岩井俊二、映画監督30周年記念上映の特別予告映像&ポスタービジュアル公開! 総勢13人の祝福メッセージも到着
2025年12月12日 17:00

岩井俊二の映画監督30周年を記念した特別企画<IWAI SHUNJI Film Works 30th Anniversary 1995-2025>が、12月26日から2026年4月23日までTOHOシネマズ日比谷ほかにて開催される。このほど特別予告映像とポスタービジュアルが公開された。
1995年の長編デビュー作「Love Letter」が公開されてから30年。誰もが一度は抱く痛みや希望を、繊細でありながら鮮烈に映し出す岩井作品は、時代ごとに変化しながら、ジャンルや世代を超え、国内外で熱狂的なファンを生み出してきた。
そして迎えた30年目、常に観る者の心を震わせてきた岩井俊二の作品世界を思い起こさせる、30周年記念の特別予告映像が完成。さらに今回上映される作品群のために、新たなポスタービジュアルも公開された。これまでの岩井俊二の軌跡が編み上げられ、時代を超えて今、ひとつの“エーテル”として立ち上がる。
岩井俊二
さらに、映画監督30周年を迎えた岩井俊二の創作の旅路を祝して、その世界を共に創り上げてきた、ゆかりのある総勢13人にのぼる出演者・スタッフから祝福メッセージが寄せられた。※50音順
映画"キリエのうた"でキリエ役を演じさせていただけて、岩井組と密な時間を過ごせました。
丁寧すぎるのか、たまにとってもマイペースに見えました。
しかし私はその空気を見たとき、呆気に取られながら泣きそうになる程、美しく見えたのです。
これがあの頃の私には欠けていた気がします。
人に敬意を払いすぎて、いい子になりすぎて、周りに身を任せ自分の表現を見失いそうになっていました。
また、すずちゃんや松村さんや岩井組の皆んなに会えますように。
岩井さん、映画監督30周年おめでとうございます。
あの時の私を、映画作りの世界に入れてくださったこと、とても感謝しています。
親元から離れて見た未知の世界は、何もかもがわからないことだらけで、何もかもがかっこよくて、おもしろかったです。
真っ白な時期に、岩井さんと篠田昇さんに見守っていただけたこと、とても幸運に思います。
岩井さんは私にとって、叔父のような人なので、こうして公式にメッセージをお伝えするのはとても照れくさいですが、これからも健康にお気をつけて、ずっと元気でいてください。
拝啓、岩井俊二様
僕が今、役者であること。いつも不思議です。人前に出る事も話す事も苦手な自分に役者という道を与えてくださったのは貴方でした。
「リリイ・シュシュのすべて」という作品に出会わなければ、岩井俊二という映画人に出会わなければ、確実に僕は今役者ではなくなっていると思います。
25年ほど経った今でも、「リリイ・シュシュのすべて」が自分の教科書であり追いかけては求めてしまいます。
貴方は僕の人生の恩人です。役者人生、日々心が折れることばかりで、もがいてばかりですが、かけがえのない最高の人生を与えてくださりありがとうございます。
30周年おめでとうございます‼
いつどんな時も応援しながら、期待しています。これからも素敵な背中を見せてください。
ご飯食べに行きましょう。ゆっくり色んな話を聞かせてほしいです。その日を楽しみにしています。
いつも変わらず家族のように接してくれる、父のような岩井さん。これからも宜しくです♪
岩井監督、30周年、心よりお祝い申し上げます。
「リップヴァンウィンクルの花嫁」でご一緒した日々は、今でもよく思い返す大切な時間です。
岩井さんご自身がカメラや照明を持って、役者の動きに寄り添うように撮ってくださる姿を間近で見られたことは、とても貴重な経験でした。
静かで、どこか不思議なあの現場の空気の中でお芝居ができたこと、そして岩井さんの世界の一部になれたことを、今もありがたく感じています。
これからの作品も、きっと多くの方の心にそっと届いていくのだろうと思います。
歩まれた30年に、あらためて感謝と祝福をお伝えします。
またご一緒できますよう、私も精進します!
