【テレビ／配信映画リスト　8月12日～18日】記録を作った映画たちが大集合。ついに「シンエヴァ」がおうちで見られる！

2021年8月12日 17:00

「今週のおうちシネマ」では、今週から来週にかけて地上波テレビで放送される、もしくはVODサービス（Amazon Prime Video、Netflix、Disney＋）で配信が開始される作品をご紹介いたします。

※配信情報については全体の一部を抜粋してご紹介いたします。

「金曜ロードショー」では今週から3週連続でジブリ作品特集。第1弾の13日は、アニメーション作品として初めて日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した「もののけ姫」が登場します。

配信では、興行収入100億円突破でシリーズ最大ヒットを記録した「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が早くもAmazon Prime Videoで配信開始となります。

そのほかにも、大ヒットホラー映画の続編「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」や岡田准一、役所広司、有村架純ら豪華キャストが共演した「関ヶ原」など人気作が続々配信開始。

それでは、映画.comおすすめの3本をご紹介。

■「もののけ姫」
　日本テレビ　8月13日（金）午後9時放送

1997年に公開されると、大ヒットを記録し、当時の日本映画歴代興行収入第1位を記録。さらにアニメ作品として初の日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した、伝説の映画「もののけ姫」が「金曜ロードショー」で放送。

【あらすじ】
　室町時代の日本、北の果てに住む青年・アシタカは村を守るため、タタリ神に矢を放ったことで、死の呪いをかけられる。呪いを解くため、西方へと向かったアシタカは、犬神に育てられ、人々から「もののけ姫」と呼ばれる少女・サンと出会う。サンから森を去るように言われたアシタカは、犬神に襲われた甲六とともに、彼の暮らすタタラ場へと向かう。タタラ場のエボシ御前と、犬神・モロの君、サンとは因縁があり、「人間対山の神たち」の戦いが起きる。

人間社会からはじかれてしまった女性や病人が生きていくために作られたタタラ場。そのコミュニティのために、森を切り開き、森に住む生き物たちの場所が奪われていく……。多くの事柄は、ある一面では誰かにとっての正義に、一方では誰かにとっての悪となりうる、“共存”の難しさをひしひしと感じさせられます。

公開当時は小学生だった筆者も、ジブリで話題の作品ということもあり、両親に連れられて本作を鑑賞しに行きました。初めて見た時の感想は「よくわからない、けれどとても美しい」というものでした。大人になり作品を見直したとき、その深いテーマと美しい情景に、改めて感動を覚えました。お子さんがまだ小さくても、きっと心に残る作品になると思います。

また、一度見たことがあるという方も、いまだからこそ改めて考えさせてくれる部分がきっとあるでしょう。ステイホームが続くなかですが、離れていても作品を通じて、家族や友人と語りあうきっかけとなってくれる物語です。

■「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
　Amazon Prime Video　8月13日（金）配信開始

庵野秀明監督による大ヒットアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最新作にして、テレビアニメ放送から26年目の完結編。興行収入100億円を突破した、シリーズ最大ヒット映画がついに配信開始です。

2007年に公開された第1部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」、09年の第2部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」、12年の第3部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q」に続く今作は、「新劇場版」シリーズの集大成となっています。

また、Amazon Prime Videoでは、本作ができるまでの4年間に密着したドキュメンタリー「さようなら全てのエヴァンゲリオン～庵野秀明の1214日～」が同日に配信開始となります。お盆休みは、庵野監督や製作を支えた人々の思いとともに、作品を改めて一挙鑑賞してみるのはいかがでしょう。

■「エクストリーム・ジョブ」
　Netflix　8月15日（日）配信開始

韓国歴代興行収入ランキング1位（1396億ウォン＝約125億円、1ウォン＝0.09円換算）を獲得した大ヒットコメディ映画がNetflixで配信開始です。

【あらすじ】
　実績があがらず解散寸前となった麻薬捜査班の最年長・コ班長（リュ・スンリョン）はある日、国際犯罪組織の麻薬搬入情報を入手する。捜査員たちは犯罪組織を24時間監視するため、アジトの前にあるチキン屋を買い取り、偽装営業を開始。しかし、絶対味覚を持つマ刑事（チン・ソンギュ）の活躍で、チキン屋は一躍名店として名を馳せることに。捜査は後回し、チキン商売で大忙しとなったメンバーに、ある日絶好のチャンスが訪れる。

失敗ばかりでまともに捜査ができなさそうなコ班長率いるこのチームが、まさかのチキン屋としては大繁盛してしまうというちぐはぐコメディ。このチキンが本当においしそうなので、見ているだけでおなかがすきます。

ただ、ダメダメなだけのチームかと思いきや、クライマックスでは、それぞれが真価を発揮。その展開にも、ドキドキワクワクしてしまうんです。見終わったときには、その魅力にすっかりはまってしまい、「このチームをもっと見たい！　続編とかドラマとかないのか！」と調べまくってしまいました（ちなみに同じ製作チームによる「シークレット・ジョブ」という作品も。こちらでは、廃業寸前の動物園を舞台に、従業員が本物そっくりな着ぐるみをまとって動物に扮し、経営立て直しをはかる姿が描かれます）。