吉沢亮×横浜流星×渡辺謙 芸に人生を捧げる姿をとらえた「国宝」場面写真公開
2025年4月18日 18:00

吉沢亮が主演を務め、横浜流星が共演する映画「国宝」の新たな場面写真5点が披露された。歌舞伎の世界で芸に人生を捧げる主人公・喜久雄(吉沢)、梨園の御曹司・俊介(横浜)、そして歌舞伎役者の花井半二郎(渡辺謙)の美しく熱い姿がとらえられている。

人気作家・吉田修一氏の最高傑作と呼び声の高い「国宝」は、吉田氏自身が3年間にわたり歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身の作品。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描く。吉沢、横浜、渡辺に加えて、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作らが共演している。

メガホンをとったのは、「フラガール」(06)で第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞した李相日監督。初めて吉田修一作品に挑んだ「悪人」(10)は、日本アカデミー賞をはじめ国内の映画賞を総なめにし、海外でも高い評価を得た。
脚本は、相米慎二監督の「お引越し」(93)で脚本家デビューし、「八日目の蝉」(11)、「コーヒーが冷めないうちに」(18)などに加えて、アニメ映画「時をかける少女」(06)、「サマーウォーズ」(09)、「おおかみこどもの雨と雪」(12)を手掛けた奥寺佐渡子が執筆。撮影は、「アデル、ブルーは熱い色」で第66回カンヌ国際映画祭パルムドールを獲得したソフィアン・エル・ファニが担当した。本作は、第78回カンヌ国際映画祭「監督週間部門」(現地時間5月13~24日に開催予定)で公式上映されることが決定している。

抗争で父を亡くした任侠出身の喜久雄(吉沢)は、歌舞伎役者・花井半二郎(渡辺)の家に引き取られ、歌舞伎という新しい世界を知る。そこで半二郎の跡取り息子・俊介(横浜)と出会い、正反対の血筋を持つ2人は、芸に人生を捧げていく。

場面写真には、本物の役者になることを追求する喜久雄と俊介が、互いに熱い想いをぶつけ合うにらみ合いのシーンのほか、半二郎の厳しい指導のもと、覚悟をもって全身で芸にぶつかっていく喜久雄の姿などが切り取られている。
人間国宝・小野川万菊(田中泯)の一挙手一投足の動きを自分のものにしようと、真剣な眼差しで稽古に挑む俊介。さらに、未熟な喜久雄と俊介に厳しい稽古をつける、険しい表情の半二郎の姿も見ることができる。喜久雄と俊介が2人で奏でる、可憐な「二人藤娘」の舞台の場面カットもお披露目された。
「国宝」は6月6日から全国公開。
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