今日はバレンタインデー! 「ショコラ」「ビフォア・サンセット」など、おすすめの恋愛映画5選【スイート編】
2023年2月14日 13:00
本日2月14日はバレンタインデー。大切な人に愛や感謝を伝える日であり、恋愛気分が高まる時期でもあります。この記事では、映画.comが名作・傑作をリスト化した「映画.com ALLTIME BEST」のなかから、見終わった後に多幸感に包まれるようなスイートな作品をご紹介します。チョコのお供に映画はいかがですか?
「ギルバート・グレイプ」などの名匠ラッセ・ハルストレムが、「イングリッシュ・ペイシェント」のジュリエット・ビノシュ主演で描いたファンタジックなドラマ。ジョアン・ハリスの同名小説を原作に、不思議なチョコレートを売る母娘が因習に囚われた村に変化をもたらしていく姿を描く。
古くからのしきたりに縛られたフランスの小さな村。北風とともにこの土地にやって来たヴィアンヌ(ビノシュ)とその娘アヌークは、孤独な老女アルマンドから店舗を借りてチョコレート店を開く。村人たちはヴィアンヌが作るチョコレートの不思議な美味しさに魅了され、心を解きほぐされていく。しかし厳格な村長レノ伯爵はそれを快く思わず、村人たちにヴィアンヌの悪口を言いふらしてチョコレート店への出入りを禁じてしまう。「ギルバート・グレイプ」でもハルストレム監督と組んだジョニー・デップが、ヴィアンヌと惹かれ合う青年ルー役で共演している。
リチャード・リンクレイター監督がイーサン・ホーク&ジュリー・デルピー主演で手がけた1995年製作の恋愛映画「恋人までの距離(ディスタンス)」の続編で、2013年製作の「ビフォア・ミッドナイト」へと続く3部作の第2作。9年ぶりに再会した2人がパリの街で過ごすひとときを、ほぼリアルタイムで描き出す。
列車の中で出会い、ウィーンで一夜だけを共に過ごしたアメリカ人青年ジェシー(ホーク)とフランス人女性セリーヌ(デルピー)。9年後、作家となったジェシーは新作のプロモーションのために訪れたパリの書店で、思いがけずセリーヌと再会する。彼の新作は、ウィーンでのセリーヌとの出来事をつづったものだった。2人は再会を喜び合うが、一緒に過ごせるのはジェシーがアメリカ行きの飛行機に乗るまでの短い時間だけ。街を歩きながら会話を重ねていく2人だったが……。13年にはさらに9年後を描いた「ビフォア・ミッドナイト」も製作された。
ハリウッドの人気女優と冴えない書店主の恋の行方をジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント共演で描いたロマンティックコメディ。ロンドン西部のノッティングヒルで小さな書店を営む男性ウィリアム(グラント)。ある日彼の店に、ハリウッド女優のアナ(ロバーツ)が訪れる。その後、ウィリアムは街角で偶然アナとぶつかってジュースをかけてしまい、近くにある自宅で彼女の服を乾かすことに。アナは不器用だが誠実な彼に惹かれ、2人は恋に落ちるが……。
脚本は後に「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」などを手がけるリチャード・カーティス。エルビス・コステロがシャルル・アズナブールの名曲をカバーした主題歌「She」も大ヒットした。
「ブギーナイツ」「マグノリア」のポール・トーマス・アンダーソン監督が、コメディ俳優アダム・サンドラーを主演に迎えて撮りあげた異色のロマンティックコメディ。
ロサンゼルス郊外の町で暮らすバリー(サンドラー)は、トイレの詰まりを取る吸盤棒のセールスマンとして真面目に働いている。7人の姉に囲まれて抑圧されながら育った彼は、突然キレたり泣き出したりと情緒不安定な一面を抱えていた。ある日バリーは姉の同僚であるリナ(エミリー・ワトソン)と出会い、次第にひかれ合う。その一方で、バリーは何気なくテレフォンセックスのサービスを利用したことから、思わぬトラブルに巻き込まれていく。
なお、主人公バリーが食品会社のマイルキャンペーンの盲点を突いて大量のプリンを買い占めるエピソードは、アメリカの実在の人物デビッド・フィリップスによる実話をモデルにしている。
トム・ハンクスとメグ・ライアンが共演を果たしたハートフル・ストーリー。
シアトルに住むサム(ハンクス)は、妻に先立たれ孤独な日々を過ごしていた。父を励まそうと、8歳の息子がラジオ番組で「パパに新しい奥さんを……」とリクエストする。切ないメッセージに心を動かされたのは、ボルチモアの新聞記者アニー(ライアン)だった。