【全米映画ランキング】「LUCY ルーシー」がV。「ヘラクレス」は2位スタート
2014年7月29日 16:05

[映画.com ニュース] 4本の新作がランクインした7月最終週の全米ボックスオフィス。約4400万ドルのオープニング興収で首位に立ったのはスカーレット・ヨハンソン主演のR指定アクション「LUCY ルーシー」だった。
同作は「ニキータ」「レオン」「フィフス・エレメント」「ジャンヌ・ダルク」などで知られるフランスのヒットメイカー、リュック・ベッソン監督の最新作。台北でマフィアの闇取引に巻き込まれ、胃に薬物を詰められ運び屋として海外へ移送されようとしていたルーシー(ヨハンソン)は、薬物が体内に漏れたことにより、脳が覚醒し始め、超人的な能力を発揮するようになる。逃亡したルーシーは、マフィアを返り討ちにしていくが、自らの人間性も失っていく……。レビューはベッソン監督作としてはまずまずで、オープニング興収も予想を上回る成績を記録。ヨハンソンの単独主演作では歴代最高の成績となり、今後はアンジェリーナ・ジョリーに次ぐ女性アクションスターとして、さらに活躍の場が増えることになりそうだ。共演はモーガン・フリーマン、チェ・ミンシクに「砂漠でサーモン・フィッシング」のアムール・ワケド。
約2900万ドルのオープニング興収で2位スタートとなったのは、ザ・ロック改めドウェイン・ジョンソン主演の「ヘラクレス」。全能の神ゼウスと人間の間の子供として生まれた半神半人ヘラクレスが数々の魔物を倒し、ギリシャ神話最強の英雄になるまでを描いたアクション大作。レビューは厳しめだったが、ジョンソンの単独主演作では2002年の「スコーピオン・キング」(約3600万ドル)に次ぐオープニング興収を記録するまずまずのスタートとなった。監督は「レッド・ドラゴン」「XーMEN:ファイナル・ディシジョン」「ラッシュアワー」シリーズのブレット・ラトナー。共演にイアン・マクシェーン、ルーファス・シーウェル、ジョセフ・ファインズ、ピーター・ミュラン、ジョン・ハート。
3位は2週連続の首位から陥落した「猿の惑星:新世紀(ライジング)」。17日間の累計興収は約1億7200万ドル。北米でのグロス(最終興収)は2億2000万ドル近辺になりそうだ。
8位にはアカデミー賞俳優マイケル・ダグラス&ダイアン・キートン主演「And So It Goes」が初登場。「恋人たちの予感」「最高の人生の見つけ方」のロブ・ライナー監督によるシニア向けラブコメディだったが、批評家からは酷評され、オープニング興収も1700サイト以上での公開ながら約450万ドルと全く振るわなかった。
一方、360サイトでの公開ながら約270万ドルのオープニング興収をあげて10位に滑り込んだのはスパイスリラー「誰よりも狙われた男」。スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ原作の同名小説(早川書房刊)を、フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムス、ウィレム・デフォー、ロビン・ライト主演、アントン・コービン監督(「ラスト・ターゲット」「コントロール」)で映画化。冷戦体制を終え、世界情勢が新たな局面に突入した9・11以降の現代ドイツを舞台に、密入国者の若者、女性弁護士、銀行経営者に英米独のスパイたちが命懸けの諜報戦を展開する。今年2月のベルリン国際映画祭でのお披露目以降、批評家から高い評価を集めていた。日本公開は10月となる。
今週末は、この夏最後のマーベル超大作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に、ジェームズ・ブラウンの伝記映画「Get On Up」(チャドウィック・ボーズマン主演)が公開される。
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