機動戦士ガンダムII 哀・戦士編

劇場公開日:

解説・あらすじ

1979~80年に放映されたTVアニメ「機動戦士ガンダム」を再編集した劇場3部作の第2部。宇宙世紀0079年、地球連邦政府とジオン公国の戦争に否応なしに巻き込まれたアムロ・レイは、連邦軍のモビルスーツ、ガンダムのパイロットとなり、新鋭戦艦ホワイトベースに乗り戦いの日々を送っていた。地球連邦軍本部のジャブローを目指すホワイトベースは、素人ばかりの乗組員ばかりにもかかわらず、目覚ましい戦果を上げ、連邦軍上層部はアムロらに対して人類の革新=ニュータイプの可能性を見出す。しかし、その力ゆえにホワイトベースは単独での困難な作戦を強いられ、アムロは強敵ランバ・ラルとの戦いや仲間の死を通し、戦士として成長していく。

1981年製作/134分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1981年7月11日

スタッフ・声優・キャスト

総監督
監督
藤原良二
製作
岸本吉功
企画
山浦栄二
伊藤昌典
プロデューサー
渋江靖夫
岩崎正美
原作
矢立肇
富野喜幸
脚本
星山博之
荒木芳久
山本優
松崎健一
キャラクターデザイン
安彦良和
メカニカルデザイン
大河原邦男
アニメーションディレクター
安彦良和
アートディレクター
中村光毅
オーディオディレクター
浦上靖夫
アニメーター
青鉢芳信
伊東誠
兵頭敬
吉永尚之
板野一郎
中村清
前島和子
服部あゆみ
石垣真弓
浜津守
戸川俊信
茨田佳子
吉橋節
藤岡正宣
君島直美
竹ノ内節子
徳倉美枝
真野鈴子
輿水好子
福井享子
村田桃子
ささきとしこ
田中健一
小池あゆみ
吉浜久美子
色指定
満江敬雄
特殊効果
土井通明
撮影
三沢勝治
斉藤秋男
平田隆文
編集
鶴渕友彰
片石文栄
効果
松田昭彦
調整
中戸川次男
音楽
渡辺岳夫
松山祐士
主題歌
井上大輔
制作進行
西河稔
渡辺努
プロデューサー補
植田益朗
吉井孝幸
フロアーディレクター
関田修
演出協力
藤原良二
貞光紳也
又野弘
全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9

(C)創通・サンライズ

映画レビュー

5.0井上大輔氏が作曲・編曲・歌唱を務めた主題歌「哀 戦士」、挿入歌「風にひとりで」はアニメという枠を超えた名曲。同氏の歌声と楽曲が作品の完成度をさらに高めてくれましたね。

2025年4月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ドキドキ

新作アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』の先行上映および地上波開始で再評価される「機動戦士ガンダム」の劇場版三部作が4月27日(日)新文芸坐さんにて一挙上映、40数年ぶりのスクリーン鑑賞。

『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』(1981/134分)
テレビ版第16話から第31話前半まで再編集版、夏休みシーズンの1981年7月に公開。
地上波再放送で内容が学校でも浸透、『ガンプラ』もほぼTVシリーズに登場したモビルスーツが発売されブームが爆発した時期。
放課後は毎日近所の模型屋、文具店、玩具店、スーパーなどに新規入荷を巡回していましたね。

当時は一番のお気に入りランバ・ラル大尉の「グフ」を皮切りに黒い三連星「ドム」、「ゴック」「ズゴック」「ゾック」「アッガイ」などモビルスーツのオンパレード登場、単純にそれだけで狂喜乱舞でした。

「哀・戦士編」というサブタイトル通り、マチルダ・アジャン、リュウ・ホセイ、ジオン側もランバ・ラル、クラウレ・ハモンと多くの登場人物が戦場に散りますが、特にTV版第27話「女スパイ潜入!」と第28話「大西洋、血に染めて」で描かれた女スパイ ミハル・ラトキエとカイ・シデンとの出会い、戦場下で妹弟のためにスパイとなるミハル、それを知った上で機密情報を漏らすカイの心情、そして今生の別れに公開当時も涙したものです。
カイ・シデンのCV、古川登志夫氏は同時期『うる星やつら』の諸星あたるも務めており、両キャラとも余計な口数多く、皮肉っぽく、日和見主義で協調性ゼロの一方、内に秘めた熱いハートを持つところにアムロとは別の人間臭さと親近感が湧いて両キャラとも人生のお手本として今でも愛おしいキャラですね。

