【全米映画ランキング】「ホビット 竜に奪われた王国」V2。「アメリカン・ハッスル」は4位に
2013年12月25日 19:30

[映画.com ニュース]3本の新作に2本の拡大公開作がランクインしたクリスマス直前の全米ボックスオフィスだったが、先週末は人気アクションファンタジーの第2作「ホビット 竜に奪われた王国」が、約3150万ドルの興収で、王座を守った。
同作の累計興収はすでに大台を突破し、約1億2800万ドルに。北米以外でも先週末は1億ドル近い興収を上げており、全世界興収は約4億ドルを記録している。
約2600万ドルのオープニング興収で惜しくも2位デビューとなってしまったのは、ウィル・フェレル主演の大ヒットコメディ「俺たちニュースキャスター」の約10年ぶりの続編「Anchorman 2: The Legend Continues」。前作同様、1970年代を舞台に、フェレル、スティーブ・カレル、ポール・ラッド、クリスティーナ・アップルゲイトら米地方局のニュースマンたちの奮闘が面白おかしく描かれる。今回は大物キャスター役のハリソン・フォードに、リーアム・ニーソン、サシャ・バロン・コーエン、ティナ・フェイ、ジェームズ・マースデン、クリステン・ウィグらがゲスト出演し、批評家からもまずまずのレビューを集めた。監督は前作と同じアダム・マッケイ。
拡大公開により、圏外から4位にランクインしたのは、デビッド・O・ラッセル監督の犯罪コメディ「アメリカン・ハッスル」。1970年代末に起こった米国会議員による汚職事件「アブスキャム事件」をもとに、FBI捜査官と彼に協力した天才詐欺師たちの虚々実々の騙し合いがユーモラスに描かれる。天才詐欺師ローゼンフェルドに扮したのはクリスチャン・ベール、その恋人で相棒のシドニーにはエイミー・アダムス。彼らに協力を依頼するFBI捜査官ディマーソにはブラッドリー・クーパー。その他、ジェニファー・ローレンス、ジェレミー・レナー、ロバート・デ・ニーロが共演。批評家からは最大級の賛辞を受けており、監督のラッセルは「ザ・ファイター」(2010)、「世界にひとつのプレイブック」(12)に続き、3作連続のオスカーノミネートは確実。3度目の正直で受賞ということも十分に考えられる位置につけている。
同じく拡大公開により5位にランクインしたのは、エマ・トンプソン、トム・ハンクス主演の「ウォルト・ディズニーの約束」。ウォルト・ディズニー製作によるジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の製作秘話を「オールド・ルーキー」「しあわせの隠れ場所」のジョン・リー・ハンコック監督が映画化。「メリー・ポピンズ」の原作者パメラ・トラバースにトンプソン、ウォルト・ディズニーをハンクスが演じた。こちらも批評家受けは上々だが、オスカーノミネートは微妙なところだ。共演にポール・ジアマッティ、ジェイソン・シュワルツマン、コリン・ファレル。
その他、8位にファミリー向け恐竜アニメ「ウォーキング with ダイナソー」、9位にボリウッド製アクション大作「Dhoom: 3」がランクインした。
クリスマスを迎える今週は、マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオが5度目のタッグを組んだ実録金融ドラマ「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、すでに日本公開中のキアヌ・リーブス主演のファンタジー時代劇「47RONIN」、ベン・スティラー監督・主演の冒険ドラマ「LIFE!」、ロバート・デ・ニーロ&シルベスター・スタローン競演のボクシングコメディ「Grudge Match」などが公開になる。
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