アダム・ドライバー
カリフォルニア州サンディエゴ生まれ、インディアナ州育ち。高校時代に演劇を始めるが、9・11同時多発テロをきっかけに海軍に入隊。マウンテンバイクで事故を起こし胸骨を骨折したため退役し、ジュリアード音楽院で演劇を学ぶ。2009年に卒業してまもなくTVシリーズで俳優デビューを果たし、舞台作品にも参加。11年の「J・エドガー」で長編映画に初出演後、12年に始まった人気TVシリーズ「Girls ガールズ」でレナ・ダナム演じる主人公の相手役を演じ米国内で徐々に知られるようになる。一方で、映画「フランシス・ハ」(12)、「リンカーン」(12)、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(13)と有名監督の作品にも出演。14年には、映画「ハングリー・ハーツ」で第71回ベネチア国際映画祭の最優秀男優賞を受賞し、15年から始まった「スター・ウォーズ」の3部作ではカイロ・レン役に抜てきされ、世界的に名を知られるようになる。その後も「パターソン」「沈黙 サイレンス」(ともに16)、「ローガン・ラッキー」(17)、「ザ・レポート」(19)などの話題作で存在感を発揮し、ハリウッドの演技派俳優の中でも群を抜く存在となり、「ブラック・クランズマン」(18)、「マリッジ・ストーリー」(19)で2年連続のアカデミー主演男優賞ノミネートを果たした。