青春の輝き

劇場公開日:

解説

エリートたちが学ぶ名門高校を舞台に、8人のクラスメイトの姿を描く青春ドラマ。監督は「F/X 引き裂かれたトリック」のロバート・マンデル。製作は「ブラック・レイン」のコンビ、スタンリー・R・ジャッフェとシェリー・ランシング。エグゼクティヴ・プロデューサーはダントン・リスナー。脚本はディック・ウルフと「ナッツ」のダリル・ポニクサン、撮影は「ケープ・フィアー」のフレディ・フランシス、音楽は「ゴースト ニューヨークの幻」のモーリス・ジャールが担当。主演はEncino Manのブレンダン・フレイザー、アメリカン・レパートリー・シアターの舞台で知られるマット・ダモン、「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」のクリス・オドネルほか、若手の注目俳優たちで固めている。

1992年製作/アメリカ
原題:School Ties
配給:パラマウント映画=UIP
劇場公開日:1993年5月8日

ストーリー

1955年、ニュー・イングランドの大学予備高校の名門セント・マシューズにフットボールの奨学生デイヴィッド(ブレンダン・フレーザー)が編入した。最終学年の転入、そして労働階級の出身ということで多くの生徒から注目されていた。ルームメイトのクリス(クリス・オドネル)、フットボール部のチームメイトであるリップ(ランダル・バティンコフ)、コナーズ(コール・ハウザー)、ディロン(マット・ダモン)、マクギヴァン(アンドリュー・ロワリー)ら口は悪いが気のいい仲間たちがデイヴィッドの友人になった。舎監でもあるフランス語教師のクリアリー(ツェリコ・イワネク)との対立、フットボールの試合での活躍、そしてパーティーで知り合ったディロンとつき合っているサリー(エイミー・ロケイン)との恋。そんなある日、クリアリーのサディスティックなまでの厳しい授業に耐えられず、マクギヴァンがノイローゼになって対立してしまう。そして逆転勝ちしたフットボールの試合後のパーティで、サリーが突然デイヴィッドとつき合っていることをディロンに告白してしまった。気まずくなったデイヴィットとディロン。そんな時、ディロンはデイヴィッドがユダヤ人であることを知り、それをクラスメイトに話してしまう。仲間たちから敬遠され始め、サリーとも気まずくなってしまったデイヴィット。そしてテスト中誰かがカンニングして先生にバレてしまうという事件が起きた。犯人はディロンだったが、デイヴィッドが濡れ衣を着せられそうになる。しかし目撃していた級友の証言で真相がわかり、ディロンは退学処分になるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0その輝きをくすませないことを祈る

2023年1月19日
PCから投稿
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昭和ヒヨコッコ砲

5.0最初はハリウッドスターの無名時代の青春映画かと思った。ところが鑑賞...

2021年12月22日
PCから投稿

最初はハリウッドスターの無名時代の青春映画かと思った。ところが鑑賞するとアメリカのユダヤ人差別がテーマの社会派映画である事が分かった。ちなみに舞台となるニューイングランドにはニューイングランド・ペイトリオッツというNFLのチームがある。映画を通じて知ったユダヤ人差別。 1955年のアメリカはこんな時代だったのかとショック。更に調べて見ると黒人差別と同レベルで行われたユダヤ人差別。アメリカの黒人差別は有名だし黒人差別を扱った映画は多いが、 同じくらいに酷かったユダヤ人差別は意外と知られてない。ヒットラーのユダヤ人差別は、 ヨーロッパだけでなくアメリカにも影響していた事が分かる (余談ながら欧米を巻き込んだヒットラーの政治は凄い)。映画でもユダヤ人と分かった途端に露骨な差別が始まったが 実際にはあの程度では済まなかっただろうと思う。主人公がユダヤ人である事を隠すのも分かるが、 フットボール部がユダヤ人をスポーツ推薦で入学させるのは藁を掴む思いだろう。パーティーで実はユダヤ人だと漏らしてしまうのは、 当時の考え方としては死刑宣告に等しい内容である。

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