X-MEN:ダーク・フェニックス

劇場公開日:

X-MEN:ダーク・フェニックス

解説

マーベルコミック原作の大ヒット作「X-MEN」シリーズの7作目で、原作コミックでも重要な作品として名高い「ダーク・フェニックス サーガ」を映画化。X-MENのリーダーであるプロフェッサーXの右腕として、メンバーからの信頼も厚い優等生のジーン・グレイだったが、ある宇宙ミッションでの事故をきっかけに、抑え込まれていたもうひとつの人格「ダーク・フェニックス」が解放されてしまう。ジーン自身にも制御不能なダーク・フェニックスは暴走をはじめ、地上の生命体が全滅しかねない、かつてない危機が訪れる。大ヒットテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目され、前作「X-MEN:アポカリプス」でジーン役に抜てきされたソフィー・ターナーが、今作でも再び同役を演じる。そのほか、プロフェッサーX役のジェームズ・マカボイ、マグニートー役のマイケル・ファスベンダー、ミスティーク役のジェニファー・ローレンスら、おなじみの豪華キャストが出演。これまでの「X-MEN」シリーズや「デッドプール」「LOGAN ローガン」などで製作や脚本を務めてきたサイモン・キンバーグがメガホンをとり、長編映画監督デビューを果たした。

2019年製作/114分/G/アメリカ
原題または英題:Dark Phoenix
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2019年6月21日

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(C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

映画レビュー

4.5個人的にはエンドゲームより楽しめた

2019年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

興奮

かたや「アベンジャーズ エンドゲーム」は新映像追加版公開で今週末にも世界興収歴代1位になろうかという大成功、一方の本作は興行成績も評価も振るわず、雲泥の差がついてしまったのだが…。MCUの複数作品をクロスオーバーさせてファンベースを築いてきた商売の上手さは認めるが、単体の映画としては「ダーク・フェニックス」に軍配を上げたい。

最大の理由は、タイトルロールでもあるダーク・フェニックス=ジーンのヴィランとしての魅力。X-MENの仲間でありながら最強の敵になってしまうという悲しき宿命に加え、演じるソフィー・ターナーのクールな美貌も大いに寄与している。サノスには物足りなかった悪役の魅力と悲哀を、彼女が満たしてくれた。

あと、あのラストは日本の某特撮ヒーローものの最終回を想起させて感慨深かった。偶然の一致なのか、共通の元ネタがあるのかは定かではないが。

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高森 郁哉

3.0悪くなかった

2024年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

•普通に面白かった!
•マグニートー結構好きかも

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ゆうと

2.0地雷原に突っ込むのは「勇気」ではない

2023年12月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

最初にX-MENの最新作が「ダーク・フェニックス」だと聞いたとき、正直「やっちまったな~」と苦笑いした。
考えてもご覧なさい。全能のミュータントとかいう触れ込みの時点で、バトル漫画のハイパーインフレ感しかない。
何でも貫く矛みたいなもので、「それ、本当なら壁に立て掛けられないよね」と真顔でツッコミたくなるシロモノである。

そんなもの、常人にどうこうできるもんじゃない。S級ミュータントだってどうにもならん。
そんな不安を抱えつつも観たのは、アメコミ映画の先駆けとして、MCUの後塵を拝しつつも泥臭く粘ってきたX-MENへの愛ゆえだ。

結論としては、まぁ予想通りと言うか、大味でアクロバティックな話でしたな。
アクションはなかなか好みだった。特に終盤のエリックはめちゃめちゃ強くて格好良くて、本当に好き!
私は自分がチャールズ派だと長らく信じていたけど、本当はエリック派だったのかもしれん。

タイトルロールでもあるジーンは、この映画の主役なわけだけど、実際こんなに共感できない主人公もなかなか珍しい。
自分の境遇に怒るばかりで、反省とか後悔とか罪悪感とか、心の「揺れ」みたいなものが一切見えてこないんだもの。
彼女はチャールズに嘘をつかれている訳だけれども、それだって「嘘つき!」ってなる前に考えることがあるでしょ。最初に受ける感情が「裏切られた!」なの?何かおかしくない?

「設定の大風呂敷感」プラス「主人公の魅力のなさ」というハンデを抱えながらどうにかゴールした。そんな印象だった。
エリックが最高に格好良いだけに、本当に残念。
「マイノリティの自己実現」という、圧倒的に時代にフィットした素養がありながら、何故ストーリーに活かせないのか?
もし今後もX-MENで映画を作るなら、もっとその素質を活かした映画を撮って欲しい。
あと、ジーン・グレイで脚本を作るのはいい加減諦めた方が賢明だ。

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つとみ

4.0愛する仲間がマーベル史上最大の脅威となる!

2023年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

なんだか今回のX-MENは冒頭からラストまで常に暗い雰囲気で進み、どっしりと重苦しい感覚を受ける展開。おもわず、これが本当にX-MENシリーズなのかと思わせるほど。壮絶なフィナーレに向けているかの如くです。

それもそのはず、前半でいきなり重要なミュータントが命を落としてしまうのです。こんなにも早くに衝撃を見せられるのですから、そこからは不安という気持ちで鑑賞せざるおえないのです。

"スペシャルな存在"として、これまでもミュータントの悲しい過去や苦しみをX-MENシリーズでは描いてきましたが、これまでも増してジーンの過去は悲しく重くあります。抑制が効かなくなった彼女は、見境もなく愛するものを不幸にしてしまうのですが、劇中でも語られる「ギフト(能力)は使い方によって便利にも凶器にもなる」という言葉のように、完全にジーン次第で天使にも悪魔にも変れるのです。

監督自身も「本作はこれまでのシリーズとは大きく異なる」と言っていますが、まさに苦悩です。ジーンの苦悩、ミュータント達の苦悩など感情が生々しく描かれています。

今回の敵はいったい誰なんでしょうか?ダークサイドのジーンでしょうか?やっぱり人間達なんでしょうか?マグニードなんでしょうか?いやどれも違いました。一気に宇宙という存在まで広がり、想像を絶する強敵が存在したのです。

なんだ!?これは今までのX-MENをストーリーとしても遥かに超越しまってます。なんだか次元が別格というべきでしょうか。集大成であることは間違いありません。

本作、長きにわたり続いてきた、X-MEN最終章ともいわれています。20年の歴史の終焉になりますが、それにしても壮絶な結末やしませんかね。思わず涙が出てしまうほどです。本当に、終わってしまうんでしょうか、残念でたまりません。

せめて終わるなら、原作コミックでは実現している、「X-MEN VS アベンジャーズ」を実現して欲しいぃ!!!

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だいふく