本作では特に音楽面。
井上大輔氏が作曲・編曲・歌唱を務めた主題歌「哀 戦士」、挿入歌「風にひとりで」はアニメという枠を超えた名曲ですね。
尚、作詞は井荻麟のペンネームの富野由悠季氏。
当時同曲でTBS「ザ・ベストテン」に堂々ランクイン、歌いながらサックスを吹くパフォーマンスに歓喜しておりましたが、井上氏が「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のリード・ヴォーカル、フルート、サックス担当で、全米NO.1の音楽番組「エド・サリヴァン・ショー」やグループ・サウンズで唯一紅白出場、その後もフィンガー5「学園天国」、郷ひろみ「2億4千万の瞳」、ラッツ&スター「ランナウェイ」「め組のひと」などを提供する超一流アーティストは全く知りませんでした。
富野由悠季氏と日大芸術学部の同級生の縁から引き受けたとのことですが、井上氏の歌声と楽曲が作品の完成度をさらに高めてくれましたね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
矢萩久登

2.0音がひどかった。

2025年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今回、ドルビーシネマでやってくれているので>松竹さんで

タイトルの通りです。
オデッサの前あたりから音のズレに違和感を感じ、ベルファストで恒常的になり、ジャブローでは不快感との戦いでした。個人的に。どうして、こんなキンキンチューニングしたんだろう?って、オリジナルもそうだったなあ、と鑑賞後に思い出しました。
まとめ方は1よりはまともだと思います。でも、果たしてこれでいいのか?となるとガンダムの水中戦がばっさりカットとかはもったいないですね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
zem_movie_review

3.5飛躍的に成長していった市場。中学生には高い。

2024年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:その他、映画館

これは中学生時代にさかのぼる。今とは、1000円の重みも、時間の流れる速さすらも違っていて、見た時の気持ちには完全には戻れない。それでも、主題歌を聞けば、当時の空気や、景色なんかが鮮明によみがえってくるのだ。

自分の人格形成の重要な時期に、少なからず影響を受けた映画。アニメーションの金字塔にして、濃厚な人間ドラマの、ちょうど中編に当たる。私はおくてだったので、恋愛感情のようなものはあまり理解できず、マチルダが散っていく時のアムロの気持ちには到底感情移入できなかったのだが、少なくともランバ・ラルとリュウが壮絶に散っていくさまには魅入られたし、とにかく想像もしなかったような展開のドラマが新鮮で、夢中になったのだ。

主人公が、自分の評価に納得できずに脱走するアニメなんて、この時代あり得なかった。そして、想像もつかないような新兵器。ロボットが暴れまわる非現実的なビジュアルに、説得力を与える斬新な世界観と、同世代の少年たちが巻き込まれていく戦争の無常観。実にていねいに人間が描かれていて、子供ながらに想像力の全てをつぎ込んでもすべてを理解することはできなかった。

そこに、安彦良和という奇跡のアニメーターを起用し、爆発的にヒットした「ガンダム」。この頃、ガンプラブームの黎明期ということもあり、最初期から熱心に見ていたファンとしては、にわかファンの存在は許しがたく、劇場に足を運ぶと不愉快な思いをしたものだ。そんな複雑な心境だったあのころ。お金のない中学生にとって、お小遣いで追っかけるにはガンダムは大きくなり過ぎたのだった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うそつきかもめ

5.03部作の中で一番勢いのある

2024年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

井上大輔の哀戦士が印象的。何歳になっても曲とともにジャブローを思い出す。。アムロが脱走したときの歌「風にひとりで」も良い。そしてランバ・ラルとハモンですね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
定点カメラ

「ガンダム」シリーズ関連作品

「機動戦士ガンダム」シリーズ関連作品