ターミナル(2004)

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

スティーブン・スピルバーグ監督がトム・ハンクスを主演に迎え、空港内に長期間にわたって足止めされてしまった男と、そこで働く人々の交流を描いたヒューマンドラマ。東欧の小国クラコウジアからやって来たビクター・ナボルスキーはニューヨークのJFK国際空港に降り立つが、入国手続きの直前に祖国でクーデターが起こり、パスポートが無効になってしまう。アメリカへの入国を拒否され、祖国にも戻れなくなった彼は、仕方なく空港ターミナル内で暮らし始める。最初は言葉すら通じず苦労してばかりのビクターだったが、独学で英語を身につけ、ターミナル内の従業員たちとも親しくなっていく。昇進を狙う国境警備局主任ディクソンは、そんな彼の存在を疎ましく感じていた。実はビクターには、どうしてもニューヨークへ行かなければならないある理由があった。共演はキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ。

2004年製作/129分/アメリカ
原題:The Terminal
配給:UIP
劇場公開日:2004年12月18日

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映画レビュー

4.5人との繋がりは一歩を踏み出す勇気となる そして待つことの大切さを感じる映画

2024年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

パスポートが無効になり、空港ターミナルに住まざるを得なくなった主人公とターミナル内の従業員達との交流が描かれている物語。

諦めずに生きて行く主人公の純粋で真っ直ぐな性格、諦めない気持ちがまわりを巻き込み、人気者へなっていく。

そして主人公との交流で周りも行動をし変わっていく。

見つからないように細々と過ごしていた清掃員も
最後には主人公のために動いた。その姿はとても心を動かされるシーンだった。
それを見て、主人公も動き出す。
誰かのため、人との繋がりは1歩を踏み出す勇気となると感じた。

最後にはターミナルのたくさんの人から愛され応援される主人公。
真っ直ぐで誠実で、人を助けようとする優しさを持っている。そんな彼の人柄だからこそたくさんの人が集まり応援されるのだと感じた。

そして何より『待つ』ということがキーワードになっている。
自分を信じているからこそ待つことが出来る。
楽しみながら待つ。とても大変な状況の中、主人公は心の余裕があるようにみえた。
客室乗務員と主人公がナポレオンの話しを重ねるシーンでは
とてもポジティブな返答が印象的だった。
受け取り方でマイナスにもプラスにも変わる。
主人公の心の余裕さがここにも出ているように感じた。
客室乗務員の『待つ』は複雑な気持ちになったが
主人公は心に余裕があるからこそ、自分を信じることができ、待つことができる。
時にはそんな『待つ』ということも大切だと思わせてくれた。

テンポも良くコミカルに描かれていて
とても楽しくほっこりする映画。

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Saki

3.0なんか色々と‥

2024年7月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

腑に落ちない映画だった。
主人公は当初と後半でキャラがぶれてる感じがしたし、入国審査官は急に結婚しちゃうし、あのCAに恋しちゃうし、その他諸々。まったく引き込まれなかった。
評価:3.1

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bigsuke

3.5何回見ても面白い3.8

2024年7月2日
PCから投稿
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asa89

3.5空港生活を快適なものにする努力が観ていて面白い

2024年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 随分前に観たとき、終盤空港で主人公ビクターが大勢の人間に見送られるシーンや、ビクターの帰国を阻止するべく清掃員のグプタが飛行機を止めるシーンが、いかにもお涙頂戴的で子供っぽく思えた。そのためあまり好きでは無い印象が強く残っていた。今回改めて観てみたが、やはりその印象は変わらない。

 それから、空港の警備局主任のディクソンの人物像がいかにも分かりやすい悪役なのも、今作に対して子供っぽい印象を持ってしまう要因になっていた。執拗にビクターに対する嫌がらせに固執して、ビクターを擁護するグループと敵対する分かりやすい構図を作っているのが、安易な人物描写という印象を受けた。

 しかしそれ以外のシーンは面白い。主人公ビクターが空港でどうにか生き残ろうと金を稼ぐ術を身に付け、独学で英語を習得し、その人柄で仲間を作る。何も無い状態からスタートした空港生活を、知恵を絞って快適なものにする努力が観ていて面白い。また、ヒロインのアメリアとの恋愛要素もストーリーを華やかにしていた。

 終盤のビクター見送りシーンの登場人物を直接交流があった人間だけにして、ビクターの帰国阻止を仲間による粘り強い説得など別の理由にし、ディクソンの人物像をもう少し多面的な設定にしていたら☆4以上を付けたかもしれない。

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根岸 圭一