「親を殺すと決めました」黒島結菜主演、湊かなえワールド全開“罪と希望”のミステリー「未来」場面写真&ムビチケカード
2026年1月30日 08:00

黒島結菜の主演で湊かなえの同名小説を実写映画化する「未来」の場面写真、2月6日から発売のムビチケカードのデザインが公開された。場面写真は、人間の心の奥深くに沈む感情を鮮烈に描く“湊かなえワールド”の本質に迫るシーンが切り取られており、ムビチケカードは「親を殺すと決めました」という衝撃的な言葉と、制服姿の女子学生が何かから逃げ出す後姿が印象的なデザインだ。
原作は7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われている今日の日本の奥に潜むネグレクト、ヤングケアラー、性暴力など、“見えない声”を掬い上げ、社会の片隅で押し殺されてきた現実をスリリングで切実な物語として描き上げた集大成的傑作だ。「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督が、社会の陰に埋もれた痛みと、そこに差すかすかな光を描きながら、観る者の心を揺さぶる“罪と希望”のミステリーに仕上げた。
©2026 映画「未来」製作委員会 ©湊かなえ/双葉社複雑な家庭環境で育ちながらも、教師になる夢を叶えた篠宮真唯子。彼女の教え子・佐伯章子のもとにある日、一通の手紙が届く。差出人は、「20年後のわたし」。返事を書くことで、父の死や、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だが、母の恋人からの暴力、いじめ、そして信じがたい事実に追い詰められていく。絶望の果て、禁断の計画を立てる章子。そんな章子を救おうとする真唯子は、社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとするが――。
主演・黒島をはじめ、山﨑七海、坂東龍汰、松坂桃李、北川景子ら実力派キャスト陣による場面カットは、過酷な環境に置かれている教え子に手を差し伸べようとする本作の主人公、教師・篠宮真唯子(黒島結菜)が、物語の行方を大きく左右する“手紙”を静かに見つめる姿をはじめ、次々に襲いかかる過酷な現実に呑み込まれそうになりながらも懸命に生きる少女・佐伯章子(山﨑七海)が、声にならない想いを叫ぶ瞬間が捉えられている。
©2026 映画「未来」製作委員会 ©湊かなえ/双葉社さらに、章子と母・文乃(北川景子)が夜の街を必死に駆け抜ける姿や、まるで生きる希望を失ったかのような文乃の表情も刻まれ、観る者の胸を強くざわつかせる。また、真唯子が鋭い眼差しで教え子の口を塞ぐ、息を呑むほどの緊張感に満ちた瞬間も収められており、日常の奥底に抑え込まれてきた感情の噴出が、痛切なリアリティをもって浮かび上がってくる。一方で、真唯子を包み込むように優しく抱きしめる恋人・原田勇輝(坂東龍汰)や、何かを見据えるように静かに佇む章子の父・良太(松坂桃李)の姿も描かれ、登場人物それぞれが抱える絶望と安らぎ、相反する感情が複雑に交錯していく様子が印象づけられる。
映像化のたびに大きな反響を呼んできた湊かなえ作品だが本作は、複雑な構成ゆえに映像化は困難と言われてきた。デビュー10周年という節目に発表された小説「未来」の映画化について、湊は「社会問題を深く、鋭く、温かい目で描かれる瀬々敬久監督に映画化していただけることになり、心から感激しました」とコメント。さらに、原作に込めた思いが余すことなく掬い上げられた完成度の高さに、「いち鑑賞者として感動し、泣きました」と最大級の賛辞を寄せている。

また、2月6日から、全国の映画館にてムビチケカード(前売券)の発売がスタート。さらに、同日よりメイジャー通販・ムビチケオンラインでも販売が開始される。販売劇場は公式HP(mirai-movie.jp)で告知している。映画は5月、TOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。
(C)2026 映画「未来」製作委員会 (C)湊かなえ/双葉社
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