髑髏城の七人 アカドクロ
劇場公開日:2004年9月18日
解説
劇団☆新感線の代表作として多くのファンに支持される『髑髏城の七人(アカドクロ)』。初演から14年後の2004年、同タイトル・同作家・同演出家によるキャストのみ替えての二公演春秋連続上演という画期的な試みを成功させ、古田新太主演の『アカドクロ』を劇場用に映像化。ティ・ジョイの協力のもと、舞台の感動と映像の衝撃を融合させた。
2004年製作/160分/日本
配給:ティ・ジョイ
劇場公開日:2004年9月18日
ストーリー
時に天正18年。戦国の雄、織田信長が逆臣の手にかかり倒れはや8年。天下統一は、浪速の猿面冠者・豊臣秀吉の手でなされようとしていた。しかし、関東地方では平和の世になじまない野武士たち、織田、豊臣に抵抗して追われた一揆衆、侍の支配を嫌い流れ込んだ苦界の民たちが、牙城を築いて抵抗していた。ところが、その関東をまたたく間に手中に収める者がいた。黒甲冑に身を包んだ武装集団「関東髑髏党」の首魁、自らを<天魔王>と名乗る仮面の魔人である。関東の大平野に忽然とそびえる漆黒の城こそ、彼らの根城、髑髏城だった。天下統一を狙う秀吉の最後にして最大の敵、天魔王。風雲急を告げる関東平野に、奇しき縁にあやつられるかのように、集まる者たち。関東髑髏党に追われる沙霧(佐藤仁美)を、行きがかりから助けた謎の浪人・狸穴二郎衛門(佐藤正宏)と、玉ころがしの捨之介(古田新太)。彼らは、色街無界の里の主人である無界屋蘭平衛(水野美紀)に、かくまってくれるよう頼む。そこには関東随一の大太夫こと、極楽太夫(坂井真紀)、関八州荒武者隊を名乗る抜かずの兵庫(橋本じゅん)らがいた。沙霧を追う髑髏党の斬光の邪鬼丸(山本亨)は、無界の里に隠れる沙霧を見つけ出し、里を襲う。そこに突然現れた天魔王によって、捨之介と蘭平衛たちの過去が明らかになる。さらに、天魔王の魔の手は、捨之介の旧知の刀鍛冶の贋鉄斎(梶原善)にも伸びるのだった。時代の裂け目に現れた名もなき七人の戦いが、いままさに始まろうとしていた。