名探偵コナン 緋色の弾丸

劇場公開日:

解説

青山剛昌の人気コミックをアニメ化した大ヒットシリーズ「名探偵コナン」の劇場版24作目。世界最大のスポーツの祭典「WSG」と、世界初の「真空超伝導リニア」の開発という2つのキーワードを軸に、前代未聞の事件に挑む江戸川コナンの活躍を描く。FBI捜査官・赤井秀一が、シリーズ20作目「純黒の悪夢(ナイトメア)」以来に劇場版に登場。さらに、赤井の弟でプロ棋士の羽田秀吉、女子高生探偵の妹・世良真純、3人の母親で“領域外の妹”と名乗る謎の女性メアリーも登場し、“赤井ファミリー”が集結する。4年に一度開かれる世界最大のスポーツの祭典「WSG ワールド・スポーツ・ゲームス」が東京で開催され、その開会式にあわせ、最高時速1000キロを誇る世界初の「真空超電導リニア」を開発することが発表された。しかし、世界の注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティ会場で突如事件が発生し、企業のトップが次々と拉致されてしまう。そして、その裏には事件を監視する赤井秀一と、彼の指令を待つFBIの姿があった。江戸川コナンは、今回の事件と、15年前にアメリカのボストンで起きた「WSG連続拉致事件」との関連性を疑うが……。

2021年製作/110分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2021年4月16日

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(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

映画レビュー

3.5真純の活躍がよかった

2024年10月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

難しい

U-NEXTで鑑賞。
コロナで延期になった東京オリンピックや超伝導リニアなど、公開当時の時代背景が反映されていて興味深かったです。

集結した赤井ファミリーも個性的で、中でもJK探偵の世良真純が後半で活躍していたのがよかったです。女子高生でありながらも、すごくボーイッシュで一人称が「ボク」になっている所に惹かれました。コナンと一緒にリニア内で繰り広げられる謎解きや、『ブレットトレイン』のようなスピーディーな展開に興奮しました。

ハイスピードで進んでいくジェットコースターのようにワクワクする劇場版でした。

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Ken@

3.5ブレット(弾丸)トレインを競技場に撃ち込む

2021年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

偶然か必然かわからないが、今の国民感情に寄り添った作品だった。タイトルの「弾丸」とは、真空超電導リニアのこと。これがオリンピックを模したワールドスポーツゲームのメイン会場(ザハ案のデザインに近い競技場だ)に突っ込む。そこから先は描写されていないが、開催直前にメイン会場でこれだけの大事故が起きたら、開催不可能なのではないかと思われる。今の日本人にとってこれ以上痛快な破壊のカタルシスはないのではないか。
五輪開催中止の意見がこれほど高まっていたのは、製作者たちにとっては偶然だろう、だが、そもそも、これをオリンピックイヤーにぶつけてきたのは偶然じゃないはずだ。よくよく考えたら、随分アナーキーなアイデアだ。
冒頭、過去のシーンでシカゴの競技場の建設が間に合いそうにないというニュース映像が挿入される。特に物語に絡まない要素なのだが、どうして建設が遅れている設定にしたのだろうか。日本の実際の国立競技場建設にかんする騒動を何となく揶揄しているようにも見える。
物語そのものは、アクション要素に比重を置いた、いつもながらのコナン映画だ。リニアモーターカーという移動する舞台を用意したのだから、もっとガッツリ車内を中心に展開してもよかったのでは、という気もするが、基本的に今回も飽きることなく最後まで楽しめた。灰原の活躍が多かったのも嬉しい。

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共感した! 7件)
杉本穂高

5.0「ゼロの執行人」と対になるような作品。赤井ファミリーの相関関係が把握できているかどうかで面白さが変わる。

2021年4月16日
PCから投稿

本作は、「ゼロの執行人」と❝対❞になるような作品だと私は思っています。
まず「ゼロの執行人」では、「安室透」(=「降谷零」)をメインにして、作品の独自性のため日本の公安警察を使っています。
そして「緋色の弾丸」では、「赤井秀一」(=「沖矢昴」)をメインにして、作品の独自性を出すためアメリカのFBI(連邦捜査局)を使っています。そのため、本作の冒頭シーンは、劇場版らしいクールな感じに仕上がっています。
「ゼロの執行人」の際は、公安警察にも種類がある、ということがスパイスとなっていましたが、「緋色の弾丸」では、アメリカの公的機関もFBIだけではない、など、構造が似ています。
とは言え、これらはあくまでスパイスであって、「緋色の弾丸」では、日本でも完成時期が見えている「超伝導によるリニア新幹線」などが登場し、少し先の世界を描き出しています。

本作の最大のカギは何と言っても「赤井ファミリーの相関関係」でしょう。
これは、最初に解説がコナンのナレーションで流れますが、全く知らない人に理解させるのは、正直、困難だと思われます。
しかも、これを押さえていないと面白さが半減してしまうので、見る前には「赤井秀一」と弟「羽田秀吉」と妹「世良真純」と母「メアリー」との関係だけはしっかり把握しておいた方がいいです。
(詳しくは、次のコラム https://eiga.com/extra/hosono/120/ にて解説しています)

さて、これらの予備知識が入っているのであれば、あとは次から次へと起こる展開に身を任せるだけです。
実写映画だと「この展開が重なるのは数億分の1程度だからあり得ない」などと考えてしまうかもしれませんが、あくまで「名探偵コナン」という子供から大人までが楽しめる世界観での話です。(確率論はさておき)いちおう論理は最初から最後までキチンとつながっているのです。
ここまでテンポ良く、ダイナミックな展開を見せるには、これがベストなのでは、と私は思っています。
1回見て全てを理解できる人は意外と少ないのかもしれません。たぶん1回目より2回目の方が、より楽しめる作品だと思います。

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共感した! 50件)
細野真宏

4.0怖すぎっ..

2024年7月31日
Androidアプリから投稿

ある時期を境に色々とぶっ飛び始めたコナン映画ではあるけど、本作の突き抜け具合は凄い&ヤバい。

OPのゴルゴ13パロディでのスタートに、今回はハードボイルドテイストなのねーと鼻ほじっていると、痛い目に遭った。

序盤でのスケボーで追跡中に毎度おなじみ脇見走行で軽自動車にぶつかりそうになり、避けて橋から落ちそうになるコナン君。何か次の展開のキッカケかと思いきや違う。この手の展開の都合とかではなくて、単にテンポを上げたり観客の不安を煽る為だけの演出がそこかしこに散りばめられていた。

密室空間でガスが噴出され大勢の人が意識を失ったり、カーチェイスシーンで急に人が飛び出して車が宙をあり得ない程高く舞ったり、時速1000kmで走るリニアの後ろから大きくひしゃげていく車体だったり、ド派手な割に妙にリアルで、かなり怖かった。

社会風刺を効かせたギャグアクション映画、あるいは観客の不安を煽りまくるアクションスリラー映画として楽しむものなのかもしれない。謎解きミステリー?なにそれ?

中盤、探偵バッジでコナン君とやり取りしていた灰原がしばらく応答せず、コナン君に自分の名前を何度も叫ばせて仕返しをするのがこの映画唯一和んだシーンだった。

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抹茶

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