お引越し

劇場公開日

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解説

離婚を前提に別居に入った両親を持つ11歳の少女の揺れ動く気持ちの葛藤と成長を、周囲の人々との交流を通して描くドラマ。「東京上空いらっしゃいませ」の相米慎二の10作目の監督作。第一回椋鳩十児童文学賞を受賞したひこ・田中の同名作品を原作に、これがともに劇場映画デビューとなる奥寺佐渡子と小此木聡が共同脚色。撮影は「レイジ・イン・ハーレム」の栗田豊通が担当。ヒロインの少女・レンコは八二五三名の応募の中からオーディションにより選ばれた新人・田畑智子が演じた。相米作品にとっては初めての京都ロケで、また読売テレビが映画製作のための特別スポット枠を設けてスポンサードを呼びかけた製法方法も話題となった。キネマ旬報ベストテン第二位。

1993年製作/124分/日本
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画=アルゴプロジェクト

ストーリー

小学六年生の漆場レンコは、ある日両親が離婚を前提しての別居に入り父ケンイチが家を出たため、母ナズナとともに二人暮らしとなった。最初のうちこそ離婚が実感としてピンとこなかったレンコだったが、新生活を始めようと契約書を作るナズナや、ケンイチとの間に挟まれ心がざわついてくる。同じく両親が離婚している転校生のサリーの肩を持っては級友たちと大喧嘩したり、クラスメイトのミノルと話すうち思いついた、自分の存在を両親に考えさせるための篭城作戦を実行しかけてみたり。家でも学校でも行き場のなさを感じたレンコは、昨年も行った琵琶湖畔への家族旅行を復活させればまた平和な日々が帰ってくるかも知れないと、自分で勝手に電車の切符もホテルも予約してしまう。ホテルのロビーでレンコとナズナが来るのを待っていたケンイチは、もう一度三人でやっていきたいと語るが、その態度にナズナは怒る。その場を逃げ出したレンコは不思議な老人・砂原に出会う。砂原との温かいふれあいに力を得たレンコは、祭が最高潮を迎え、群集で賑わう中をひとりでさまよううち、琵琶湖畔で自分たち家族のかつての姿を幻視する。かつての幸福だった自分に向けて『おめでとうございます』と大きく手をふるレンコ。夏も終わり、レンコにとって、ケンイチやナズナにとって新しい風が吹きこもうとしていた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 カンヌ国際映画祭(1993年)

出品

ある視点部門
出品作品 相米慎二
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映画レビュー

4.0少女時代

不死鳥さん
2021年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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不死鳥

4.0三角テーブル

kossyさん
2021年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

5.0おめでとうございます

Kjさん
2021年5月5日
iPhoneアプリから投稿

独り一晩中、歩き続ける非常に長いシーンを経て、こちらも半ばまどろむ中で、明るむ湖畔に描き出される幻想的な画に繰り広げられる悲しき定め、自身の体験が重なりあって心が締め付けられる刹那に、それを切り裂く「おめでとうございます」の声。最初見て、訳もわからないぐらい泣けたのを思い出す。自分の幼さを抱きしめ、大人になった自分を積極的に受けとめる主人公。初潮と水に浸かるシーンはションベンライダーにも出てきたが、単に一少女のイニシエーションではなく、さまざまな祭りをモチーフに生と死を繰り返してきた人類の営みをも包含する名シーンである。
京都を舞台に田畑智子の表情が映える。日本の名画を立て続けて観たような表現の豊かさ。こちらが捨ておけない目力の強さを持つ。
桜田淳子も負けてはいない。ガラスを叩き割った後の形相。確かに「なんやその眼は」、しかし母親の眼の方が更にいっている。中井貴一も甲斐性なさをよく演じている。彼なりの一所懸命、役に罪を着せない演技。
男女関係の破綻ぶりも群を抜いた描き方で、その空気のいたたまれなさ、もはや修復不可能である様をこれでもかというほど盛り込んでくる。「良かったときみたいに3人で揃ってしもうて」と涙する桜田淳子。生理的拒否反応。殺傷力高し。
光と影のコントラストがついた画作り、鏡への映り込みだとか、急に大雨だとか、田畑智子の走る姿だとか、印象的な画が多い。監督作品初期に目立った奇抜さは不自然さがとれ、円熟味を増したというか、これまでやってきたことをうまく承継しながら、ここに大輪の花を咲かせた。
どうでもいいが、主人公の作文発表に続く子供の作文が酷すぎる。笑いもしっかりとってくる。

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Kj

5.0子供から大人へ

もっちさん
2021年3月28日
iPhoneアプリから投稿

『お引越し』というタイトルは、物理的なお引越しという意味ももちろん含んでいますが、精神的な、つまり子供から大人へのお引越しも含みます

この映画の主人公の年齢である12歳という年齢は、子供から大人へと移り変わるちょうどその境目となる年齢です

スタンドバイミーに登場する少年たちもちょうどこの年齢です

彼らは、それまでは大人に引っ張ってもらい人生を歩んできた訳ですが、この年頃になると少しずつ親からの自立を始めます

この映画は端的に言えば、ある少女の親からの自立物語です

最終的に彼女が自立出来たことは、最後、お母さんと2人で電車に乗って帰るシーンから感じ取ることができます

2人は電車の中で童謡『森のくまさん』を歌います

ある日(お母さん)
森の中(お母さん) 森の中(レンコ)
くまさんに(お母さん) くまさんに(レンコ)
出会った(お母さん) 出会った(レンコ)

花咲く森の道くまさんに出会った(一緒に)

くまさんの(レンコ) くまさんの(お母さん)
言うことにゃ(レンコ) 言うことにゃ(お母さん)
お嬢さん(レンコ) お嬢さん(お母さん)
お逃げなさい(レンコ) お逃げなさい(お母さん)

短いシーンですが、1番と2番でお母さんとレンコの順番が入れ替わっています

これまでお母さんに引っ張ってきてもらったレンコが、自立してお母さんを引っ張って行く側になった事をたった30秒程で表す素晴らしいシーンでした

もう1つ、印象的なシーンがあります

同じクラスの敵対している女の子と和解するシーンです

それまで、その女の子が仲のいい親を僻む様子を理解できず、いじめに近い行動を取ってしまいます

しかし、自分自身が親の離婚を経験することで、その女の子の気持ちが分かるようになります

その結果、その女の子と和解することができました

痛みを知っている人間は人の痛みが分かるようになります

人の痛みが分かる人間は人に優しい人間になれます

その事を経験した彼女はきっと誰よりも強く優しい大人になっていくことでしょう

そんな希望を感じさせる素晴らしいシーンでした

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もっち
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