潜水服は蝶の夢を見る

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解説

身体的自由を失った男性が瞬きだけで自伝を綴ったという実話を、「バスキア」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督が映画化した人間ドラマ。ELLE誌の編集長として順調な人生を送っていたジャン=ドミニク・ボビー。ところがある日脳梗塞で倒れ、全身麻痺で左目のまぶたしか動かせない状態になってしまう。言葉すら発することができない彼は、言語療法士の力添えで瞬きを使ってコミュニケーションを取るようになり……。

2007年製作/112分/フランス・アメリカ合作
原題:Le Scaphandre et le Papillon
配給:アスミック・エース

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第65回 ゴールデングローブ賞(2008年)

受賞

最優秀監督賞 ジュリアン・シュナーベル
最優秀外国語映画賞  

ノミネート

最優秀脚本賞 ロナルド・ハーウッド

第60回 カンヌ国際映画祭(2007年)

受賞

コンペティション部門
監督賞 ジュリアン・シュナーベル

出品

コンペティション部門
出品作品 ジュリアン・シュナーベル
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(C)Pathe Renn Production-France 3

映画レビュー

4.0芸術家が撮った映画

津次郎さん
2020年7月11日
PCから投稿

正直なところ、片眼球しか動かない四肢麻痺の患者にたいして、ここまで献身的なことに感心した。よく知らない世界だが、もっと素っ気ない待遇をされるような気がしたからだ。ましてあの方法で本を書かしめたことに驚いた。とうぜん財力にも依るのだろうけれど、最強のふたりやこの映画を見てフランスは病人に篤いのかも──などと漠然と考えた。

ところで、監督ジュリアンシュナーベルは画家でもある。
むしろそっちのキャリアが本職のようだ。ネットで見たかぎりでは割れた皿をキャンバスに貼り付けた絵画──主にポートレイトを製作している。

その来歴を知って驚いたのはシュナーベルがまともな映画監督であることだ。
と、いう言い方も変だが、まさにそこである。
なぜなら、前衛的な芸術を標榜している画家が、大衆に解る映画を撮ることが珍しい──と思えるからだ。
例えば日本では、芸術家が映像作品に、大衆を意識することはない。
皿を割ってカンバスに貼っつけるような抽象主義のアーチストが、大衆芸能に下野する──なんて現象は日本には絶対にないのである。
寺山修司や池田満寿夫しかり。そのての世界では評価されるのかもしれないが、箔付けか余技か自己顕示かなにかであって、観衆を面白がらせる動機も技量もありはしない。それは蜷川実花や手塚眞にも言える。すくなくとも日本では芸術家がドラマ演出のメソッドに与することはない。

ところが、シュナーベルの潜水服はカンヌで監督賞を獲り、その他多数のアワードで外国語映画賞を総なめにしている。動けない重篤者を主役に置いて、112分間引っ張る──賞はきわめて当然だと思う。
BasquiatやAt Eternity's Gateも基本的な演出技術に裏付けられた映画だった。応用が効く能力ではないはずの芸術家スタンスだが、向こうの人は二足わらじもはけるらしい──というより、芸術家という立場を自尊や驕りで固めてしまうことなく大衆に寄り添う──個人的に、そんなことを思った映画だった。

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津次郎

3.5叙述的

2019年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

たまにこういう作品に出会うと小さい頃から、本当かもっと読んどけばよかったなと思います。
正直に言ってこの作品の美しさを監督が望んだ程度に感じることはできなかったと思います。それは、単純に英語力がないのもそうですが、言葉から連想できるイメージの引き出しが好きなすぎる。しかし、自分の感受性のどこかで、涙が出るほど美しいと感じたのは事実です。それだけ、この作品には映画としての美しさが詰まっています。

