還暦を迎えたトム・ハンクスが明かす、“実在の人物”を演じる際の信条とは?
2016年7月11日 19:30

[映画.com ニュース] クリント・イーストウッド監督が、2009年に米ニューヨークで起こった航空機事故を映画化した「ハドソン川の奇跡」で主演を務め、7月9日に還暦(満60歳)を迎えたトム・ハンクスが、実在の人物を演じる秘けつを語った。
ハンクスは、これまでにも「アポロ13」(95)でジム・ラベル宇宙飛行士、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(02)で複数のFBI捜査官をモデルにしたカール・ハンラティ、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(08)でチャーリー・ウィルソン米下院議員、「キャプテン・フィリップス」(13)でリチャード・フィリップス船長、「ウォルト・ディズニーの約束」(13)でウォルト・ディズニー、「ブリッジ・オブ・スパイ」でジェームズ・ドノバン弁護士といった人物を演じ、実話を基にした作品群で輝きを放ってきた。
本作では制御不能になった飛行機をハドソン川に不時着させ、155人の乗客全員の命を救ったチェズレイ・“サリー”・サレンバーガー機長を熱演。それぞれの作品で本人になりきってきたが、ハンクスは実在の人物を演じる際の信条として、サリー機長を含む「僕はこれまで演じたすべての(存命する実在の)人々に会ってきた」と明かす。
役と真摯に向き合うハンクスらしい言葉だが「本当のことを言うとね、実在している誰かを演じるというのは大変なんだよ」とも。意外な発言の理由は「なぜなら、彼らが映画を見ることになるからだよ(笑)。彼らを怒らせたくないんだ」と、2度のオスカーを受賞した名優といえど、相当なプレッシャーにさらされていることをうかがわせる。本作でタッグを組むイーストウッド監督は「インビクタス 負けざる者たち」(09)、「J・エドガー」(11)、「ジャージー・ボーイズ」(14)、「アメリカン・スナイパー」(14)など実話ベースの作品を多数手がけており、互いに苦労を理解している両者の顔合わせに期待がかかる。
「ハドソン川の奇跡」は、アーロン・エッカート、ローラ・リニーらが脇を固める。9月24日から全国公開。

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