【全米映画ランキング】「ターミネーター ニュー・フェイト」が首位デビュー
2019年11月6日 13:00
[映画.com ニュース]4本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、シリーズの創始者ジェームズ・キャメロンが製作に復帰した人気SFアクションシリーズの最新作「ターミネーター ニュー・フェイト」が約2900万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
「ターミネーター」(1984)、「ターミネーター2」(1991)に続く正統な続編として製作された同作。「ターミネーター2」以来28年ぶりにリンダ・ハミルトンが主人公サラ・コナー役として復帰し、1997年の<審判の日>以降の新たな歴史と戦いが描かれる。共演にアーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイビス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ。メガホンをとったのは「デッドプール」のティム・ミラー。
2位は「ジョーカー」。先週末も約1400万ドルを稼ぎ、北米での累計は3億ドル目前に。北米以外でも6億3000万ドル超を稼ぎ、全世界興収を約9億3400万ドルとしている。
OP興収約1200万ドルで初登場4位となったのは「Harriet」。奴隷解放に命を捧げたアメリカの女性運動家ハリエット・タブマンの生涯を描いた伝記映画。タイトルロールにイギリス出身のミュージカルスター、シンシア・エリヴォ。共演にレスリー・オドム・Jr.、ジャネール・モネイ。監督は女優として「羊たちの沈黙」などに出演し、「プレイヤー 死の祈り」などの監督作で知られるケイシー・レモンズ。
エドワード・ノートンが「僕たちのアナ・バナナ」(2000)以来19年ぶりにメガホンをとったR指定サスペンスドラマ「Motherless Brooklyn」は、約365万ドルのOP興収で9位デビュー。ジョナサン・レセムの同名ハードボイルド小説「マザーレス・ブルックリン」を原作に、1950年代のニューヨークの闇が描かれる。主人公の私立探偵ライオネル・エスログにノートンが扮し、ブルース・ウィリス、アレック・ボールドウィン、ウィレム・デフォー、レスリー・マン、ボビー・カナベイルらが共演。
その他、ジェレミー・レナー、ハイジ・クルム、ジェームズ・フランコ、ジョン・クリース、オマール・シー、マイケル・マドセン、アンジェリカ・ヒューストン、アレック・ボールドウィンら有名スターがボイスキャストを務めたアニメ「Arctic Dogs」が10位に滑り込んだ。
今週末は、ローランド・エメリッヒ監督の戦争大作「Midway」(エド・スクレイン、パトリック・ウィルソン、ルーク・エバンス、アーロン・エッカート、デニス・クエイド、ウディ・ハレルソン、豊川悦司、浅野忠信出演)に、スティーブン・キング原作「シャイニング」の続編を映画化した「ドクター・スリープ」(ユアン・マクレガー主演)、ポール・フェイグ監督&エマ・トンプソン脚本のラブコメ「ラスト・クリスマス」(エミリア・クラーク、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ヨー、エマ・トンプソン出演)などが公開となる。