映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

第75回カンヌ国際映画祭ラインナップ発表 是枝裕和、ダルデンヌ兄弟、クローネンバーグ、ロシアから亡命のセレブレンニコフの新作など

2022年4月15日 09:30

リンクをコピーしました。
ディレクターのティエリー・フレモー(左)はほとんど全部門で追加が出ることを予告
ディレクターのティエリー・フレモー(左)はほとんど全部門で追加が出ることを予告

フランス現地時間の4月14日、第75回カンヌ国際映画祭の記者会見がパリで開催され、5月17日から開催される同映画祭のオフィシャル部門のラインナップが発表になった。

コンペティションは現状18本。是枝裕和(「ベイビー・ブローカー」)、ダルデンヌ兄弟、リューベン・オストルンドクリスティアン・ムンジウと、パルムドール受賞の4監督が並んだ他、デビッド・クローネンバーグジェームズ・グレイケリー・ライカートクレール・ドゥニアルノー・デプレシャン、そしてロシアから亡命した「インフル病みのペトロフ家」のキリル・セレブレンニコフの新作など、刺激的な顔ぶれが揃った。

オープニングを飾るのは、ミシェル・アザナビシウスが「カメラを止めるな!」をリメイクした「Z (COMME Z)」。さらにアウト・オブ・コンペティション部門で、「トップガン マーヴェリック」、バズ・ラーマンの「エルヴィス」、ジョージ・ミラーの新作など。また特別上映部門では、イーサン・コーエンが単独監督を務めたジェリー・リー・ルイスのドキュメンタリーや、「ドンバス」のセルゲイ・ロズニツァの新作などがある。

画像2

ある視点部門は計15作品。その中には、是枝監督が総合監修を務めたオムニバス映画「十年Ten Years Japan」の一編に参加していた早川千絵監督の「PLAN 75」を、早川監督自身が長編用に作り直した同名の初長編を含む、7本の初監督作がある。

日本関連は現状2本のみだが、ディレクターのティエリー・フレモーはほとんど全部門で追加が出ることを予告している。また併設の監督週間や批評家週間は追って発表になるので、今後どんな名前が出てくるか、期待して待ちたい。

ちなみに今年はプレジデントのピエール・レスキューが引退する最後の年となり、来年からは元ワーナー・ブラザース・フランスに在籍していたアイリス・クノブロックが引き継ぐことが決まっている。未だコロナ禍やウクライナ紛争の問題がありつつも、今年はジャーナリストのアクレディテーションの申請も増え、ほぼ例年通りの活況になるだろうと、カンヌ側は予測している。すでに映画祭側が発表したウクライナ・サポートの声明や、セレブレンニコフ、ロズニツァ監督などの名前を見る上でも、政治的な側面も強調される年になることは確かだろう。授賞式は5月28日に開催される。(佐藤久理子)

▼コンペティション部門
HOLY SPIDER」(英題)アリ・アッバシ
LES AMANDIERS」(原題)バレリア・ブルーニ・テデスキ
CRIMES OF THE FUTURE」(英題)デビッド・クローネンバーグ
TORI AND LOKITA」(英題)ダルデンヌ兄弟
STARS AT NOON」(英題)クレール・ドゥニ
FRERE ET SOEUR」(原題)アルノー・デプレシャン
CLOSE」(英題)ルーカス・ドン
ARMAGEDDON TIME」(英題)ジェームズ・グレイ
ベイビー・ブローカー是枝裕和
NOSTALGIA」(英題)マリオ・マルトーネ
RMN」(原題)クリスティアン・ムンジウ
TRIANGLE OF SADNESS」(英題)リューベン・オストルンド
DECISION TO LEAVE」(英題)パク・チャヌク
SHOWING UP」(英題)ケリー・ライカート
LEILA’S BROTHERS」(英題)サイード・ルスタイ
BOY FROM HEAVEN」(英題)タリク・サレ
TCHAIKOVSKI'S WIFE」(英題)キリル・セレブレンニコフ
EO」(原題)イエジー・スコリモフスキ
▼ある視点部門
「BURNING DAYS」(英題)エミン・アルペル
「METRONOM」(原題)アレクサンドル・ベルク
「SICK OF MYSELF」(英題)クリストファー・ボルグリ
「ALL THE PEOPLE I'LL NEVER BE」(英題)ダビ・チュウ
「DOMINGO AND THE MIDST」(英題)アリエル・エスカランテ・メザ
PLAN 75早川千絵
「UNTITLED PINE RIDGE PROJECT」(英題)ライリー・キーオ、ジーナ・ギャメル
「CORSAGE」(英題)マリー・クロイツァー
「BUTTERFLY VISION」(英題)マクシム・ナコネッチニィ
「GODLAND」(英題)フリーヌル・パルマソン
「RODEO」(原題)ローラ・キボロン
「JOYLAND」(英題)サイム・サディック
「THE SILENT TWINS」(英題)アグニェシュカ・スモチンスカ
「THE STRANGER」(英題)トーマス・ライト

是枝裕和 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版

セルビアンフィルム 4Kリマスター完全版 NEW

内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。

aftersun アフターサン

aftersun アフターサン NEW

父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

おすすめ情報

映画.com注目特集 12月13日更新

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る