パク・チャヌク

国際的に活躍する韓国の映画監督。大学在学中から映画評論家として活動し、1992年の「月は…太陽が見る夢(日本未公開)」で監督デビューを果たす。社会派サスペンス「JSA」(00)は当時の韓国国内の歴代興行収入記録を塗り替え、日本でも大ヒット。日本の漫画を実写映画化した「オールド・ボーイ」(04)は、カンヌ国際映画祭で韓国映画初のグランプリを受賞する。同作は、「復讐者に憐れみを」(02)、「親切なクムジャさん」(05)とあわせて「復しゅう3部作」と呼ばれる。「サイボーグでも大丈夫」(06)を経て、「渇き」(09)ではカンヌの審査員賞を受賞。13年、「イノセント・ガーデン」でハリウッド進出を果たし、同じく韓国出身のポン・ジュノ監督の初の英語作品「スノーピアサー」(13)では製作を務める。韓国に戻りメガホンをとったエロティックサスペンス「お嬢さん」(16)も国内外で高い評価を得た。