引き続きお互いにがんばろう、と心の底から思える間柄だと思っています。
今後ともよろしくです。
コロナ禍に「8日で死んだ怪獣の12日の物語」をご一緒できたことは、私にとって忘れがたい希望です。
世界が立ち止まるような時間の中で、監督は“撮る理由”を静かに、具体的に灯し続け、
映画を愛し、映画を信じる全ての人に対してのラブレターの様な作品を作られました。
そしてこれからの新しい歴史が、希望に溢れる時間である事を願っています。
岩井さん
映画監督30周年、おめでとうございます。
小学生の頃から岩井さんの作品を見ていた自分が、
高校生の時の自分を岩井さんに収めていただけるなんて、
いま振り返ってみてもとっても不思議で、とっても幸運なことだな、と思います。
岩井さんは遠い親戚の叔父ちゃん、みたい。
会うと無条件に安心してしまう、そんな存在です。
いつも誰にも思いつかない角度で、ちょっと(だいぶ?)変なことを考えていて、
そんな岩井さんといると、世界はもっと豊かで、おかしみに溢れ、愛おしいものなのだな、と思えます。
そうやって、岩井さんはずっと、ささやかで大きな奇跡を起こし続けているんだなぁ。
いまだに多くの方に、「“花とアリス”が大好きです」という言葉をもらいます。
蒼井優ちゃんと私は、「おばあちゃんになったらまた“花とアリス”になりたいね」と話したことがあります。
なので、かなり長生きしてください。大好きです
岩井さん、
三十年が長いのか短いのか
僕にはよく分からないけど、
あの頃毎日のように会って、
いろんなことを教えてくれました。
新しい作品のアイデアを酒の肴に
たくさんたくさん呑みました。
描いたばかりの絵コンテには
すでに映画の姿があって、
懐かしいiMacのアビットは僕にとっては映画館でした。
小さな机に並んで座って、どう?って聞かれて、
直すところないんじゃないですか、だろう?って
破顔の笑顔を見せて、じゃあ行こうよ、って
まだ明るい世田谷通りを三茶の赤鬼まで、
何度通ったことでしょう。
本当はひとつ歳下だけど、出会った頃から貴方は兄貴で、
岩井さん、豊川くん。
現場では高校生のように情熱と扇情にうなされていましたね。
岩井さんの映画づくりは格闘技の試合のようでした。
岩井さんは唯一無二の人、同時代に役者として関われたことを嬉しく思っています。
三十年というなら、あと三十年。
僕は無理だけど、岩井さんならやりそうな。
来年産まれる観客達に、目にものを見せてやってください。(※原文 縦書き)
良いものに巡り合いたくてしょうがなくて必死だった十代の頃から、岩井監督の作品を何度も観ました。
その映画たちに身を浸している時間は何にも代え難いです。
人間の綺麗なところもずるいところも、おかしくて愛おしい。
普段、散歩したり誰かと出会ったりする中で、
どこかに岩井監督の描くものを感じた時に途端に楽しくなります。
とてもありがたい気持ちです。
岩井監督、30周年おめでとうございます!
岩井監督30周年おめでとうございます。
私は、岩井さんが作る映画の世界で生きる事がとにかく大好きなんです。
軽やかにいれて、体温を感じながらマイペースに言葉を発することに、
みなさんが当たり前のように大きな心で受け止めてくれる、お芝居を通してこんな感覚になるの、なかなかないです。
あの感覚は、岩井組の特権です。
キリエのとき現場で監督も自らカメラを持って、反対側の手で照明を持って、
演出もしながら撮影していた姿も大好きです。
もっともっと岩井さんの映画を観ていたいです。
私なんかがいうのは烏滸がましいですが、いちファンとして、これからも作り続けてほしいなって思ってます。
チャーミングな岩井さん、今度また美味しいご飯とお酒を頂きながら、みんなでお祝いしたいですね!
またご一緒出来るよう頑張ります!
