さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

劇場公開日:

解説・あらすじ

前年に公開され大きなブームとなった劇場版「宇宙戦艦ヤマト」の続編。総集編だった前作とは異なる完全新作の劇場版で、地球の新たな脅威となる白色彗星帝国と決死の覚悟で戦いに挑む宇宙戦艦ヤマトとその乗組員たちの旅路を描く。

西暦2201年。ガミラスとの戦いの傷も癒えた地球は、大いなる繁栄の道を歩んでいた。地球の危機を救ったヤマトも今や廃船処分となり、新兵器の拡散波動砲を装備した新鋭戦艦アンドロメダが就航していた。ヤマトのクルーだった古代、島らも一線を退き、惑星間資源輸送船団の護衛任務にあたっていたが、ある輸送航海の途中、古代は未知の星から地球に救いを求める信号をキャッチする。危機を感じた古代らは海底ドックに眠るヤマトに再び乗り込み、新たなる旅へと発進する。

1978年に公開当時、アニメ映画として史上初の観客動員400万人を突破する大ヒットを記録した。前作から続投の舛田利雄に加えて、松本零士も監督を務めた。2024年1月、4Kデジタルリマスターでリバイバル公開。

1978年製作/151分/G/日本
配給:バンダイナムコフィルムワークス
劇場公開日:2024年1月5日

その他の公開日:1978年8月5日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・声優・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6

(C)東北新社/著作総監修 西崎彰司

映画レビュー

2.0アニメブーム黎明期の繋ぎ的存在

2025年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

悲しい

興奮

第1作目テレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」全26話に於いてテーマは全て語られていたものの巷の続編要望に応える形で制作されたビジネスや話題性に舵を切った別作品と捉えるのが宜しいかと。確かに映画第1作でヤマトの物語や概要はある程度は知り得てもテレビ全26話を根気よく視聴している人は少ないからヤマトのキャラやメカを使ってもう一度映画として商売、収益を上げようと考えるのは西崎Pならずとも当然であろう。
しかしテーマ性については第一作では「生き抜く」が常にドラマの根底にあったのに対しこの「さらば」のラスト間際では沖田(幻影)が迷える古代に「命が残っているじゃないか」と成功する可能性が微塵もない敵巨大艦への特攻を間接的に推奨しており古代もそれに素直に従うのだが(最終的にはテレサの加担によって成功)、これでは日本古来からの忠臣蔵等の浪花節で得られる悲劇によるカタルシス止まり。
また物語もダメ出し(違和感)箇所が多く「テレザートからの信号受信だけで敢えてヤマトで出撃する理由が弱い」「その理由が極めて曖昧なのに集まる多くの元乗員」「元乗員を阻止せずにヤマトにフリーパスしている防衛軍司令部」「かつては人類を滅亡に追いやったデスラーを受け入れる古代」「彗星帝国の中枢部たる動力室に正攻法の敵の侵入を許した上に破壊される防衛軍」などなど

とは言えこのヤマトブームが雑誌の創刊や翌79年の劇場版999や初代ガンダム(テレビ)に続き80年代以降も業界の活性化へ繋がるので一概に当作品を否定するものではありません。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
あすか6102

3.0ヤマト不滅シリーズ化

2025年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ガミラスとの闘いから復興しつつある地球でヤマトの隊員も各々職務をこなし、ヤマトの廃船が決まる一方、未知の星から地球に救いを求める信号をキャッチし、白色彗星とやらが勢いよく迫ってくる。

70年代ものすごい人気を博した宇宙戦艦ヤマトだったのをよく覚えていて、今作は初回ストーリーとは違う完全新作だった。確か興行収入が良いことに83年の完結編までヤマト復活を繰り返して、最終的にお腹一杯で完結編を迎える。

45年以上前のアニメとしては作りが別格で凄いとは思うが、構成がぶつ切りで繋がりに無理が垣間見えたし、妙に壮大なシーンしている臭さはツッコミどころ。
最後は特攻を美化しているようで戦後30年ちょいしか経っていなかった当時の感覚には今観るとちょっと引くな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Soulman

4.5さらばヤマト‼️

2025年2月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、TV地上波

泣ける

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
活動写真愛好家

3.0電影クロスゲージの明度はいつも20!

2024年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

昨年末の「ヤマト」に続いて実に45年ぶりの劇場での「さらば」。男なら混雑するとわかっていても観なければならない時がある!(松本零士つながり)と、どうせ観るなら同志であふれているだろう週末の新宿ピカデリーにわざわざ足を運んだところ、開場時間にロビーにできた中高年者の行列は命令を無視してドックに集結するヤマト乗組員のごとし。

…だったわけだけど、21世紀も四半世紀が過ぎようかという現在、沖田艦長の歳をとっくに超えてしまったおっさんには、正直、今はなき千葉・東映パラスで涙したあの感動はどこへやら。そもそも「平和ボケ」の地球から勝手にヤマトが発進するのは軍の一部が暴走してるとしか思えないし、終盤の仲間たちの戦死乱れ打ちから、超弩級戦艦への特攻シーンで沖田の霊が「まだ命という武器が残っている」のセリフなど、感動させんがために人の死が配置されているのがキツすぎる。

テレビ放映をダイジェスト化したヤマト劇場版は、同時期放映されていたアメリカ横断ウルトラクイズと同様、26話をかけて少しずつ目的地に近づく希望の物語であったけど、さらばは命と引き替えに勝利を目指すんじゃ、やはり特攻賛美と言われるのもやむなし。前作で「戦うことじゃない、愛し合うことだった」の古代の名台詞はどこいったんだ?という気すらするのだが、かくいうオレも上映中に場面ごとに感想をぶつぶつ呟きあう同じ座席列のジジイたちを拡散波動砲で殲滅したい気分だったので、偉そうなことは言えない。

最後に、地球の描写でデスラー以上に西崎義展似のモブキャラがいたような気がするのと、シミーズ一丁に白ブーツという森雪のサービスカット、絶頂期のジュリーの歌声に1点プラス。

コメントする 2件)
共感した! 4件)
ジョンスペ

「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ関連作品

他のユーザーは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」以外にこんな作品をCheck-inしています。