マット・デイモン
1988年、ハーバード大学在学中にジュリア・ロバーツ出演の「ミスティック・ピザ」で映画デビューし、その後大学を休学して「青春の輝き」(92)、「ジェロニモ」(93)、「戦火の勇気」(96)などに出演する。役に恵まれずなかなかブレイクに至らなかったが、親友のベン・アフレックとともに脚本を執筆・出演した「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(97)でアカデミー脚本賞を受賞し一躍注目を浴びる。その後「プライベート・ライアン」(98)を経て「リプリー」(99)では主演を務め、「オーシャンズ11」(01)で人気の若手スターに。同作のスティーブン・ソダーバーグ監督や共演者のジョージ・クルーニーとは続編2本でもコラボレートし、それぞれの監督作にも多数出演する。02年の「ボーン・アイデンティティー」に始まる「ジェイソン・ボーン」シリーズで主演を務め、2作目「ボーン・スプレマシー」(04)以降のメガホンをとったポール・グリーングラス監督とは「グリーン・ゾーン」(10)でもタッグ。06年にはマーティン・スコセッシ監督のアカデミー賞受賞作「ディパーテッド」とロバート・デ・ニーロ監督の「グッド・シェパード」で主演を務めた。その後もクリント・イーストウッド監督の「インビクタス 負けざる者たち」(09)でアカデミー助演男優賞にノミネートされた他、コーエン兄弟の「トゥルー・グリット」(10)や、クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」(14)など名監督の作品で活躍。リドリー・スコット監督の「オデッセイ」(15)でゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の主演男優賞に輝き、アカデミー主演男優賞に初ノミネートされた。