ジュリー・アンドリュース
英サリー州出身。ボードビルの演者だった両親に歌唱力を見出され、子どもの頃から音楽ホールなどで歌い始める。20歳で女優としての初舞台を踏み、1954年にブロードウェイに進出。瞬く間に人気を得てTV映画版「シンデレラ(原題)」(57)に主演し、ディズニーの傑作ミュージカル「メリー・ポピンズ」(64)で映画初出演にしてアカデミー主演女優賞を射とめた。再び同賞の候補となった「サウンド・オブ・ミュージック」(65)も映画史に残る大ヒットを記録。以降「引き裂かれたカーテン」(66)、「モダン・ミリー」(67) 、「暁の出撃」(70) などに出演する。69年に映画監督のブレイク・エドワーズと結婚、同監督の「ビクター/ビクトリア」(82)で3度目のオスカー候補となった。以降も精力的に活動を続け、ロマコメ「プリティ・プリンセス」(01)では当時新人だったアン・ハサウェイと共演、続編にも出演した。近年は「シュレック」シリーズ(04、07、10)や「怪盗グルーのミニオン大脱走」(17)などの長編アニメーションで声優を務めている。