劇場公開日 2022年7月15日

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「グルーの本質は「意地悪」でもなく、曲がってもいない?」ミニオンズ フィーバー 山田晶子さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5グルーの本質は「意地悪」でもなく、曲がってもいない?

2022年7月15日
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鑑賞方法:試写会

「怪盗グルーの月泥棒 3D」(2010年)での劇中の大半は、意地悪な怪盗グルーと、雇われミニオンたちが、あらゆる兵器を使ってグルーの邪魔になる者を排除するという大胆さが面白く大いに楽しめる作品だった。この第1作目からミニオンのキャラクターの可愛さとテンポの良さは、後々光る岩石のような存在感があった。
1970年代が舞台となる本作は、私が最初に衝撃を受けた第1作目「怪盗グルーの月泥棒 3D」へと続く物語だった。言わば、ミニオンたちと怪盗グルーの始まりの物語。
70年代が全面に出ている音楽も良く、ボスに忠実なミニオンたちは、半端ないノリで弾けていく。とんでもない展開になり、楽しみながら見れるというところは、シリーズで回を重ねても期待を裏切らない。
グルーとミニオンたちの強い意思が本作にはギッシリと詰まっている。
幼少期からこだわっているグルーのファッション(個性)が本作で初めて明かされる。数秒の着替えシーン(クローゼット)もお見逃しなく。

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山田晶子