リリイ・シュシュのすべて

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

「Love Letter」「スワロウテイル」の岩井俊二がインターネットで展開した実験的な同名小説を、岩井自ら映画化。中学2年の雄一は、かつては親友だった星野からのいじめを受け、つらい日々を過ごしていた。彼は、唯一の救いである歌手、リリイ・シュシュのファンサイトを運営し、そこで仲間を見つけるのだが……。出演は市原隼人、忍成修吾 、伊藤歩、蒼井優ほか。

2001年製作/146分/日本
配給:ロックウェルアイズ

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映画レビュー

4.0中学二年生の時に見た憂鬱な妄

2022年9月20日
iPhoneアプリから投稿

本編、序盤から少しウッと来るとこもあったけど、中盤で回想を持ってきたから、少し緊張が緩和した状態だった。けど、その分終盤のインパクトが凄くて正直休憩挟まないとしんどくなるぐらい重かった。
この、構成はかなり秀逸だと感じました。

イジメのシーンも先生や大人が想像する倍過激にヤられているとこが、違和感なく不思議な感じにリアルで心がギューッと縮まりました。

星野は誰にも救われなかった、結局は死。

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い

4.0【一度しかない”残酷な青春”を斬新な手法で見事に切り取った作品。現代邦画を牽引する多くの俳優を発掘した、岩井俊二監督の慧眼にも瞠目した作品である。】

2022年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0誰も描かなかった反転された青春の光と影

2021年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中高生の時期は坩堝の様に、学校的現実の中にいやおうなしに味噌もクソも一緒に放り込まれ、人間関係の炎で炙られる。それがある者には天国で、ある者には地獄となる。

そのような青春期の日々を、我々は普通に体験してきている。例えば私の高校時代は、クラスを支配する少数の暴力グループによる精神的被虐の色に染められており、集中的にイジメの対象となった生徒は夥しい骨折を負った後、学年末を待たずに退学し、イジメたグループも退学させられていった。授業中に性的虐待を受けていた生徒さえいる。

青春期にとって世界はあまりに美しく見える。それだけに、学校的現実の秩序にひれ伏し、イジメにより理想など蹴散らされ、自分を何ひとつ信じられぬ無価値な人間と思い込まざるを得ないのは過酷というしかない。美しい世界と自分は無縁であり、そこに自分の居場所は用意されていない。幼年期の終わりと同時に人生に絶望していく子どもたちが、現実に多数存在するのを我々は知っている。

こうした現実を「青春」という甘いフィクションにくるみあげるのが、従来の映画や小説のお定まりのルールで、そこにはリアルなど欠片も描かれていなかったといってよい。
本作は、「青春そのものが地獄だ」という中高生の日常の一面を初めて映像化した、画期的な「青春映画」だと思う。

本作の主人公の少年は、手ひどいイジメグループの末端の被害者でありながら、同時に同級生の少女の売春やレイプの手引きを行う加害者であり、もはやあらゆる理想に手の届かないクズの日常を過ごしている。
現実に居場所がない彼は仮想空間に逃避し、リリイ・シュシュの楽曲やネットによる書き込みを通じた自己解放で、かろうじて「エーテル」を獲得することだけに救済を見出している。「エーテル」とは生きる理由である。したがってそれを失うことは、生きる理由を失うのに等しい。
ところが恐るべきことに、同じ「エーテル」を共有していたはずの仮想空間の友人が、実は現実空間のイジメグループのボスであることが判明してしまう。もはや彼は仮想空間からも追い立てられざるを得ない。生きる空間を確保するため、最後に彼は決死の覚悟で自分の生の障害を除去する賭けに出る…。
これは何という、反転された青春映画だろう。しかし、明らかなリアルがここに存在する。それが観客を怒らせ、目を背けさせるのだ。

光と陰影のコントラストを多用した映像と、「印象主義的」と評されたドビュッシーの煌めくようなピアノ曲が、これら青春の光と影を強調している。
この作品を何度も見るのは気が重い。でも、あの美しいシーンたちにもう一度出遭いたいと、また見てしまうだろう。

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徒然草枕

2.0ふわりと

2020年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

集団になると俄然粋がってしまう人間の性が、ふわりと軽やかに現実感なく描かれていたので、ある意味朝の情報番組の様な冷ややかさを感じました。人が死んでも苦しんでも他人事にしか感じられなくなってしまっている現代を表しているのでしょうか。テレビのコメンテーターとか政治家とか経営者とか。彼らの顔が浮かびました。

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ミカ
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