30周年おめでとうございます。私は、四月物語、ラストレター、と、岩井さんの映画の世界に居させていただきました。そのどちらかだけ、でもなかったような、ふたつの作品が、繋がって糸を引き合っているような、そんな2作品です。大切な思い出がたくさんあります。
四月物語は、私のミュージックビデオを撮ることにプラスして、短編を、という流れで撮影されました。映画のセッティング待ちにミュージックビデオのカットを撮影する、というような慌ただしさで、岩井さんの指示で桜の花びらを食べたり、みんなで桜の紙の花びらを集めてはテイクを重ねたり、四月物語の撮影に戻ったら戻ったで、「はい、その小さい椅子持って」「はい、服に入り込んだ花びらをそこで出して」…、言われるがまま、というと言葉がよくありませんが、考える間もないくらい、無我夢中を絵に描いたような日々でした。もちろんいい意味でです。私にとって理想的な現場でした。
そういえば、撮影場所の方に怒られるほど大量の雨を降らせたりもしましたよね。今なら話してもいいでしょうか?ダメかな。忘れてください(笑)
岩井さんの魔法で、梅雨時に生まれた私は、なんだか、春の人、になってしまいました。実際は、自転車に乗るのも苦手なんですけど。
それから何十年も経って、ラストレターを綴ることができました。岩井さんの映画で、妻を、母を演じる日が来るなんて、自転車で走り続けていたあの時の私に想像できたでしょうか。また、岩井さんに魔法をかけられたような気がします。
これからも、岩井さんの思い描く世界を、観る人や、俳優、スタッフたちに、不思議な魔法をかけながら、作り出していってください!本当におめでとうございます。
岩井俊二さん、映画監督デビュー30周年本当におめでとうございます。
学生時代に初めて岩井さんの作品を見た時に、
初めて触れた琴線があったことを、
その大きすぎる感動に戸惑ったことをよく覚えています。
それは今も岩井作品でしか触れることのできないものです。
そして、自分の心が震えるものが確かにそこにある安心は
不安定な時代を支え続けてくれました。
ありがとうございました。
そうしてあまりに多くの人々を日常から抱き上げてきた30年を改めて尊敬いたします。
撮影現場で会う岩井さんは毎日のように「今週のジャンプ買った?」と聞き、
ボクシングのKO集と宇宙が大好きなときめきの中を生きている人でした。
僕が憧れた岩井ワールドは岩井さんそのものでした。
これからも岩井さんから生み出されるときめきを我々ファンは楽しみにしています。
改めてこの度は本当におめでとうございます。
ジャンプ読んでなくてすみません。
©1995 FUJI TELEVISION/PONY CANYON/©FUJI TELEVISION/©Rockwell Eyes Inc./©1996, 2012 FUJI TELEVISION/PONY CANYON/©1998 ROCKWELL EYES INC./©2001 LILY CHOU-CHOU PARTNERS/©2004 Rockwell Eyes・H&A Project/©2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved./© 2015 “the case of hana & alice” Film Partners/©RVWフィルムパートナーズ/©2020「ラストレター」製作委員会/©日本映画専門チャンネル/ロックウェルアイズ/© 2018 BEIJING J.Q. SPRING PICTURES COMPANY LIMITED WE PICTURES LIMITED ROCKWELL EYES INC. ZHEJIANG/©2023 Kyrie Film Band/©KOKUYOそして、代表作から最新の短編までの15作品の5カ月にわたる一挙上映が決定。30年の創作の軌跡をたどり、今改めてスクリーンで岩井俊二の世界に出会い直す絶好の機会となる。
また、1996年に公開された、架空の都市「円都(イェンタウン)」を舞台に、一攫千金を夢見る移民たちの人生と、そこで誕生したバンド「YEN TOWN BAND」の音楽を描いた「スワロウテイル」。無国籍で独特な本作の世界観は、世代や国境を超えて、大きな支持を得てきた。そして2026年、本作が30周年を迎えるのを記念して、4Kリマスターでスクリーンにて上映される。詳細は来年公開予定。
さらに、特集上映の開催に合わせ、円都市場とFilmarks Culture Wearがコラボレーションをした、30周年記念限定Tシャツの発売も決定した。30周年記念Tシャツには、岩井監督の代表作のひとつであり、今なお国内外で熱い支持を集める映画「リリイ・シュシュのすべて」の象徴的なカットが使用された「IWAI SHUNJI The Film Works 30th Anniversary 1995–2025」のメインビジュアルを採用。作品の余韻をまとった一枚を、特製BOXに入れて発売予定。
購入サイト:「Filmarks STORE」https://filmarks.stores.jp/
「円都市場」https://yentown.co.jp/
※一部劇場にて12月26日(金)より数量限定で販売開始
(C)フジテレビジョン
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