名探偵コナン 業火の向日葵
劇場公開日:2015年4月18日
解説
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版19作目。歴史的名画であるゴッホの「ひまわり」をめぐって繰り広げられる謎にコナンが挑む。ニューヨークのオークション会場で、かつて日本で焼失したとされているゴッホの「ひまわり」が3億ドルという史上最高額で落札される。その絵を手に入れた大富豪・鈴木次郎吉の目的は、世界に散らばる7枚の「ひまわり」を集め、鉄壁のセキュリティを誇る日本の美術館レイクロックで展示することだった。しかしそこへ、巨大宝石しか狙わないはずの怪盗キッドが現れ、「ひまわり」を奪うと宣言する。
2015年製作/113分/G/日本
配給:東宝
スタッフ・キャスト
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2022年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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記憶が正しければ、2014~2015年あたりに赤井秀一や安室透などコナンを見ていなくても名前を耳にしていた記憶がある。そんな魅力的な新キャラが出てきたことによって新規参入してきたユーザに対して古株キッドの布教、古参に向けてキッドを忘れないであげてというメッセージ性を感じた。
昔から知ってる人は、キッドは殺人はしないし、宝石以外は盗まない、予告状を出さないと盗まないということは知っていると思うので、チャーリーは、キッドに偏見をもっている新規ユーザのメタファーなのだろうと感じた。
チャーリーがキッドの事を勘違いしていたという結論に至り、視聴者を誘導している。キッドは悪い奴ではないし魅力的なキャラクターなんだという植え付けに成功したように感じた。
犯人の動機が薄い、雑というレビューを散見したが、
自分の好きなものに陶酔している危なっかしいキャラクターを印象付けるためにわざと、自分の思い込みで勘違いしていたり、自分勝手な判断で犯行に至っていたりするのではないかと思う。
恋は盲目と同じで、周りから見ればおかしいというのは分かるが、当事者自身は自分がおかしいことに気づけない。
それでも、犯人のパソコンにある犯行予定の資料を云々は正直後出しじゃんけん感が否めない。
マイナスポイントとしては、本作前作とゲスト声優を犯人にしているのが残念。
プロの声優じゃないので棒読みは仕方ないとしても、犯行動機から何から長く喋らせるのは違うのではないかと思う。
棒読みが気になるけどチョイ役だからまだ許せるというのがあった気がする。
2022年6月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波、VOD
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名探偵コナン(映画)シリーズ第19作。
Huluで2回目の鑑賞。
原作は未読、テレビシリーズは最近ご無沙汰です。
ゴッホの名画「ひまわり」を巡るコナンくんと怪盗キッドの攻防戦に手に汗握り、「ひまわり」に関する蘊蓄が豊富で大変勉強にもなった本作。普段宝石しか狙わず、誰も傷つけることのないキッドの変心(?)が物語の核となり、アクションを織り交ぜながらテンポ良くストーリーが進んでいきました。
事件の意外な真相に唸り(観る者に「ん?」と思わせる伏線の上手さと、意表を突く犯人はさすが櫻井武晴脚本と言ったところ)、劇場版恒例の過剰なスペクタクルが炸裂するクライマックスへなだれ込む怒涛の展開に引き込まれました。
[余談]
警備システムの手の内をワイドショーで晒してしまうのはあまりにもアホすぎるのでは?―と思いました(笑)。
2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ストーリーの推理展開にコナン映画のお決まりの迫力の展開がうまくつながり合ってない感じがちょっと残念。
でも灰原さんのコナンへの想いが複雑な感じでよかった。
やっぱりキッドの登場はキッド好きにはたまりません。
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推理が雑すぎる。
確実な証拠を全く示せていない。
犯人のパソコンを調べればおそらく計画書が出てくるでしょうって言われてなぜか諦めて自供を始める犯人。
それまでに怪しいパソコン一切出てきてないけどどのパソコン?
いくらでも隠し通せると思うけど。
あと動機も雑。
7枚あるゴッホのひまわりのうち2枚は贋作だと思い込む犯人。
贋作だと思い込んだ理由が一切不明。
海外の大学の研究で本物だと証明されていますって言われてうなだれる犯人。
こんな大々的な犯行を企てるのに、そんなことも知らずに計画したのか?
他にも、ホテルの客室でドアが開かなくなるほどの気圧差ができる状況。
一本道の美術館の館内で、見つけた新一になりすますキッドを一瞬で見失う園子。
さすがに無理があるくだりがいくつか。
榮倉奈々の吹き替えといい、全体的に残念。