「インディ・ジョーンズ」シリーズ4作品、金曜ロードショーで放送！　第4作は村井國夫によるオリジナル新録音版

2023年4月28日 06:00

金曜ロードショー初回放送（1985年）を飾った「レイダース失われたアーク《聖櫃》」 — 金曜ロードショー初回放送（1985年）を飾った「レイダース　失われたアーク《聖櫃》」

「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」の公開を記念し、日本テレビ系「金曜ロードショー」にて、「インディ・ジョーンズ」シリーズ4作品が放送されることがわかった。

金曜ロードショーが放送を開始したのは、今から38年前の1985年10月4日。その記念すべき第1回の放送作品は「レイダース　失われたアーク《聖櫃》」だった。同作こそ、後に世界的な大ヒットシリーズとなる「インディ・ジョーンズ」フランチャイズの第1作。6月30日には、第4作公開から15年の月日を経て最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が公開されることになっている。

5月19日に第1作「レイダース　失われたアーク《聖櫃》」、5月26日に第2作「インディ・ジョーンズ　魔宮の伝説」、6月23日に第3作「インディ・ジョーンズ　最後の聖戦」、6月30日に第4作「インディ・ジョーンズ　クリスタル・スカルの王国」をラインナップ。なお、第4作「クリスタル・スカルの王国」は、金曜ロードショーでの初放送から、第3作までインディ役のハリソン・フォードの吹替を担当してきた村井國夫（当時の表記は「村井国夫」）による金曜ロードショー・オリジナルの新録音版となる。

【「インディ・ジョーンズ」フランチャイズとは？】

「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスが原案と総指揮、「ジョーズ」「未知との遭遇」のスティーブン・スピルバーグが監督という当代きってのドリーム・チームがタッグを組んだ冒険活劇の金字塔。ハリソン・フォードが考古学者で冒険家でもある、ジョーンズ博士を演じている。全世界で記録的大ヒットとなった同フランチャイズは、4作合計の興行収入が20億ドル（約2800億円）にも及ぶメガヒットシリーズだ。音楽はグラミー賞25回、アカデミー賞5回、ゴールデングローブ賞4回の受賞に輝く巨匠ジョン・ウィリアムズが担当している。

【第1作「レイダース　失われたアーク《聖櫃》」概要】

「インディ・ジョーンズ」フランチャイズの記念すべき第1作。主演は当時、ルーカスの「スター・ウォーズ」フランチャイズでハン・ソロを演じていたハリソン・フォード。インディのかつての恋人・マリオン役は「3人のゴースト」のカレン・アレン。

舞台は、第二次世界大戦がはじまる直前の1936年。考古学者のインディ・ジョーンズ（フォード）とナチスドイツが、「モーセの十戒」が刻まれた石板が収められ、神秘の力を宿しているという「契約の箱（アーク《聖櫃》）」を巡り、激しい争奪戦を展開。原案はジョージ・ルーカスとフィリップ・カウフマン。脚本は「スター・ウォーズ　帝国の逆襲」のローレンス・カスダン。

＜キャスト（吹き替え声優）＞
インディ・ジョーンズ：ハリソン・フォード(声：村井國夫)
マリオン：カレン・アレン(声：戸田恵子)
ベロック：ポール・フリーマン(声：田口計)
トート：ロナルド・レイシー(声：内海賢二)
サラー：ジョン・リス＝デイビス(声：小林修)
マーカス：デンホルム・エリオット(声：宮川洋一)
サティポ：アルフレッド・モリーナ（声：野島昭生）
ディートリッヒ：ウォルフ・カーラー（声：阪脩）
イートン：ウィリアム・フットキンス（声：今西正男）

＜放送情報＞
5月19日午後9時～11時19分　※25分枠拡大

【第2作「インディ・ジョーンズ　魔宮の伝説」概要】

シリーズ第2作。舞台は、前作の1年前の1935年。ヒマラヤの奥地で誘拐された村の子どもたちと秘宝を奪還するため、邪教集団と対決する冒険アクション・アドベンチャー作品。前作にも増してスリリングなアクションシーンが満載。「聖なる石」の採掘現場からトロッコに乗って脱出するシーンは、まさにスピルバーグ演出の真骨頂だ。

