【全米映画ランキング】「DUNE デューン 砂の惑星」がV 「フレンチ・ディスパッチ」が9位に
2021年10月27日 14:00

3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、「ブレードランナー 2049」「メッセージ」「灼熱の魂」のドゥニ・ビルヌーブ監督によるSF超大作「DUNE デューン 砂の惑星」が約4010万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は1984年にもディノ・デ・ラウレンティス製作総指揮、デビッド・リンチ監督によって映画化されたフランク・ハーバートの古典SF小説を新たに映画化した作品。西暦10190年、荒涼とした砂の惑星アラキス(通称デューン)を舞台に、宇宙で最も価値のある抗老化作用を持つ香料「メランジ」を巡る謀略や戦争、そして新たな救世主による革命が壮大なスケールで描かれる。2部作構想で本作は第1部にあたる。
ワーナー配給作品なのでHBO MaxのPVODもあり、北米でのOP興収は未知数だったが、業界予想を1000万ドル上回る4000万ドル超の好スタートを切った。欧州やアジアなどでは北米に先駆けて公開されており、全世界興収は約2億3000万ドルに達している。
出演は主人公ポールにティモシー・シャラメ、ポールの母ジェシカにレベッカ・ファーガソンのほか、オスカー・アイザック、ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・モモア、チャン・チェン、ステラン・スカルスガルド、デイブ・バウティスタ、シャーロット・ランプリング、ゼンデイヤ、ハビエル・バルデムなど豪華スターが集結。脚色は「フォレスト・ガンプ 一期一会」「インサイダー」のエリック・ロス、「プロメテウス」のジョン・スパイツ、ビルヌーヴ監督が担当した。
2位は前週首位だったジェイミー・リー・カーティス主演のホラー「ハロウィン KILLS」。10日間の累計を約7300万ドルとし、1億ドルが射程圏内に。3位「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は公開3週で累計を約1億2000万ドルとしている。4位には「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」が続いた。
約730万ドルのOP興収で5位デビューとなったのは、不良品ロボットと少年の心温まる交流を描いた英米合作のCGアニメ「ロン 僕のポンコツ・ボット」。ロンドン拠点の新進スタジオ「ロックスミス・アニメーション」の第1作だったが、爆発的なデビューとはならなかった。ロックスミスは現在、22年にNetflixで配信予定のアニメ「Escape from Hat」を製作中。
そして、50館超での限定上映ながら約130万ドルのOP興収を記録したウェス・アンダーソン監督の第10作「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」が初登場9位にランクイン。フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で活躍する一癖も二癖もある記者たちの物語を3部構成で描いた群像コメディで、今年のカンヌ国際映画祭のコンペにも出品された。キャストはオーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、シアーシャ・ローナン、マチュー・アマルリック、レア・セドゥに、アンダーソン作品初参加のベニシオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライト、エリザベス・モスなど豪華俳優陣が集まった。
ハロウィーンを迎える今週末は、エドガー・ライト監督の新作「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」(トーマシン・マッケンジー&アニャ・テイラー=ジョイ主演)などが公開される。

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