ミニオンズ フィーバー

劇場公開日:

ミニオンズ フィーバー

解説

ユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・スタジオが生んだ人気キャラクターのミニオンを主役に描く長編劇場アニメ「ミニオンズ」の第2弾。最強最悪のボスに仕えることを生きがいとするミニオンたちが、なぜ怪盗グルーをボスに選んだのか、そしてグルーはどのようにして月を盗むほどの大悪党になったのか、その謎が明らかにされる。1970年代、ミニオンたちはミニボスとして崇拝する11歳の少年グルーのもとで日々悪事を働いていたが、ある日、グルーが何者かにさらわれてしまう。ミニオンのケビン、スチュアート、ボブは、グルーを救出するため奔走し、その過程でカンフーの達人マスター・チャウと出会う。ケビンたちはマスター・チャウに弟子入りを志願するが、その先にはさらなる険しい道が続いていた。監督は前作「ミニオンズ」や「怪盗グルーのミニオン大脱走」も手がけたカイル・バルダ。声の出演はグルー役のスティーブ・カレルほか。日本語吹き替え版も笑福亭鶴瓶がグルー役を引き続き担当し、市村正親、尾野真千子、渡辺直美、田中真弓、速水奨、大塚明夫、立木文彦、宮野真守、鈴木拡樹ら豪華俳優・声優陣が集った。

2022年製作/88分/G/アメリカ
原題または英題:Minions: The Rise of Gru
配給:東宝東和
劇場公開日:2022年7月15日

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(C)2021 Universal Pictures and Illumination Entertainment. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0ハチャメチャで楽しい

2024年7月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

英語版で鑑賞。当時はコロナによる延期を乗り越えて公開したため、すごく楽しみにしていました。

全編ハチャメチャに展開されており、まるでUSJのアトラクションに乗っているような感覚で楽しめました。ギャグシーンも多く、当時観た劇場では笑い声が絶えず出るぐらい賑やかでした(私もニヤニヤしながら笑っていました)。

今作は怪盗グルーシリーズよりも過去が舞台なので、ここから一作目の月泥棒に繋がった点が興味深かったです。中でも、子供時代のグルーが悪党になるまでの道のりが詳しく描かれており、彼の苦労を知ったときは驚きました。

過去作のネタや登場人物が多数登場し、出てきたときは「お、これは!」と思うぐらい嬉しくなりました。新キャラクターも個性的で、特にグルーが憧れるビジャス6の元リーダー「ワイルド・ナックルズ」とのエピソードに感動しました。

ただ、ストーリーはご都合主義でツッコミどころが多いので、濃い内容を求めている人は物足りないかもしれません。

過去作を見ていれば話の流れを掴めますが、そこまで繋がりを意識している訳ではないので、この作品だけでも楽しむことはできます。

頭を空っぽにして、ハチャメチャな雰囲気を楽しむのに向いている作品でした。気軽に家族と一緒に観るのがおすすめです。

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Ken@

4.0今回も音楽のチョイスがナイス!

2022年7月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

『怪盗グルー』シリーズから生まれた超人気キャラ、ミニオンズを主役に据えたスピンオフ『ミニオンズ』の続編で、『怪盗グルー』シリーズの数えて5作目。1作目の『怪盗グルーの月泥棒 3D』(2010年)から、早くもこんな月日が流れたのかと感慨深い。が、相変わらず、悪党グルー&それに付き従う黄色いモンスターたちが醸し出す、悪者故の孤独感と遊び心は健在だ。それは、このシリーズの他にはない魅力になっていて、グルーのキャラクター・デザインと憎めないミニオンズたちのルックスに引き寄せられ、小刻みに体を揺らして笑ってしまう瞬間が何度かあった。

中でも、ミニオンズが繰り出す禁じ手ともいえる"必殺技"と、『イカゲーム』にも登場した"子供の遊び"は爆笑必至。とにかく、キャラクターの動きがスピーディで情報量が多いため、観客はそれを全て処理しきれないハリウッド・アニメが多い中で(歳のせいでしょうか)、ミニオンズの動きと表情にはしっかりと掴みがあって笑う猶予を与えてくれる。今回は可愛い露出サービスもあるしね。

音楽のチョイスもいい。2作目の"ハッピー"といい今回の"ファンキータウン"といい、めちゃめちゃ楽しいんだけどどこか暗いメロディラインが、グルー&ミニオンズにはピッタリなのだ。

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清藤秀人

5.0単体の作品としても十分に楽しめる上に、最終的にはシリーズ出発点の前提が明かされる無駄のない秀作。

2022年7月15日
PCから投稿

ミニオンたちは様々な言語が入り交じる「ミニオン語」で話し、バナナ風の独特な可愛らしい体系で、言動にユーモアがあふれていて、見ているだけで和むのですが、そもそもは「最強最悪のボスに仕えることを生きがいとする」という設定です。
このギャップからして既に面白いのですが、本作では、ディスコやカンフーなどが流行った1970年代が舞台となっています。
そのため、最強最悪になろうとするグルーは11歳の少年です。
本作は「ミニオンズ」の第2弾ですが、少年グルーがどのように怪盗グルーになっていくのかを描いています。
単体の作品でも十分に楽しめるのですが、2010年の「怪盗グルーの月泥棒」 から見てきている人には、「なるほど、ここでグルーと●●が知り合うのか」など、まさにシリーズの出発点が見える構成にもなっているのです。
もちろん本作の影の主役はミニオンたちで、1970年代の世界において、少年グルーこと「ミニボス」のために全力で弾けまくっています。
1970年代と言えば、ブルース・リー主演の映画「燃えよドラゴン」が公開され世界中が熱狂しましたが、本作では重要な目的のため、「燃えよミニオン」の如くミニオンたちがカンフー・マスターに弟子入りを志願します。
音楽も1970年代の有名なヒット曲を現代のアーティストがカバーし、熱狂(フィーバー)を誘います。
まさに「ノンストップ・アトラクションムービー」として非常にテンポが良く、約1時間半とは思えないほど、世代を問わず、かなり凝縮された時間を楽しめる作品です。

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細野真宏

4.5グルーの本質は「意地悪」でもなく、曲がってもいない?

2022年7月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会

「怪盗グルーの月泥棒 3D」(2010年)での劇中の大半は、意地悪な怪盗グルーと、雇われミニオンたちが、あらゆる兵器を使ってグルーの邪魔になる者を排除するという大胆さが面白く大いに楽しめる作品だった。この第1作目からミニオンのキャラクターの可愛さとテンポの良さは、後々光る岩石のような存在感があった。
1970年代が舞台となる本作は、私が最初に衝撃を受けた第1作目「怪盗グルーの月泥棒 3D」へと続く物語だった。言わば、ミニオンたちと怪盗グルーの始まりの物語。
70年代が全面に出ている音楽も良く、ボスに忠実なミニオンたちは、半端ないノリで弾けていく。とんでもない展開になり、楽しみながら見れるというところは、シリーズで回を重ねても期待を裏切らない。
グルーとミニオンたちの強い意思が本作にはギッシリと詰まっている。
幼少期からこだわっているグルーのファッション(個性)が本作で初めて明かされる。数秒の着替えシーン(クローゼット)もお見逃しなく。

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山田晶子

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