脚本は「アメリカン・グラフィティ」のウィラード・ハイクと、グロリア・カッツ。クラブシンガーのウィリー・スコット役には、後にスピルバーグ監督と結婚するケイト・キャプショー。相棒の少年・ショーティ（ショート・ラウンド）役は、本作の翌年公開のスピルバーグ作品「グーニーズ」にも出演して当時人気を博したベトナム移民の子役、キー・ホイ・クァン。

クァンは一時期、制作側のスタッフとして映画制作に参加していたが、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のオーディションに参加して俳優業に本格復帰。その演技が評価され、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞で助演男優賞を獲得。ゴールデングローブ賞の授賞式ではスピルバーグ監督、アカデミー賞の授賞式ではハリソン・フォードと感動の再会を果たした場面が世界中で話題となった。

＜キャスト（吹き替え声優）＞
インディ・ジョーンズ：ハリソン・フォード（声：村井國夫）
ウィリー・スコット：ケイト・キャプショー（声：藤田淑子）
ショート・ラウンド：キー・ホイ・クァン（声：田中真弓）
モラ・ラム：アムリッシュ・プリ（声：石田弦太郎）
チャターラル：ロシャン・セス（声：羽佐間道夫）
ブランバート：フィリップ・ストーン（声：北村弘一）
ラオ：ロイ・チャオ（声：内海賢二）
カオ：リック・ヤン（声：小室正幸）
チェン：チュア・カー・ジョー（声：大滝進矢）
ウェバー：ダン・エイクロイド（声：加藤正之）

＜放送情報＞
5月26日午後9時～11時19分　※25分枠拡大

【第3作「インディ・ジョーンズ　最後の聖戦」概要】

キリストが最後の晩餐で使用し、永遠の命を得ることができるという“聖杯”を巡って、インディが再びナチスと争奪戦を繰り広げる第3作。シリーズで初めてインディの父親ヘンリーが登場。インディと同じく考古学教授で中世文学の教授でもある父と子の葛藤や対立も描かれている。また、本作では、インディの少年時代も描かれ、彼にまつわる数々の謎も解明される。

インディの父ヘンリーは“初代007”で知られる名優ショーン・コネリー。少年時代のインディ役は、本作の4年後、23歳で早逝する伝説の俳優リバー・フェニックスが演じている。

誘拐された父親を捜して、アメリカのユタからベニス、そして砂漠の聖地へと続く冒険は、ノンストップアクションの連続。なかでも、本作のロケ地となった事で一躍有名になったヨルダンの世界遺産・ペトラ遺跡で撮影されたクライマックスは圧巻だ。脚本は「リーサル・ウェポン」シリーズのジェフリー・ボーム。

＜キャスト（吹き替え声優）＞
インディ・ジョーンズ：ハリソン・フォード（声：村井國夫）
ヘンリー・ジョーンズ：ショーン・コネリー（声：若山弦蔵）
マーカス：デンホルム・エリオット（声：内田稔）
エルザ：アリソン・ドゥーディ（声：塩田朋子）
サラー：ジョン・リス＝デイビス（声：飯塚昭三）
ドノヴァン：ジュリアン・グローバー（声：小林勝彦）
インディ少年：リバー・フェニックス（声：鳥海勝美）
大佐：マイケル・バーン（声：青野武）
老騎士：ロバート・エディソン（声：納谷悟朗）
サルタン：アレクセイ・セイル（声：青森伸）

＜放送情報＞
6月23日午後9時～11時29分　※35分枠拡大

【第4作「インディ・ジョーンズ　クリスタル・スカルの王国」概要】

「インディ・ジョーンズ　最後の聖戦」以来19年ぶりの続編となった第4作。米ソ冷戦下の1957年を舞台に、南米アマゾンの山奥に眠る神秘的なパワーがあるという秘宝“クリスタル・スカル”を巡って、インディとソ連の精鋭部隊が争奪戦を繰り広げる。インディの相棒・マットに「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、KGBのエージェントでソ連軍の大佐・イリーナには「ブルージャスミン」でアカデミー賞主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェット。脚本は「宇宙戦争」のデビッド・コープが担当している。