橋本愛、第34回東京国際映画祭アンバサダーに就任!「人生まるごと救われた」映画祭での思い出
2021年9月28日 19:00

第34回東京国際映画祭のラインナップ発表会見が9月28日、東京ミッドタウン日比谷・BASE Q HALLで開催され、橋本愛が同映画祭アンバサダーに就任。「観客として作品を見たり、出演した作品を上映していただき、レッドカーペットを歩いたりとご縁がある映画祭。新たなご縁をいただき、ありがたい」と喜びを語った。
「この季節になると、ちょっと時間が空けば、(映画祭の公式)サイトを見て、行ってみようと思ったり。日常の延長線上にある」と思い入れも深く、「人生をまるごと救われた経験もある」と映画祭の思い出も。具体的には第30回東京国際映画祭の特別招待作品「エンドレス・ポエトリー」(監督:アレハンドロ・ホドロフスキー)を挙げ、「印象的だったのは『愛されなかったから、愛を知ったんだ』というセリフ。あっ、得られなかったから、何を求めているかわかるんだと目からウロコだった。人生を変えてくれた経験で感謝している」と振り返っていた。
期待する作品としては、オープニングを飾るクリント・イーストウッド監督の「クライ・マッチョ」、加えて「ダンスや舞踊に興味がある」という理由で、「Nippon Cinema Now」部門に出品される田中泯主演の「名付けようのない踊り」を挙げていた。

また、会見には「Nippon Cinema Now」部門で特集上映が組まれる吉田恵輔監督が出席。今一番海外へ紹介したい日本の映画人として、フィーチャーされ、自身のオリジナル脚本で挑む最新作「空白」や、「ヒメアノ~ル」「BLUE ブルー」などの上映が予定されており、「僕でいいんですかという気持ち。東京国際ってちょっと堅そうだし、スーツを着た人たちを見ると萎縮してしまう」と恐縮しきり。「見たくはない嫉妬や自己顕示欲といった恥部をさらけ出していて、それは自分自身の心。小さな男で恥部のかたまりですが(笑)、そんな自分でも変われる可能性があるぜってことを伝えたい」と作品づくりのポリシーを語っていた。
会見には橋本と吉田監督をはじめ、安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)、市山尚三(プログラミング・ディレクター)、石坂健治(シニア・プログラマー)、藤津亮太(「ジャパニーズ・アニメーション部門」 プログラミング・アドバイザー)が出席した。
東京国際映画祭は今年からメイン会場を六本木から日比谷、有楽町、銀座エリアに移転し、17年ぶりのプログラマー交代による部門改変を実施。映画館でのフィジカル上映を基本として「コロナを越えたその先の映画の在り方を考えていく」「国際映画祭としての『国際』色を高めていく」「男女平等、環境保全などSDGsへの積極的に取り組んでいく」という目的を踏まえつつ、大きなテーマとして“越境”というコンセプトを掲げる。
今年のコンペティション部門は2021年1月以降に完成した長編映画を対象に、113の国と地域から1533本の応募があった。フランスを代表する女優イザベル・ユペールがコンペティション部門の審査委員長を務めるほか、青山真治(映画監督/脚本家)、クリス・フジワラ(映画評論家/プログラマー)、ローナ・ティー(プロデューサー/キュレーター)、世武裕子(映画音楽作曲家)が審査員として、コンペティション部門の全15作品を審査する。
第34回東京国際映画祭は10月30日~11月8日に、日比谷、有楽町、銀座地区で開催される。オープニング作品「クライ・マッチョ」(クリント・イーストウッド監督)、クロージング作品「ディア・エヴァン・ハンセン」(スティーブン・チョボウスキー監督)のほか、「ガラ・セレクション」部門(これまでの「特別招待作品」部門から名称変更)には、ウェス・アンダーソン監督の最新作「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」をはじめ全10本がラインナップされた。
さらに、国際交流基金アジアセンターと東京国際映画祭が実施する「アジア交流ラウンジ」では、「ブリランテ・メンドーサ×永瀬正敏」「カミラ・アンディニ×岨手由貴子」「アピチャッポン・ウィーラセタクン×西島秀俊」「バフマン・ゴバディ×橋本愛」「イザベル・ユペール×濱口竜介」といった豪華トークも実施される。
映画界において、この東京国際映画祭がどんな居住まいであるべきか、世界を見渡しながら日本を見つめ、どういった映画祭にしていくべきかを、試行錯誤、尽くしている方たちの姿を毎年、見つめてきました。
「アリサカ」(フィリピン/監督:ミカイル・レッド)
「カリフォルニエ」(イタリア/監督:アレッサンドロ・カッシゴリ、ケイシー・カウフマン)
「クレーン・ランタン」(アゼルバイジャン/監督:ヒラル・バイダロフ)
「ザ・ドーター」(スペイン/監督:マヌエル・マルティン・クエンカ)
「その日の夜明け」(スリランカ/監督:アソカ・ハンダガマ)
「四つの壁」(トルコ/監督:バフマン・ゴバディ)
「オマージュ」(韓国/監督:シン・スウォン)
「ちょっと思い出しただけ」(日本/監督:松居大悟)
「市民」(ベルギー、ルーマニア、メキシコ/監督:テオドラ・アナ・ミハイ)
「一人と四人」(中国/監督:ジグメ・ティンレー)
「もうひとりのトム」(メキシコ、アメリカ/監督:ロドリゴ・プラ、ラウラ・サントゥージョ)
「復讐」(フィリピン/監督:ブリランテ・メンドーサ)
「ある詩人」(カザフスタン/監督:ダルジャン・オミルバエフ)
「三度目の、正直」(日本/監督:野原位)
「ヴェラは海の夢を見る」(コソボ、北マケドニア、アルバニア/監督:カルトリナ・クラスニチ)
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