ちょこちょこ笑いは挟んであるけど。
そして、何で今この映画を作ったのかがわからない。
あのとき、アフガンに武器を流したのが失策だったと言いたいわけじゃなさそう。
あくまでも、ソ連を撤退させるために「ヘリコプターを撃ち落とした」ことは肯定してるんだろうな。
締めくくりに「最後にしくじった」と出てくるけど、そっちにフォーカスすべきだったんじゃないのか?
テンポよく作ってはあるけど、エンターテイメントにするにはあまりに最近の事件で生々しすぎて笑えない・・・。
2020年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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アフガン侵攻ソ連軍へのCIA秘密作戦とくれば敏腕エージェントが主役となるはずだが俗っぽい政治家の活躍が描かれる、もっとも実話となるとCIAでは無理なのでしょう、したがってど派手なアクションやサスペンス映画ではありません。
CBSニュースのジョージ・クライルのノンフィクション小説の映画化、劇中でも主人公のチャーリー・ウィルソンズ議員がアフガンに関心を持つきっかけがCBSのダン・ラザーの報道番組でした。実話と言っても映画となると脚色はあるから鵜呑みにはできないが同じテキサス州出身の下院議員だったマーティン・フロスト氏によればは実物はもっと華美な人物だったが映画の内容はほぼ真実と語っている。たしかに好色でアル中、時々コカインではトムハンクスが演じていなければうさん臭くて信じられなかっただろう。いかにCIAの秘密作戦とは言え大統領が知らないはずはないと思うが映画ではチャーリー・ウィルソンズの独断のように描かれる。もっとも後のタリバンのテロに通じたとなると関与はタブーなのだろう。アフガン侵攻についてはソ連内部でも貧しい経済、不安定な政府、敵対心の強い国民性から介入しても得るものは無いとしていたが反共運動が中央アジアに及ぶと懸念したアンドレイグロミコ外相、ユーリ・アンドロポフKGB会長、ドミトリー・ウスティノフ国防大臣らのトロイカ政権が押し切ったとされている、アメリカはモスクワ五輪のボイコットなど非難はするが介入はせずソ連の消耗を静観するスタンスだった、いみじくも「ランボー怒りのアフガン」でもトラウトマン大佐が「愛国心をもったゲリラがいる国は征服できない、我々はそれをベトナムで体験した」といっている。
玩具に似せた爆弾などソ連の非道さは目に余るし立ち上がったチャーリー・ウィルソンズ議員も偉いのだが支援したゲリラも内部抗争の果てにアメリカに牙をむける現実、アフガンの支援に尽くした中村医師の殺害を知る身としては狂信的な暴徒には誠意が通じないのかといたたまらない気にさせられる。それもこれも人間不信を植え付けた大国の覇権主義の歴史のつけなのだろうか。映画だけを見れば奇妙なヒューマンドキュメントなのだが俯瞰してみると病巣の深さに気が沈む。
2019年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
79年のソ連軍によるアフガン侵攻に対するゲリラ組織の支援を行った米下院議員チャーリー・ウィルソンの奮闘をシニカルな視点で描いた戦争風刺ドラマ。
2015年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
予告編を観たらコメディーだと思っていたのに、全然違う。
本物の戦争の映像が使われていたり、戦争や政治や宗教テーマにした重い内容の映画。
歴史のことや政治情勢などの知識がないと難しいかも。
911の原点にもつながる映画。
観終わって頭が疲れました。。