潜水服は蝶の夢を見る
劇場公開日 2008年2月9日
解説
身体的自由を失った男性が瞬きだけで自伝を綴ったという実話を、「バスキア」「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督が映画化した人間ドラマ。ELLE誌の編集長として順調な人生を送っていたジャン=ドミニク・ボビー。ところがある日脳梗塞で倒れ、全身麻痺で左目のまぶたしか動かせない状態になってしまう。言葉すら発することができない彼は、言語療法士の力添えで瞬きを使ってコミュニケーションを取るようになり……。
2007年製作/112分/フランス・アメリカ合作
原題:Le Scaphandre et le Papillon
配給:アスミック・エース
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2022年5月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
Jシュナーベルが撮ってなければまず見ることはなかった映画。映画としてもテーマとしても内容的にも、何処に於いてどうしたいのか分からなかった。凄い話だ、シュールだねで終わる感じか❗映像関係のプロからの評価ウケを狙った感がプンプンして逆に鼻に付く❗
2022年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
人間、いつ何が起こるかわからない。
この映画を見たらそれを痛感せざる得ない。自分の健康に感謝さえしてしまう。
実話を元にしているそうだが、こんなことが起こり得るとは映画を見た後でさえ、
信じがたい、というか信じたくない自分がいる。それほど、主人公に身に起こることは
突然に残酷だ。
主人公の目線の映像が素晴らしく、こんな世界なんだとこちらに追体験させてくれる。
この辺の描写は全く違う映画だけど「サウンド・オブ・メタル」
病室での希望はセクシーな女医さんのみ。性は生きる希望なんだな。
2021年12月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
映画としてもドキュメントとしても
とても興味深く見てしまった
ベットの上の人間の心と身体を
より深く想像することができたし
想像できるように撮影に工夫があったこと
看護する人達の血の通った接し方など
2021年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD
ー 42歳の働き盛りで、脳梗塞により全身麻痺になった男の絶望感は想像も付かない・・。だが、彼はそんな環境下でも、生きることを諦めずに著作を発行したのである。
この映画を観たのは、10年以上前であるが、困惑的な邦題に惹かれて、何気なく鑑賞した。
が、一気に引き込まれた・・。-
・フランスの有名な雑誌の重責にあった男(マチュー・アマルリック)が、ある日突然病で倒れる。
- 映画では、序盤はマチュー・アマルリック演じる男の姿は映されず、彼の視野から見える風景と外部の音声、そして、彼の脳内モノローグで物語は綴られる。-
・女性診療士が、フランス語で最も良く使われる単語を”呪文のように”早口で語り、男は”Yes"の際は、瞬き一つで意思疎通をする。
- 物語は、男が健康だった頃を、挿入しつつ、左目しか見えない姿を映しながら進む。ー
・身体が不自由になった父を、元気だったころの男が髭を剃ってあげるシーン。その後、その父から身体が動かない息子に掛かって来た電話。
- 人生、何があるか分からない・・、と初見時に思ったシーンである。父の言葉が心に響く。-
<今作で、マチュー・アマルリックは殆ど、左目とモノローグだけで、演技をしている。
そして、彼を支える女性診療士の姿。
明日、何が自分に身に何が起こるか分からないから、元気な日々を悔いなく過ごそう。
そして、万が一異変が起こったとしても、最後まで自分の意思を貫き通そう、と思った作品。>
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