実際の小説を題材とした映画の脚本というのは多くあります。言葉という限られた種類の記号で箱詰めされた美しい映像を読者が自分の経験や感性を使い、映像へと書き直して行くのが文学作品だとしたら、映画はどのような役割があるのでしょうか。
一概に他のストーリーテリングの媒体と比較することはできませんが、映画には必ず制作側の視点を通しているという違いがあります。有限の型枠にはめ込まれた言語なだけに、その中身には無限の解釈を含んでいるのが言葉でしょう。一方、映像が視界に広がることで、より明確な情報が視覚から入ってくることで、より導かれた感情を受け取れるものです。小説の手軽さ、想像の無限さはなくてはならないものですが、映画は制作側の視点が一枚挟まっていることから、さらに深く、またsらに視聴者の個人の部分に浸透して行くものではないでしょうか。

この作品にして観ても、主人公のジーンの視点で物語がスタートし、一瞬にして視聴者は主人公にダビングしたような形でストーリーが進んでいきます。中盤からガラッとリズムが変わり、主観の位置が少し主人公ジーンから離れ、他のキャラクターの感情が、ジーンの感情に及ぼす影響をある程度、客観的に同情できます。そして、この作品のメインである叙述的な表現でジーンが現在を過去と比較するシーンで、視聴者はジーンの視点へと必然的に陥り、”The Diving Bell and the Butterfly”を迎えます。その叙述的な表現がそれまでに語られた人々との関係をなぞり、後悔、愛情などの人間性が彩られて行くのですが、そこには視聴者にお任せ。より個人的な想いへと潜っていいクルートに乗っているので、あとは自然に涙が溢れるのを待つだけ。

もっとこの作品からたくさんのものを感じ、より深くに潜ってみたい。

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Editing Tell Us

3.5肉体に閉じ込められたと言う意の潜水服

mimiccuさん
2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

・瞬きしか出来なくなった雑誌の編集長ジャンが、助手と共に自身の自伝を共に書き上げるに至るまで
・右目を縫い付けるシーンが一人称視点で本当に針が瞼に刺さる感覚になって声出た
・アルファベットを読み上げて単語を作るやり方は1997年当時で、2017年だと多分視線の軌跡をコンピュータで解析して文字を追う技術ができそう
・イメージを映像化できるのが映画の強み、そもそも障害になった男性の見上げる視線自体が想像力の産物
・海に落ちる氷河の巻き戻しがエンドロールに流れる…不可逆、再生のイメージととらえた

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mimiccu

4.5セラヴィ

2018年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

オッサンだった。
 身動きの取れない中で、彼が夢想すること、彼の視線…。内なる声の数々…。
 しかも、献身的な元妻にさせる伝言…。

 そんなオッサンにとっても、
彼にとって”神”は救いにはならなかったけれど、父とのやり取り。涙がにじんでしまった。

難病物の感動大作…の、くくりに入るのだろうが、何かが違う。

『ELLE』の編集長と聞いて、どれだけ詩的なイマジネーションが広がるのだろうかと思っていたが、意外に現実的。『ミルコのひかり』の方がよっぽど、詩的で映像もクリア。

なんて、思いながら見ていたけれど、エンディングでウェイツ氏の歌にのせて、氷山が崩れ落ちる様の逆再生を見ているうちに、涙があふれかえってきた。

一人の男の人生。死ぬまで続く人生。思い通りになること、ならぬこと。自分のミスで逃すチャンス。思いもよらぬ贈り物。聖人君子でもなく、最後まで”自分”であった人生。どれだけの想いを残して死ぬのか。やり直したいけれど、やり直せない人生。それが人生。

演出・カメラワークが秀逸。
1度目の鑑賞では筋を追うことに焦点が割かれるが、
2度目以降の鑑賞では、この表現をこう表現するかというところにうならさせられる。
 きわめて現実的なエピソードをベースに、挟み込まれる主人公の記憶・イマジネーション。鑑賞するたびに意味付けが変わりそうだ。

そして、みんなも絶賛しているけれど、マチュー氏が凄い。

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とみいじょん
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