三浦友和、結婚記念日に男優賞!TAMA映画賞にオダジョー、蒼井優、松岡茉優らズラリ
2016年11月19日 21:15

[映画.com ニュース] 第8回TAMA映画賞の授賞式が11月19日、東京・パルテノン多摩で行われた。最優秀男優賞は「64 ロクヨン」「葛城事件」の三浦友和と、「オーバー・フェンス」「FOUJITA」のオダギリジョーが受賞。オダギリが「11月19日は、あの有名な松崎しげるさんの誕生日。そんな日に賞をいただけるとは」と挨拶したことを受け、三浦が「11月19日は、偶然ですが私たちの結婚記念日」と明かすと、会場を万雷の拍手が包み込んだ。
続けて三浦は、「妻(山口百恵)のおかげだと心から思っています。帰って喜びを分かち合いたい」とニッコリ。一方のオダギリは、抱負を問われると「わからないですねえ」ととぼけつつ、「まあ、なんとか生きていけるじゃないですか。アルバイトとかでも。やりたくない仕事をしてまでというよりは、『この作品だったら』という基準をどんどん狭めていけたら」と話していた。
同賞は、2015年10月~16年9月に公開された日本映画から選出。特別賞には「ディストラクション・ベイビーズ」が輝き、主演・柳楽優弥は「日本の映画祭の授賞式に出席するのは初めて。本当にうれしいです」と歓喜する。真利子哲也監督は「今作は暴力をテーマにしたので、次は穏やかな作品を」と述べ、柳楽は「ラブコメに出たい」と語り客席を喜ばせた。
さらに、最優秀女優賞には「ふきげんな過去」の小泉今日子と、「岸辺の旅」「家族はつらいよ」「オーバー・フェンス」の蒼井優。約5年ぶりに映画主演した小泉は「たくさん日本映画が公開されるなかで、この映画のこの役を賞に選んで頂けるのは奇跡に近いこと」とほほ笑み、蒼井は「これからも映画のなかで、皆さんと映画の喜びを感じながら生きていければと思います」と言葉に力を込めた。
最優秀新進女優賞は「ちはやふる 下の句」「猫なんかよんでもこない。」の松岡茉優、「バクマン。」「ディストラクション・ベイビーズ」などの小松菜奈。松岡は「いつも役によって同じ人だと思われないですが、それは光栄なこと。この中途半端な顔も、今は気に入っています(笑)」と笑顔を弾けさせる。引っ張りだこだった小松は、「マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 サイレンス』に参加しました。日本とは何もかもが違っていて、すごく刺激的でした。日本に限らず、海外作品も挑戦していきたいです」と決意を新たにしていた。
最優秀作品賞は山下敦弘監督作「オーバー・フェンス」と、阪本順治監督作「団地」。山下監督は「この作品は全員野球が合言葉。スタッフひとりひとりのアイデアが組み込まれ、自分の力以上のものができるという貴重な現場でした」と明かし、阪本監督は「(作風の)根っこには思春期の好むものや許せないものがある。時代に合わせて撮れないタイプですが、これからは以前とは違うものをやりたい」と抱負を述べた。
また、「オーバー・フェンス」「ディストラクション・ベイビーズ」が3冠。そのほか、最優秀新進男優賞を「葛城事件」の若葉竜也と「さようなら」「ディストラクション・ベイビーズ」「夏美のホタル」の村上虹郎、最優秀新進監督賞を「ふきげんな過去」の前田司郎と「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」の小泉徳宏、特別賞を「ジョギング渡り鳥」の鈴木卓爾監督およびスタッフ・キャスト一同が受賞した。
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