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映画「暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー」 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー
劇場公開日:2022年7月22日
解説
スーパー戦隊シリーズの46作目で、日本の昔話「桃太郎」をモチーフにした戦隊が活躍する「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の劇場版。桃井タロウが変身するドンモモタロウ(レッド)、お供のサルブラザー(ブルー)、イヌブラザー(ブラック)、キジブラザー(ピンク)、そしてオニシスター(イエロー)らドンブラザーズは、人間の欲望から生まれるモンスターと戦っている。ある時、そんな彼らに映画出演のオファーが舞い込む。敏腕プロデューサーの三枝玲子から告げられた映画のタイトルは「新・初恋ヒーロー」。その原作漫画こそ、鬼頭はるかが漫画家デビューした際に盗作疑惑をかけられてしまった、王道少女漫画だった。まさかのオファーにはるかも動揺を隠せないなか、映画撮影はスタートするが……。映画プロデューサー役で島崎和歌子、映画監督役で姜暢雄がゲスト出演。「劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア」と2本立て上映。
2022年製作/30分/G/日本
配給:東映
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2022年8月17日
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鑑賞方法:映画館
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夏の東映ヒーロー映画では、既出の映画作品をモチーフとすることがしばしばあります。今回のドンブラザーズ、間違いなく『カメラを止めるな!』を意識して作られていることでしょう。
モノづくりの現場で様々な人間の思惑が絡み合い、面白おかしいトラブルが起こりつつも作品が完成する…。そんなカメ止めから、「なんとか作品を成立させねば!」というマトモな人(日暮監督的スタンスの人)を排除し、我とクセの強すぎるキャラクターたちだけで回した。そんな作品と思っています。
とりとめなく散文的なフリをしていながらも、毎話必ず一本芯の通ったストーリーを見せてくれるテレビシリーズ。ナイスなEDも相まって、見終わった後にさわやかな読後感をもたらしてくれるのですが、ことこの劇場版に関しては、なんというか、そういうものはほとんどありません。作り手たちによる全身全霊のおふざけを暴力的に浴びせられます。ちなみに本作ではあのEDは流れません。尺を考えてのことだったかもしれませんが、これによって劇場版がいい感じにまとまることなく、最後まで”ふざけ倒した”という感じになって、良かったと思います。
褒めてんのか、けなしてんのか、自分でもよくわからなくなってきましたが、令和に誕生した天才コメディエンヌ・志田こはく(鬼頭はるか)さんのことは誰しもが褒めるところでしょう。発声の仕方や表情筋の動かし方など、「こうすれば面白くなる」を完全に理解した上でやって見せているとしか思えません。そんな名人芸を存分に堪能できるという意味で、本作は一見の価値ありと言っても過言ではないでしょう。
あと、これまでの戦隊シリーズではお約束とされてきた「名乗り」をTVシリーズでは出さずに温存し、劇場版の見せ場としてどんとやって見せるというのも実に興味深かったです。戦隊定番となってしまっていた「合体ロボ」と「名乗り」を一大イベントとして再定義する。46作品続けてきても新しいアイデアはだせるということを、ご長寿シリーズが提示して見せることは、とても意義深いものだと思います。(だからこそ、ドンオニタイジンの戦いは見せて欲しかったなぁ)
私事ですが、この作品、私以外にお客さんがいない状況で鑑賞しました。子どもたちがいる中で観たらどんな反応だっただろう、そんなことが気になり、心残りです。
2022年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
スーパー戦隊シリーズにはあまり縁がなく、ましてや劇場での鑑賞は初めてとなる観客による感想です。「これまでの戦隊シリーズとはひと味違う」と聞いて、興味本位で鑑賞しましたが、ひと味どころかイメージしていたスーパー戦隊とは全く違ったヒーロー像で、驚きの連続でした。
上映時間は30分と短いため、ドンブラザーズそれぞれの性格や関係性、特に本作の舞台となる、劇中劇に関する過去の経緯については、これまでの物語を追っていないと完全には理解できないのですが、もちろんそんな細部が分からなくても、十分楽しめる作りになっています。
いわゆる「楽屋ネタ」で笑わせる部分が多く、特にここまで制作現場に精通している悪役は前代未聞ではないか、と思えるほど細かなネタを仕込んできて、「大きなお友達」でも、というかだからこそ笑える演出となっています。これまでのスーパー戦隊は、特にリーダーは熱血気質なスポーツマンだけど折り目正しい、いわゆる優等生タイプが多かったように思うけど、本シリーズは「暴太郎」の名前通り、暴れん坊な上にチャラい…、という確かにこれまでとは異なったヒーロー像を提示しています。
子供と一緒に観に行くんだけど、面白いか不安だなぁ、という親御さんでもしっかり楽しめる内容であることは確実です。
2022年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
今年のヒロイン「志田こはく」のブサカワ振りを観に往ったのに、期待外れ!せめて、主題歌のダンス・ヴァージョンを観せて欲しかったね・・・!?
レビューを観てるとずいぶんと気に食わなかったのかお怒りの内容もあった。おそらくそういう人は本編を見ていないのだろう。確かに本編見てないで仮面ライダー目当てで観た人は何だこれは、という印象だろう。さて、今回の目玉としては意外にも本編ではまだ披露されていない戦隊定番のアレ。終始いい意味で本編同様イカれていてストーリーとか何も考えずに見られてとても面白かった。
あと、あみさちゃん可愛い。