報知映画賞主演女優賞・永野芽郁、“父”田中圭登場で涙腺崩壊! 鈴木亮平は盟友・松坂桃李に感謝
2021年12月16日 18:07
第46回報知映画賞の表彰式が12月16日、都内で開催され、主演女優賞に輝いた永野芽郁、助演男優賞の鈴木亮平ら受賞者が出席。地方での撮影中のため欠席となった主演男優賞の木村拓哉はビデオでメッセージを寄せた。
「そして、バトンは渡された」と「地獄の花園」での演技が評価され、主演女優賞に輝いた永野を祝福するため、プレゼンターとして「そして、バトンは渡された」で“義父”を演じた田中圭がサプライズで登場。田中は永野の受賞を「やっぱりと思った」と語り、「初めてご一緒して『すごい人を見ているんじゃないか?』『すごい現場に立ち会えているんじゃないか?』という感覚があった」と永野を称賛する。
先輩の祝福に、永野の涙腺は崩壊。「父親が来てくれて感動して泣きました…」と泣き笑いを浮かべる。さらに田中をはじめ、現場で支えてくれた先輩キャスト、スタッフへの感謝を口にし「(先輩の支えに)救われて、何とかここまでやってこられました。事務所に入った頃は、賞をいただけるような女優になれるなんて思っていなくて、いつまでこのお仕事が続けられるんだろう? と思っていました。これからは『職業は何をやっているの?』と聞かれたら『女優をやっています』と言えるような、自分に自信をくれるような賞をいただけたことを嬉しく思っています」と涙ながらに語った。
「孤狼の血 LEVEL2」での怪演で助演男優賞に輝いた鈴木は、コロナ禍で全く演技の仕事ができなかった時期の苦しみを吐露しつつ、緊急事態宣言明けの初仕事であった本作に「全てをぶつけた結果、みなさんに評価いただけて嬉しい限りです」と喜びを語る。そして「撮影初日に、白石和彌監督と、映画の現場にいられることが何てありがたいことなんだろうと半分泣きべそをかきながら語り合ったのを覚えています」としみじみ。そして主演の松坂桃李の名を挙げ、「桃李が全てを受け入れてくれたので、この役として生きることができたと思います。桃李ありがとう!」と感謝。さらにコロナ禍でも映画館に足を運んでくれたすべての観客に対して感謝の思いを口にしていた。
寺島しのぶは「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」の3作が評価され、助演女優賞を戴冠。サプライズで、プレゼンターとして息子の寺嶋眞秀が姿を見せると驚きつつ、笑顔で抱きしめた。18年前の2003年に「赤目四十八瀧心中未遂」で同賞の主演女優賞を受賞しているが、この時は母親の富司純子がプレゼンターを務めており「18年後、まさか息子がここにやって来るとは思っておりませんで、なんだかとっても幸せです」と顔をほころばせた。
「マスカレード・ナイト」で主演男優賞を受賞した木村は、地方で撮影中ということで、ビデオメッセージを寄せ「賞に慣れていないので、どうしていいかわからない部分があるんですが…」と照れつつ、「現場が、作品が自分を必要としてくださった時、良い状態で赴くことできるようにコンディションを整えておくことが普段の仕事だと思っています。どんな役というより、どんな現場に招集されるか? 求められるか? ということだと思うので、“召集”をお待ちしております!」と今後の映画出演への“決意”を口にした。
このほか、作品賞には瀬々敬久監督の「護られなかった者たちへ」が輝いたほか、アニメ作品賞は明石家さんまプロデュースで、大竹しのぶらが声優を務めた「漁港の肉子ちゃん」が受賞。監督賞を「そして、バトンは渡された」と「老後の資金がありません!」のメガホンをとった前田哲監督が受賞した。
作品賞・邦画部門:「護られなかった者たちへ」
作品賞・海外部門:「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」
アニメ作品賞:「漁港の肉子ちゃん」
主演男優賞:木村拓哉(「マスカレード・ナイト」)
主演女優賞:永野芽郁(「地獄の花園」「そして、バトンは渡された」)
助演男優賞:鈴木亮平(「孤狼の血 LEVEL2」)
助演女優賞:寺島しのぶ(「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」)
監督賞:前田哲(「そして、バトンは渡された」「老後の資金がありません!」)
新人賞:片山友希(「茜色に焼かれる」)
新人賞:Fukase(「キャラクター」)
新人賞:堀貴秀監督(「JUNK HEAD」)
特別賞:故岡田裕介(元東映株式会社代表取締役グループ会長)
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