クリスティン・スコット・トーマス
英コーンウォール出身。フランスの国立舞台芸術技術学院で演技を学ぶ。1986年、「プリンス アンダー・ザ・チェリー・ムーン」で長編映画デビュー、88年の「ハンドフル・オブ・ダスト」でイブニング・スタンダード英国映画賞の新人賞を受賞する。英国アカデミー(BAFTA)賞助演女優賞を受賞した「フォー・ウェディング」(94)で広く知られるようになり、ハリウッドの「ミッション:インポッシブル」(96)にも出演。「イングリッシュ・ペイシェント」(96)ではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞などで主演女優賞にノミネートされた。以降、実力派女優として「モンタナの風に抱かれて」(98)や「ゴスフォード・パーク」(01)などで活躍し、「ずっとあなたを愛してる」(08)ではヨーロッパ映画賞の女優賞を受賞。08年はアントン・チェーホフの舞台「かもめ」でローレンス・オリビエ賞の最優秀女優賞も受賞した。近年の出演作に「危険なプロット」(12)、「パリ3区の遺産相続人」(14)、「フランス組曲」(15)などがある。05年にフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章、15年には大英帝国勲章DBEを授与された。