05年の国内映画動向まとまる。総興収は減少、邦画は市場拡大
2007年1月31日 12:00
1月31日、映連(日本映画製作者連盟)が05年の映画諸統計を発表した。それによると、05年に日本国内で公開された作品は邦画356本、洋画375本の合計731本(前年649本)。総興行収入(興収)は、過去最高を記録した前年度(2109億140万円)と比較して94.6%となる1981億6000万円だったが、内訳を見ると邦画が817億8000万円で前年比103.4%、洋画が1163億8000万円で前年比88.3%と、前年度の統計に引き続き、邦画の伸び率が目立った。総動員数は1億6045万3000人で、こちらも前年比94.3%と減少。全国のスクリーン数は2926で前年比103.6%だった。邦画、洋画それぞれの興収ベスト10は以下の通り(作品名の右は興収と配給元)。
【邦画】
1
「ゲド戦記」
76.5億円
東宝
2
71億円
東宝
3
60.8億円
東宝
4
「日本沈没」
53.4億円
東宝
5
52億円
ワーナー
6
50.9億円
東映
7
「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
/ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」
34億円
東宝
8
「映画ドラえもん/のび太の恐竜2007」
32.8億円
東宝
9
「涙そうそう」
31億円
東宝
10
30.3億円
東宝
【洋画】
1
110億円
ワーナー
2
100.2億円
ブエナビスタ
3
90.5億円
ソニー
4
68.6億円
ブエナビスタ
5
「M:i:III」
51.5億円
UIP
6
46.5億円
東宝東和
7
「フライトプラン」
31.2億円
ブエナビスタ
8
「チキン・リトル」
26.8億円
ブエナビスタ
9
24億円
UIP
10
「キング・コング」
23.5億円
UIP