ゲキ×シネ「けむりの軍団」
劇場公開日 2020年7月10日
解説
「劇団☆新感線」が旗揚げ39周年にあたる2019年に「39サンキュー興行」夏秋公演として古田新太、池田成志、早乙女太一、清野菜名らの出演で上演した、痛快人情時代劇「いのうえ歌舞伎《亜》alternative『けむりの軍団』」を、同劇団の舞台を映画館のスクリーンで堪能できる「ゲキ×シネ」作品として映像化。大名・目良家が統治するとある国。軍配士としてさまざまな主君のもとで目良家と戦いながら、今は浪人の真中十兵衛。口八丁で戦国の世を生きてきた謎の浪人・美山輝親。2人は政略結婚で目良家の正室となり、目良家と厚見家の同盟を反故にされたことから城外へと逃げた厚見家当主の妹・紗々姫から、厚見の城まで自分を送り届けてほしいと頼まれる。そんな彼らに敵か味方かわからない、さまざまな人物が立ちはだかり……。演出はいのうえひでのり。作は「乱鶯」以来の「新感線」参加となる倉持裕。
2020年製作/159分/G/日本
配給:ヴィレッヂ、ティ・ジョイ
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観劇にも興味がなく、ミュージカル映画さえあまり得意ではない私が唯一自ら進んで観ているのが、ゲキシネ作品かもしれません。
今回のけむりの軍団もあっという間の3時間でした。また今はこんな時期だから難しいかもしれませんが、もし機会があれば実際に生の舞台も是非見てみたいと思っています。
・古田新太、池田成志のベテランが笑いに振り切る。
・清野菜名は可愛くてアクションもできて良し。
・早乙女太一とコメディは食い合わせ悪し。
・乱鶯の重厚感が好きだったので、今回の倉持脚本は意外。中島かずきに寄せてるような…。
2020年7月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
古田新太、高田聖子はさすがの演技。清野菜名の姫がかわいい。
2020年7月13日
Androidアプリから投稿
日頃、ぼーっと生きてるので、チコちゃんにぼーっと生きてんじゃねえよ!と叱られそうな私ですが、この作品には全くぼやぼやしていられませんでした。
敵か味方か!ぼやぼやしてたらあっという間にけむに巻かれてしまいます。
人は目に見えないもの程恐怖を感じるのでしょう。
走れメロスのような設定と、古田新太と池田成志の組み合わせは絶妙でした。
早乙女太一は前半はおとぼけキャラが意外でした。後半の川原正嗣との殺陣がめちゃくちゃカッコよかったです。
妾腹の子である苦悩を描き、いつ殺されるか怯えてわざとアホなフリをしているような裏表のあるキャラだともっと素晴らしかったんじゃないかと感じながら観ていました。再演があればそこを強化してほしいなあ。
清野菜名はお転婆なお姫様がピッタリでした。
劇団員のオールスターズのような出演者たちは、安定感のある演技でワクワクさせてくれました。
最後は煙が消え去り、晴れ渡った紅葉の爽やかな秋晴れという清々しさ。
高倉健の映画を観ると帰りは健さんになった気分で帰る人が多いと聞きますが、古田新太主演の作品も同じですね。
古田新太になった気分で粋に颯爽と人波をかき分けて劇場を後にしました。
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