【全米映画ランキング】「ジョーカー」再び首位に A24の新作「The Lighthouse」が8位にランクイン
2019年10月30日 14:00

[映画.com ニュース] ハロウィーンを迎えた全米ボックスオフィス。先週末は3本の新作がランクインしたが、前週2位の「ジョーカー」が約1890万ドルの興収で再び首位に立った。
同作の北米での累計は約2億7700万ドル、全世界での累計は約8億5100万ドルに到達。北米で3億ドル超えは確実、全世界では10億ドル超えも見えてきた。
僅差で2位となったのは前週首位の「マレフィセント2」。こちらの北米での累計は約6500万ドル、全世界では約2億2900万ドルとなっている。最終興収は北米で1億ドル超、全世界で4億5000万ドル近辺になりそう。
約886万ドルのオープニング興収で5位デビューとなったのは、TVシリーズ「YOU 君がすべて」のエリザベス・ライル主演のホラー「Countdown」。看護師のクイン(ライル)は自分の余命が分かるアプリ<カウントダウン>をダウンロードし、試してみたところ「余命3日」と出てきたため、あらゆる手段を講じて生き残ろうと試みるが……。「インスタント・ファミリー 本当の家族見つけました」のプロデューサー、ショーン・アンダースが製作。「インスタント・ファミリー」「パパVS新しいパパ2」でアンダースのアシスタントを務めていたジャスティン・デックがメガホンをとった。
5位と僅差の約835万ドルで初登場6位となったのはナオミ・ハリス主演のアクションスリラー「Black and Blue」。退役軍人のアリシア(ハリス)は故郷ニューオーリンズで新人女性警官として働き始めるが、先輩の汚職警官らによる麻薬密売人の殺人を目撃してしまう。汚職警官から撃たれるも窮地を脱したアリシアは、彼らの犯行を自分が記録していたことに気づき、<真実>を晒すため腐敗した同僚や黒人コミュニティの目から逃れながら反撃を開始する。共演は「ワイルド・スピード」シリーズのタイリース・ギブソン。撮影に「ヒート」「インサイダー」「パブリック・エネミーズ」などマイケル・マン監督作で知られる巨匠ダンテ・スピノッティ。監督は「セックス・トラフィック 悪夢の週末」のデオン・テイラー。
拡大公開により約300万ドルの興収をあげ、前週15位から8位にジャンプアップしたのはA24の新作「The Lighthouse」。「ウィッチ」のロバート・エガース監督が、百数十年前の米ニューイングランドの灯台を舞台に2人の灯台守の男の運命を白黒の映像で描いたホラー。批評家からは高い評価を得ており、賞レースでも注目を集めそうだ。主演はウィレム・デフォーとロバート・パティンソン。製作総指揮にはアーノン&ヤリフ・ミルチャン親子、クリス&エレノア・コロンバス夫妻らが名を連ねている。
その他9位には、技術者で実業家のジョージ・ウェスティングハウス&ニコラ・テスラ陣営VS発明家トーマス・エディソンによる<電流戦争>を描いた、ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン、ニコラス・ホルト、キャサリン・ウォーターストン、トム・ホランド出演の歴史ドラマ「The Current War: Director's Cut」が入った。
今週末は、ジェームズ・キャメロンがプロデューサーとして復帰したSFアクションシリーズの最新作「ターミネーター ニュー・フェイト」(リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイビス出演)、エドワード・ノートン監督・主演の犯罪ドラマ「Motherless Brooklyn」(ブルース・ウィリス、アレック・ボールドウィン、ウィレム・デフォー、レスリー・マン、ボビー・カナベイル共演)に、マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロが「カジノ」(1995)以来24年ぶり9度目のタッグを組んだ本年度最大の話題作「アイリッシュマン」(アル・パチーノ、ジョー・ペシ共演)がネットフリックスでの配信を前に限定で劇場公開となる。
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